貞操を守る清貧かつ分け隔てない愛情を持つ美しき姫の話に心奪われる男性は多い。
そして悲劇のヒーロー小栗判官。
そんな照手姫ゆかりの地。誕生の場所 美女谷 七ッ淵に行ってみた。
今回は照手姫ゆかりの地探訪用地図も作成したので是非見てもらいたい!
神奈川県在住にして知るべき物語といえばいろいろあるが
やはり曽我物語と小栗判官くらいは知っていてもらいたい。
曽我物語は僕のブログでも度々登場しているが
今回は小栗判官。
相模の国の西の物語といえば曽我物語。
東の物語といえば小栗判官といってもおかしくない。
特に相模は小栗判官の許嫁、照手姫誕生の地だ。
浄瑠璃などで有名な小栗判官。
当然のごとくその相手役である照手姫に注目がいく。
しかも照手姫。昔の物語としては稀有な清廉潔白な女性として描かれている。
貞操を守り、清貧に身をやつし、よく働き、姿形などを気にせずに接する美しき女性。
そりゃ好きになっちゃう男性は多いだろう…
その照手姫の出自伝説地は神奈川に多い。
相模原が多いが
戸塚
そして相模原北部の旧相模湖町
もともと元となった話はあるだろうが
なにせ浄瑠璃が原題。
もちろん話を盛っているだろうことはよくわかるし
作り話的なものでもあるということもわかる。
なにせ横山党は確かに鎌倉期活躍した一族だが
照手姫が生まれた室町期には滅亡しているわけだから
横山党が出てくること自体がおかしな話だ。
しかしまぁその辺りをあるやなしやで突っ込むよりも
その物語自体を楽しんだ方が人生にはより豊かなものをもたらすのではないだろうか?
今回訪れたのはその照手姫が生まれ育ち、髪の毛を洗ったという七ッ淵。
車で訪れたがまぁ道のりは大変だった。
甲州街道を途中で折れ、山の中に進むは30分ほどだったろうか…
途中道がわからなくなり人に尋ねるなりしてやっとこさたどり着いた。
そもそも美しき姫なる存在がなぜこんな山奥に…
ということで照手姫描いてみました。
どうですか?雰囲気出てますか?
一説によるとその横山党は照手姫の実親ではなく養父だということだ。
しかも横山は悪党一味の親分
もしかしたら武蔵の七党と言われた横山党とは違う横山さんなのかもしれないが
それはさておこう。
しかしもう一説では横山は実親という話がある。
できればそちらの方が話としては面白い。
横山党との対立として小栗家が関与しているという設定でなんとなく
禁断の恋とう感じがして楽しい。
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そこにあるのは…
そう木彫りの彫刻だ!
この木彫りの彫刻。
当然のごとく照手姫だ。
照手姫が髪を洗っている姿を掘り出している。
だれだ?まるでタコだというやつは…
この彫刻はイギリス人彫刻家が作ったそうです。
ちゃんと立て看板もあります。
さてその噂の沢を登ってみましょう。
なんとも鬱蒼としています。
本当にこんなところでお姫様が生活していたんでしょうかね〜?
七ッ淵って感じの小さな水溜りが点々とあります。
やっぱここが七ッ淵なんですね。
こんな感じですw
さぁ一通り見ましたw
あっという間ですねw
でもこの照手姫に心を奪われた人は多いようです。
この地区も照手姫にちなんで美女谷というそうです。
そんな美しい姫がこんな山奥深いところにいたなんて
逆に魅力を増してしまいます。
そこで照手姫にまつわる伝承地を地図上にプロットしてみました。
皆さんも是非お近くの照手姫に出会いに行ってみてください!
<照手姫に会いたいならこのお宿!>
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