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2019年7月30日火曜日

【川崎 武蔵新城】手作り感と80's感が半端無い!Coffee&Kitchen すなどけい

川崎
このなんともカオスな町の一角に
武蔵新城という地区が有ります。
JR南武線の武蔵新城駅周辺なのですが
この街、なんというかちょっと今の時代において
置いていかれた感高い街。

周辺の街は武蔵溝ノ口やら武蔵小杉やらで
いまやイケイケどんどんの発展している地域。
その両方の街に挟まれるようにひっそりとあるのが武蔵新城なのです。

特に武蔵小杉の発展は著しく
高層ビルが立ち並び多くのハイソな方々が移住しつつある。

対してここ武蔵新城はまだその恩恵にはあずかっていないといった感じ。

しかし逆にそれがその街の味を出す。

ここ武蔵新城には未だに駅前商店街が健全と運営されているのだ。

最近は駅前商店街なるものもどんどんシャッターどおり化していき
それすら通り越して既にマンション群が立ち並ぶ街なども出てきている。

そんななか維持された駅前商店街がとても貴重なのはよくわかる。

その駅前商店街、新城北口はってん会の奥にこれまたなんとも懐かしい感じのカフェレストランがある。

それが...

Coffee&Kitchen すなどけい

だ...

今回はそのお店Coffee&Kitchen すなどけいをご紹介する。



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Coffee&Kitchen すなどけい

場所は武蔵新城駅北口をおりて
新城北口はってん会を通りその奥に有る。


あるいて3分といったところか...


マンションらしき建物の一階にそのお店はある。


なぜこのお店に入ろうとおもったのかというと地元飯にこだわりたかったから...

確かに駅周辺には色々なお店があるのだがそこはあくまでもチェーン店。
武蔵新城だろうが渋谷だろうが同じお店があれば同じ味に当たるということ


失敗はしないが成功が無い そして印象にも残らない

虎穴にいらずんば虎児を得ず

ということで地元らしいお店を探して行き着いたのがここということになる。

他にもスタイリッシュなお店などあったりもしたのだが

やはりちょっと古めというのがやはりいいよね。

入り口もなんとなくちょっと古い感じ。
とにかくこの「すなどけい」のロゴがいいじゃないか...


なんとなく80'sの漫画を見ている感じがする。

「タッちゃん!」なんて声が聞こえてきたりしてw

そんな感じの期待をしつつ扉を開けてみる。

中に入るとやはりそこに南チャンが居るわけではなく

年代を感じさせる老マスターとこれまた老顧客w
時代は流れたんだなぁ~なんて感じもしなくも無いw
(既にこのお店は僕にとって「南風」になってしまっているw)

とにかく席に着こうとしたが
以外にもフロアは広い。

柱と壁をはさんで奥側には窓際の席もあるのだが
どうせならこの80'sを楽しみたいと
内側に向いた席にすわす。

中を眺めてみると

年季というのを感じさせる。


しまいきれなくなった色々なモノ
が歴史を僕に教えてくれる。

一見見ると単なるゴミにも感じるが
それこそがココのお店を形づくっている
歴史でもあるのだろう。

更にそこに座っている客らしい年配の男性。
白髪交じりで禿げ上がった頭が
それもまた年季の内というような感じで
そこの場に溶け込んでいる。


まさに我が家といった感じで老マスターとも親しげだ。

言葉を交わさない。

しかし時々話が出る。

これがココの時間のようにも感じる。

席についてその老マスターがお水とメニューを持ってきてくれた。


メニュー








うん 結構色々な料理がある。
でもどれもなんとなく80'sを意識させるw

値段は1000円以下

うんなんとも良心的だ。

私は悩んだ挙句

ハンバーグステーキ 820円
コーヒーセット 220円

にした...


キッチンはフロアに対面している。
老マスターがキッチンで料理を作り始める音がする。

なんとも手作りな感じを受ける。

待っている間テレビが色々な情報を僕に伝えてくれているのを感じる。
しかしそんな情報はこの80'sの雰囲気に打ち消されていく。

時々マスターと声を掛け合う老顧客がまた逆に静かさを演出している。

10分ほど待つと
出てきた。


ハンバーグステーキ コーヒーセットだ


うんw なんとも手作り感満載!



予想通りで逆に嬉しくなる。


食べてみよう!


なるほどやはりなかなか美味しい。

そう レトロな味。


こういうところで食べると
僕達がいかに画一化した味に翻弄されているかを感じる。

ハンバーグ一つとってもその個性を感じてしまうのだ。

美味いもまずいも演出なのかもしれない。

ここのハンバーグ そしてそれに乗っている目玉焼き
ちょっとした焦げた感もまたそれが
風味となってこの80'sの空間に溶け込む。

味わいながら 時間を感じ 多分このお店が開店したばかりの頃
あの老マスターと老顧客も若い頃
居たであろう「南ちゃん」を想像しながら
この食事を摂って行くのはまたなんとも言えない時間の使い方のように感じた。

食事を摂りおわりふと目を上げると
あの老顧客はまだテレビを見ながら時折老マスターに声をかけている。

僕は老マスターにレジでお金を払い
そしてこの80'sのお店を後にした。





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