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2015年1月11日日曜日

伊豆国 五宮探訪の旅

初詣を兼ねて伊豆の国にある神社五宮を探訪するたびに出かけました。

今回はその探訪記です。

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ベーシックターム

伊豆国

伊豆国とは伊豆半島及び伊豆諸島を含む地域を言います。
国力は下国。要は小国な訳ですが延喜式によると延喜式神名帳に記載されている式内社が比較的に飛びぬけて多い地域。富士山を初めとする火山が多い地域なので災害という観点で国家的に注意すべき地域ということなのかもしれません。

伊豆の五宮

総社及び一宮 三嶋大社
二宮     若宮八幡(ただし三嶋大社境内への遷宮により二宮から外される)
       浅間神社(三宮から格上げ)
三宮     広瀬神社(四宮から格上げ)
四宮     楊原神社
五宮     日隅神社


伊豆神話(三宅記)

一部

天竺にうまれた王子(三嶋神)は父の怒りを買って流浪、支那、高麗を渡り考安天皇元年に日本に到来する。富士山山頂でまみえた高天原の神に安住の地、富士山南部の地を与えられ、白浜に宮を築き、伊古奈比咩命を后に迎えた。
しかし土地が狭かったので土地を広げようとするが、その前に一度天竺に帰国する。再び渡来した際、丹波で出会った翁媼との会話の中で、自身の名が「三嶋大明神」であること、正体が薬師如来であることを知る。翁(天児屋根命)からは「タミの実」をもらい、翁媼の子の若宮・剣宮・見目を連れて伊豆に向かう。そして孝安天皇21年、見目・若宮・剣の御子の3柱や竜神・海神・雷神などとともに伊豆諸島の島焼き(造島)を行なう。
7日7夜で10島を生み出した。その島々には自身の后を配置し、各后は王子達を産んだ。自身は三宅島に宮を営んだ。

二部

三嶋神は箱根の湖辺に住む老翁媼の女3人を大蛇(龍神)から救い、3人を后として三宅島に迎える。3人の后もまた多くの王子を産んだ。

三部

三嶋神は富士山において、東遊・駿河舞の芸を習得した壬生御館(みぶのみたち)という人物に出会う。御館は神々が造った島々を見ようと三宅島に渡来、三嶋神の命に応じて築地を築いた。推古天皇2年(594年)正月、垂迹の時を迎えた三嶋神は御館に奉斎を命じ、500年後に守護神となることを宣言、石笏を託して垂迹する。御館は息子の実正(実政)に東遊・駿河舞の技を、三嶋神は実成に亀卜の技を教えた。そして御館は本国へ帰り、三嶋神は白浜に飛び立ったが、その後も御館の子孫は三宅島において三嶋神を奉斎し続けたという。

詳細はwikipediaの三宅記で...


さてベーシックタームインストールは終了です。
小さな国 伊豆の国、しかしその神話はとても独自性がありますね。なんだかストーリーがあります。元々神とはその土地を造成した人だとも言われますが、伊豆には確りとした土地神がいるということなのでしょうね。
そもそも論とすれば伊豆は元来一ノ宮を三宅島、そして白浜にある伊古奈比咩命神社とすべきなのですが、遷宮を経て現在の三島の地に落ち着いたという経緯があるようです。

ありがたいことにそれら遷宮のおかげで伊豆の国五宮は全て三島市内にあり、とても回りやすい状況にあるわけです。そこで新年一気に駆け抜けてしまおうという計算でした。

もちろん第一にいくのは一宮であり、総社である三嶋大社です。
国道一号を箱根越え!

やはりターンパイクは最高です!天気も良かったので富士山くっきりでした。


箱根路を越えて国道一号を進むと三島市に差し掛かると三島市街地の看板が...
同時に三嶋大社と書かれている。
もうそこに入ればすぐ三嶋大社でした。

しかし行った日が一月第一日曜日!そりゃ混みます。
三嶋神社の駐車場は200円なのですがやはり混みまくり。
東京ディズニーリゾート張りに一時間待ち。
こりゃ辛抱たまらんと少し離れた駐車場に... 30分200円の駐車場でしたがそこに一台だけあいてました。


ほぼ初めての街。しかも歩ける範囲に四宮、五宮があるのでそれもいいだろうとトボトボ散策がてら三嶋大社に向かいました。

中々こじゃれた店などもある。電柱も埋設されているようで気分がいい!
およそ10分ほどで三嶋大社に到着しました。

三嶋大社 

 祭神は大山祇命・事代主神の二柱 しかしどちらも説でしかなく三嶋神の伝承 
 三宅記があるためもしかしたら別神ではないか?とのこと...祭ってる神がわからんって
 どういうこっちゃ?とも思いますがそれもいとおかしw

大きなお宮でした。そうですね~ 平塚八幡神宮と同じくらいという感じでしょうか?



解りませんよね 笑 鳥居をくぐって暫く行くとそこに舞殿があり、その向こう側に大きな社殿(三嶋大社では御殿というらしい...)が聳え立っていた。









重厚感のある屋根、つくりは権現造り。いわば日光東照宮や久能山東照宮の徳川家ゆかりの作り方のようです。
お参り。

すると敷地内、御殿を面前にすぐ左隣、旧二宮 若宮八幡社がある。こちらにももちろんお参り。


御殿右側には破魔矢やお守りなどがそろっている。そこを過ぎて参道のわき道に通じる帰り道進路を進むとそこに老木、金木犀があった。樹齢1200年。国の天然記念物だ。



そのままそこを過ぎて帰り順路を通るとその両脇に出店が連なっていた。


正面の旧東海道に出て左に折れる。
道を渡って一本奥の道を箱根方面に進むとそこにあるったのは伊豆国五宮

日隅神社

祭神:大己貴命



こじんまりとした小さな神社でした。



でも境内には立派な大欅が... 樹齢500年だそうです。中々ですよね。


実はそこから四宮も結構近い!ってことで歩いてトボトボと...
途中再び三嶋神社前に... そこに先ほどから少し気になっていた複合店舗施設?
大社の杜」というところがあったのでちょっと寄ってみる。


中々可愛らしい店舗が連なっていた。

今度ゆっくりきてみようと先を急ぐ

市役所を探し当て、その裏手に見えてきたのが、
伊豆国四宮

楊原神社(やなぎはらじんじゃ)

祭神:事代主命大山祇命



ここはやはり四宮 日隅神社に比べると多少大きめの神社でした。



水は出ていませんでしたが手水舎(ちょうずや)もありました。
早速お参り。
しかし境内には大きな欅が無数にあったのには驚きました。どれも樹齢400年だそうです。




そして蛙石っていうのもありました。

さてここから近いのが二宮である浅間神社なのですが三島駅方面で少し距離があるので車で行くことにして駐車場に向かいました。

途中単線の電車が...





これはもしや小田原にも走っている私鉄、伊豆箱根鉄道ではないかと電車の通過を待っていると...
やっぱりそうか~

小田原のほうは大雄山線、こちらは駿豆線です。
なんだか少し感動です。

車まで戻り、一路三島駅方面へ...

ものの五分程度で浅間神社近くの駐車場に...


伊豆国 二宮

浅間神社

祭神:木花開耶姫命、波布比売命
  (相殿神に瓊々杵命火明命火蘭降命彦火々出見命の4柱)



まぁ浅間神社ですからね木花開耶姫命がいるのは当然ですね。
しかしあれ?二宮なのに手水舎がない。
その代わりなぜか鳥居の下に大きな桶が...





まぁとにかくお参り。

そして隣にある芝岡神社にもお参りしました。




さてさていよいよ最後の三宮!
広瀬神社なのですが~~

なんと広瀬神社はあの有名な楽寿園の中に...


なんてこったい!楽寿園
年始のこの時期休園日...涙

ということであえなく五宮 全社めぐりはできませんでした... とほほ

しかしリベンジは果たすとして、何とか四社まではめぐれました。

それで今回はよしとしよう!

えがったえがった... 笑

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