ほとんどの温泉で男女がセパレートされてます。
まぁそりゃそうですよね
あたりまえといえばあたりまえ
今までがやたら緩すぎたともいえなくもありません
特にファミリー層や若い女性にターゲットを絞り始めた箱根などは
風俗が荒れやすい混浴が排除されるのは当然の話です。
神奈川県では現在混浴を行っているのは
ココ湯河原温泉 伊豆屋旅館
箱根湯本 湯さか荘
だけ...
昔は信玄館なんてのもあったんだけどあそこも今では
セパレートされてます。
そんな伊豆屋旅館に今回はお邪魔しました。
伊豆屋旅館
神奈川県と静岡県を分ける千曲川沿いの道を登っていきます。
県道75号線とぶつかりますがそれでも北上します。
すると湯河原温泉観光協会が左手にみえてくるのでそれを越してすぐ、
小さな橋が左手に見えてくるのでそこを左折。細い道を進んだ先に
伊豆屋旅館が見えてきます。
駐車場は建物のすぐ隣ですが
日帰りの客は隣の建物との境
壁側に駐車をしてほしいとのこと。
唐破風の入り口に差し掛かるとふわっと少しカビ臭いふるい臭いが...
なんとも古さを感じる佇まい。
声をかけると気の良いおばあさんが対応してくれました。
おばあさん曰く
ここ伊豆屋旅館はまだ周囲に温泉旅館なんて何も無い頃に始まったと
おっしゃってました。
周囲は水割りなどしているがここは一切割り水ナシの源泉掛け流し!
楽しんでいってほしいとのことでした。
入湯料は1000円です。
温泉は階段を登りすぐ左側にまた三段ほどの階段があるのでその奥を左手に
とのことでした。
早速向かってみます。
階段途中にはトイレもありますがそこもまたふるい。
なんだか書生さんでも出てきそうな感じがします。
お部屋は全て和風...
そりゃそうですよね。
進んでいくとそこにあるのが入り口がこんな粗雑な感じの...
露天風呂...
脱衣場に入りますがなんとも開放的w
一応仕切りの向こうは女性の脱衣場でしょうか...
もう丸見えって感じです。
そして...
すぐ露天風呂...
とすばらしい!
なんとも開放的な空間で
しかも周囲の木々からの木漏れ日が温泉の水面に反射します。
しかも誰もいない!
ということで撮影したわけですけどね....
夏のこの日、こんな贅沢な温泉を独り占めできるなんて
すごいです!
なんとも気持ちが良いお風呂...
暑い中時折吹き通る風が木々の隙間をぬってちょうどの清涼感で私の肌に届きます。
シャンプーリンス石鹸などは一切無し!
カランはあるもののそれも体を洗うためというより
お湯をうめるため...
そう洗い場が無いのです。
仕方ないので掛け湯を温泉の湯船からとります。
そしてさっと体を洗った後に温泉に浸かります。
ちょっと熱め...
いやでもとても気持ち良い!
このくらい熱いほうが逆に気持ち良い...
熱くなったらちょっと岩に腰掛その清涼感のある自然風に当たる...
そしてまた入る。
それを繰り返します。
ふと上を見上げると青々とした葉を茂らせた木々の間からの木漏れ日が
光をちょうど良い加減にしてくれています。
いやーーーっなんとも幸せな気分。
セミの声がまた夏を感じさせます。
ココはすばらしい!
本当に気持ち良いです。
建物は古い。しかし悪くない。
夏を感じさせる宿だと思うし、また温泉だと感じます。
正直はじめは女性が入ってこないか?と淡い期待もありましたが
もうそんなのはどうでもよくなりました。
この気持ちよさに比べたら女の裸なんて大したものじゃありません。
さてその後数人入湯してきましたが
全て男性。
多分男性達は皆その淡い期待をこめて入ってくるのでしょうねw
気持ちわかりますよw
でも今は誰が入ってきても振り向くのはやめましょう。
そんなことよりこの温泉のすばらしさと人生のすばらしさを実感すべきです。
たとえ女性が素っ裸で入って来たとしてもその女性を抱くことができるわけじゃないんですからwww
あーーーっ きもちいい!
総評:これで入湯料1000円は安いです!気持ち良い。開放感!青々とした木々。
そこから流れてくる風。全てにおいてすばらしいとしか言いようがありません。
建物の古さや気の良いおばあさんもまた旅路を楽しませてくれるに違いないでしょう。
ココに入るときのコツはとにかく混浴を目当てにくるな!ってことです。
むしろ女性が入ってきたらラッキー程度
大概は男性しか入ってきませんw
そんな小さなことを気にするより温泉のすばらしさを堪能しましょう!
そして人生のすばらしさを...
女性に…正直ここは女性待ち男性が多いです。露出好きの女性のみ入浴をオススメしますw
以下温泉分析表...
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成分
1温泉利用施設名称 伊豆屋旅館
2源泉名 湯河原溫泉 (源泉名: ) 台帳番号 湯河原 第7号
3泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(旧泉質名: 含石膏-弱食塩泉) 弱アルカリ性 低張性 高温泉
4泉 溫 (1)源泉 62.0 °C (2)使用位置 °C
5温泉の成分 知覚的試験 無色澄明、無臭
pH 8.3
電気伝導電率 1.840 × 10二乗 mS/m
蒸発残留物 1.211 mg/kg
成分統計 1.277 mg/kg
陽イオン
|
mg/kg
|
陰イオン
|
mg/kg
|
リチウムイオン (Li+ )
|
0.15
|
フッ素イオン(F-)
|
0.60
|
ナトリウムイオン (Na)
|
284.
|
塩素イオン (Cl-)
|
358.
|
カリウムイオン (K+)
|
14.5
|
臭素イオン (Br-)
|
1.00
|
マグネシウムイオン (Mg2+)
|
0.06
|
硫酸イオン(SO42-)
|
350.
|
力ルシウムイオン (Ca2+)
|
110.
|
炭酸水素イオン(HCO3-)
|
66.8
|
ストロンチウムイオン (Sr2+)
|
0.24
|
炭酸イオン(CO32-)
|
1.03
|
第一鉄イオン (Fe2+)
|
0.02
|
硝酸イオン(NO3-)
|
0.00
|
アルミニウムイオン(Al3+)
|
0.02
|
メタケイ酸イオン (H2SiO3-)
|
3.14
|
マンガンイオン (Mn2+)
|
0.00
|
メタホウ酸イオン (BO2-)
|
0.78
|
亜鉛イオン(Zn2+)
|
0.01
|
遊離成分
|
mg/kg
|
微量成分
|
mg/kg
|
メタケイ酸 (H2SiO3)
|
79.5
|
銅イオン (Cu2+)
|
0.00
|
メタホウ酸 (HBO2)
|
6.36
|
鉛イオン (Pb2+)
|
0.00
|
遊離二酸化炭素 (CO2)
|
0.55
|
カドミウムイオン (Cd2+)
|
0.00
|
総水銀 (Hg)
|
0.109
| ||
総ヒ素 (As)
|
0.00
|
6温泉の成分の分析年月日 平成21年12月14日
7登録分析機関の名称及び登録番号 神奈川県温泉地学研究所
神奈川県知事登録第1号
禁忌症及び入浴上の注意事項
1 禁忌症及び適応症
温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的因子、温泉地の
地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総合作用に対する生体
反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは
困難であるが、当温泉の禁忌症、適応症は概ね次の通りです。
(1)一般的禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、
呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、
その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
(2)泉質別禁忌症
------------------------------
(3)一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、
くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
(4)泉質別適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症
2 入浴の方法及び注意
温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も
効用があるといわれているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなけれ
ばかえって疾病に不利に働く場合がある。したがって浴用上の注意事項は
おおむね次のこととする。
(1) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その
後は1日当たり2回ないし3回までとすること。
(2)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
(3) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が
現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状
の回復を待つこと。
(4)以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
ア、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにし
たがって延長してもよい。
イ、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
ウ、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやす
い人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
エ、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
オ、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の
動脈硬化症・高血圧症・心臟病
カ、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
キ、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
ク、飲酒しての入浴は特に注意する。
3 禁忌症、適応症の決定年月日 平成21年 12月 24日
4 决定者 神奈川県小田原保健福祉事務所長
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