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2016年1月8日金曜日

湯屋 やまざくら


箱根仙石原にある湯屋やまざくら 
今回はそこに一泊したので報告ブログ



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湯屋やまざくら

久しぶりに温泉と食事を楽しみたいと今回定めたのは
湯屋やまざくら

楽天トラベルでは星は高いものの「食事の味がしょっぱい」とか「温泉がヌルイ」など
なんだかコメントがあまり良くない…。
ちょっと心配だったが予算との兼ね合いでそこが一番妥当との判断。
何せせっかく購入したかながわ旅行券を使うのはもうここの時期しかないとのことでいわば半強制的な旅行w
でも予算内で一番良さそうなところということでのチョイスでした。

予算は一人 一万円を目安。

小田原、及び箱根神社など回りながら到着したのは午後四時頃。

仙石原ではいわば中心街。箱根裏街道から仙石原交差点から町道なのかな?75号に入ります。
するとすぐ。早川を渡る手前の道を左折。逆側から来る場合は箸を渡ってすぐ右折です。
クリーム色の壁の建物がすぐ見えます。



駐車場は建物のすぐ目の前に三代程駐車可能なスペース。
別にすぐ近くに駐車場があります。

場所はほぼ中心街周りには箱根ラリック美術館、星の王子様ミュージアム、箱根ガラスの森美術館などが狭い範囲に点在しており、ほぼ歩いて行ける距離。

しかしまぁ景色がいいとは言いにくいかね。

建物もどこぞかの企業の保養所を買い取ったとのことで作りはしっかりしているがそこかしこに古さを少し感じる。でもまぁこの程度なら僕にとってはぜんぜん許容範囲。というよりコストを抑えつつ良くここまでこなしていると感心してしまうほど…


入館するとご主人が迎えてくださった。


まずは大広間のようなところに通される。


暖炉がある落ち着いた空間。
そこでハーブティを振舞われながら館内の説明を受ける。

 

と言っても主な内容は館内に四つ?(その時は三つだったのだが)ある温泉についての説明だ。
その三つのお風呂のうち二つ(露天風呂と内湯一箇所)は予約制(一箇所45分制)で午前0時まで利用可能ということと、一つは24時間空いていれば利用できるとのこと。露天は沸かし湯を混ぜているとの説明。
入浴の際には「空いています。」の看板を「湯ったり中。」に変えてくださいとのこと。

 


あと私が宿泊する部屋には洗面台がないのでお風呂の洗面台を使うか、0時以降は隣にある露天風呂の洗面台を利用してほしいとのことだった。

やはり大涌谷の噴火の影響があるらしい。ご主人の話によれば本来月に17トン?の温泉を配給してもらう約束だが噴火の影響で14トンしか配給されておらず。すぐ冷めてしまう露天に回すよりかは内湯に使いたいと露天を0時までにするという苦肉の策を実施しているとか…
しかし仙石原。あの乳白色の硫黄温泉こそここの売り!それをなくしては仙石原の意味がない。
今は少しづつだが湯量は戻ってきている。しかしなんとも苦しい状況だ。

それでも今日はこの旅館の5部屋全て埋まっているようだ。

さて話を戻すがすでに三組来ているようで予約はそこそこ埋まっている。
食事は午後6時から…。
食事の前に露天を予約し
食事後内湯を予約した。

24時間入れる内湯はいつでもいいので適当な時間に入る予定にしている。


部屋はその大広間の目の前。露天風呂の横。「こでまり。」


部屋の中に入るとなんともこじんまりとした部屋。


室内には お茶 浴衣 手ぬぐい バスタオル 歯ブラシ などが用意されている。


部屋は明るく清潔感もある。 



トイレも綺麗だ。


ただ窓からの景色はとても絶景とは言えない。


早川である。
この川は小田原までつづき、早川港近くで海に注ぐ。


テーブルの上にある「いんふぉめいしょん」を開けると「室内での飲食は遠慮してほしい」との記載が…
そんなぁ〜むりだよ。なんて思っていたが後々そもそも室内での飲食が必要ないことを悟るw

とにかくそんなこんなダラダラしているとあっという間に温泉タイム。

隣にある露天風呂へ…

脱衣場は広い。


髭剃りと綿棒などしっかり揃っている。


時間を間違えないように時計もあった。
風呂場はやはりそこそこ広い。


しかしややもすると向かいのホテルなどから見えてしまう可能性がある。
気になる人は電気を消して入ることをお勧めする。

確かに足し湯をしているのか少し硫黄が薄い気がする。
でもそれでもあの独特の匂いはする。

さっぱりして部屋に戻り、まったりしているとコールが入る。
食事の呼び出しだ。



入り口近くの食堂に行ってみる。


さてここからがすごい!
食堂に入って席に着くと出てくるわ出てくるわ。
すごい量の食事。

まずは前菜と豆腐のなんだろ飲み物?それと食前酒。


続いて柚子に入った海老と牡蠣のグラタンと栗及びふきのとうの揚げ物、りんごに入ったもずく酢。寿司。


刺身の和え物?


アンチョビの蕎麦


牛肉の炙り


 


なんだろ?お吸い物??


特性アヒージョ


鯛の茶漬け


デザート


牛肉の炙りからはむしろまだ出るのか?まだ出るのか?といった感じ。
もう満腹である!

使われているお皿は平塚在住の女性陶芸家 伊集院さんの作品だそうだ。

最後はこの料理を担当した女将が登場。各テーブルにご挨拶。
その際に女将「お客様にはできればお昼を抜いて来ていただくようにお話ししてるんです。」とのこと…。
なんとなくわかるわ…
「いんふぉめいしょん」に室内での飲食を禁じているのがわかるというよりもこの食事の量ならする気すら湧かないw ビールやらおかしやらいろいろ買い込んだが結局少しも手をつけなかった。

味は… うーん 確かに少し濃い味かもしれない。しょっぱいとまでは感じなかったけど、繊細な味というものでもない。でも量は満足を通り越して少し行き過ぎている間すらある。
ここはむしろ温泉というよりも食事メインでもてなし、温泉で二倍美味しいお宿といった感じかもしれない。
人気は高いようで、今度部屋を増築するとのこと。今の倍くらいの人数を収容できる可能性があるとのこと。
するとさらに安く提供できるかもしれないとのことだがこの食事の量で朝夕付き、そして温泉で一人一万と少しなら大満足だろう。

そりゃ星が多くつくわけだ。ダメだししている人ですら星の量は多いのが理解できる。

部屋に戻り逆流性食堂炎もなんのその。満腹でゴロゴロしているとあっという間に予約していたお風呂タイム。
内湯 せせらぎの湯へ…
なんとな〜く古さを感じる。


湯船を見るとこれも苦肉の策。保温用のカバーがかかっていた。


取り外して早速入る。


内湯は足し湯はしていないとのことだけあって硫黄で真っ白だ。
匂いもさすがの硫黄臭。こうでなくっちゃね。
温度もなかなかの温度。これならいける!

結構満足いく温泉だった。

部屋に戻り一休みしているうちに寝込んでしまった。

不意に目がさめると夜中の三時。

こりゃあの24時間入れる風呂に入らねば。
早速こもれびの湯へ…


ここもいかにも少し鄙びた温泉って感じがしていい。
やはり保温のためのカバーがかかっている。

 

入ってみると少しぬるい。
まぁ仕方ないがもう少し暖かい方が嬉しいと感じる。

部屋に戻って即爆睡。夢の中に落ちた。

翌朝

起きたのは7時半頃。ゆっくり朝ですw

朝食は8時からです。
内線で電話がきました。

浴衣でそそくさと食堂へ…


朝食もまたなかなか豪勢!


豆腐とチーズのこんなものまで!


なかなかの味です。やっぱちょっと濃いめw

食事後は大広間にてコーヒーが用意されてるとのこと…

その前にせっかくだから朝のひとっぷろ!
こもれびの湯へ…

 

あれ?夜に入った時に比べ俄然暖かい。というより少し熱いくらい。
これです!これを待っていたわけです。


これこそ仙石原特有の硫黄泉!
最後に本来の温泉を味わえました。

その後コーヒーをいただき再び部屋へ…。


チェックアウトは午前10時半。
ちょい前にフロントへ…


フロントの近くに伊集院氏の作品が販売されているスペースがある。
なかなかのお値段であるがとても個性的でもある。


金額は一人一万二千円ほどで済んだ。



総評: 食事は繊細さを求める人には不向き。だけどまずいわけではなくむしろ美味しい。
    とにかく量はハンパない。朝夕ともに大満足。
    温泉は時期的な問題もあるが現時点では少し心もとない。しかし家族風呂入り放題だし、
    時間帯によっては充分な泉質を楽しめる。
    建物は多少の古さは否めない。しかし室内などは小綺麗にされておりそれほど不快な感じはしない。
    サービスはご主人女将ともにとても好印象。痒いところに手が届くというようなサービスではないが
    十分である。
    気になる点。お風呂まわりの古さは水周りなので多少仕方ないがせめて露天風呂のすだれくらいは
    シーズンごとに交換してほしいと感じる。
    あとお品書きがあると嬉しい。




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温泉の成分表は以下
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成分
1 温泉利用施設名称 湯屋やまざくら 
2 源泉名 大涌谷溫泉 蒸氣造成混合泉2号線(仙石原方面)
3 泉 質 酸性ーカルシウム一硫酸塩・塩化物温泉(日泉質名 酸性一含塩化土類石膏泉)
4 泉 溫 源泉 64.1 °C 浴槽 40~42 °C
5 p H 源泉 2.0
6 温泉1kg中の成分および分量





(1) 各成分および分量


陽イオン mg 陰イオン mg


水素イオン (H+) 10.1 フッ素イオン(F-) 0.12


リチウムイオン (L+ ) 0 塩素イオン (Cl-) 236


ナトリウムイオン (Na) 3.64 臭素イオン (Br-) 0


カリウムイオン (K+) 3.38 硫酸水素イオン(HSO4-) 147


マグネシウムイオン (Mg2+) 32.9 硫酸イオン(SO42+) 440


力ルシウムイオン (Ca2+) 91.9 硝酸イオン(NO3-) 0.68


ストロンチウムイオン (Sr2+) 0.05



第一鉄イオン (Fe2+) 7.7



アルミニウムイオン(Al3+) 12.4



マンガンイオン (Mn2+) 1.6



陽イオン 196 陰イオン 824








遊離成分 mg 微量成分 mg


メタケイ酸 (H2SiO3) 120 銅イオン (Cu2+) 0


メタホウ酸 (HBO2) 4.2 鉛イオン (Pb2+) 0


遊離硫化水素 (H2S) 0.38 カドミウムイオン (Cd2+) 0


遊離硫酸 (H3S4) 3.53 総ヒ素 (As) 0.007




総水銀 (Hg) 0


遊離成分計 128 微量成分計 0.01








(2) 成分総計 1.148 g/kg

7 温泉分析年月 平成21年 8月14日
8 分析者 神奈川県温泉地学研究所


神奈川県知事登録第1号






禁忌症及び入浴上の注意事項
1 禁忌症及び適応症 温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分、温泉地の地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総合作用に対する生体反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは困難であるが、当温泉の禁忌症、適応症は概ね次の通りです。








適応症 禁忌症


泉質別適応症(浴用)  泉質別禁忌症(浴用)


きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症 皮膚病・粘膜の過敏な人。特に光線過敏症の人




一般的適応症(浴用)   一般的禁忌症(浴用)


神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臟病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)












2 入浴の方法及び注意 温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も効用があるといわれているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなければかえって疾病に不利に働く場合がある。したがって浴用上の注意事項はおおむね次のこととする。






(ア) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。


(イ)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。


(ウ) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。


(エ) 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。


 a、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。


 b、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。


 c、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。


 d、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。


 e、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の動脈硬化症・高血圧症・心臟病


 f、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。 


 g、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。


 h、飲酒しての入浴は特に注意する。
3 禁忌症、適応症の決定年月日 平成21年12月 15日
4 决定者 神奈川県小田原保健福社事務所長






成分に影響を与える項目の掲示事項


成分に影響を与得る項目 該当の有無(有の場合はその理由)


温泉の加水について 行ってません。


温泉の加温について  行ってません。


循環装置の使用について 行ってません。


入浴剤の使用について 行ってません。


消毒処理の有無について 行ってません。







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