甲州街道の小さな小さな宿場町
吉野宿の資料館に行ってきましたのでその報告です。
現在相模原市緑区に有る吉野宿
そこに資料館があったのでよってみました。
この資料館は昔の旅籠「ふじや」だそうで現存する数少ない建物の一つだそうです。
建物の前には甲州街道案内図。
北側から見た図です。
建物内に入ってみると
ありましたよ
僕の大好物の模型!
当時の吉野宿全体を見回す模型と
そのなかでも一際目立った建物である五層の本陣の模型です。
この模型は江戸時代の風貌を残す明治10年頃の町並みの再現だとか...
当時の雰囲気がわかりやすいです。
面白いのがやはりすでに相模湖として消えた相模川のそこが見て取れるところ...
川の中州の島に神社らしき建物の鳥居が見えるのがわかります。
西側から見た町並み
手前に橋が架かってますね。
これは今はもう無い小猿橋です。
山梨県の大月市には猿橋という木造の端がかかっていますが
こちらもつくりがその猿橋と同じで小ぶりだったので小猿橋と呼ばれていたようです。
まぁ相模湖の水位の上昇などや木造橋の維持管理の大変さからこのような文化財を小さな町が維持するのは大変だったと思われます。
しかし街を抜けるとすぐ道が複雑に曲がって下り坂になるんですね。
ちょっと驚きですw
さて今度は東側から見てみましょう。
町並みはこんな感じですね。
こういうのを河岸丘陵というのでしょうか?
川の高台にあるのがわかります。
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東側から見た町並みをくの字に曲がったちょっと先に不思議な建物があるのわかりますか?もしくはその下の写真、川側からみた町並みのちょっと左より
ちょっと高い建物...
あれが五層の階層がある吉野宿の本陣です。
その本陣の模型がこちら
こんな小さな宿場町にこのような巨大建造物があったなんて面白いですね。
残念ながらこの建物は明治27年の大火で焼け落ちてしまったとのことです。残念ですね。
しかしその脇にある三階蔵は今でも街道沿いに残っています。
写真は現存しているころのもの
さて街道沿いの建物を記した図がありました。
では模型と照らし合わせてみましょう。
実はこの宿場町 本陣ひとつ脇本陣ひとつというとても小さな宿場町なんですね。
でも宿場町らしく色々なものはちゃんとありますね。
赤いところが本陣 脇本陣
青は旅籠
ピンクは楼閣
緑は湯屋
小さな宿場といえ
その賑わいは八王子に継いだというくらいですからなかなかなものだったのでしょう
楼閣も随分あったことからそれもうかがい知れます。
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ただし道路の拡張計画があったりで色々様相も変わってきているようです。
室内はこのような感じです。
北白川宮様がご宿泊されたとか...ほんまかいな...
二階にはレトロな品物の展示がなされています。
そして農機具などの展示です。
窓からは相模湖の風景が眺められます。
不意に立ち寄った割にはなかなか楽しめました。
小さな宿場町にもかかわらずそこには文化がちゃんとあったと思います。
是非皆様のお通りの際には立ち寄ってみてください。
この宿場町周辺で宿泊されたい方は以下↓
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