さてさて 駿府城の規模の大きさに驚いた私ですが
今回は雨の中静岡浅間神社に行ってまいりました。
その後登呂遺跡などを回りますのでご覧ください。
駿府城を後にした私は車で一路静岡浅間神社へ
道のりはスムーズ。距離も大して離れていない。
午後二時半には駐車場へ到着していた。
静岡県といったら浅間神社 浅間神社と言ったら静岡県というほどに有名な神社。
もちろん一等有名なのは富士宮市の浅間神社ですがここ静岡市の浅間神社もなかなか壮麗な作り。
神社のほとんどが南に門を構えるのですがここ静岡浅間神社は東に向かっている。
太陽の昇る場所という意味もあるだろうが何よりも富士山である。
浅間神社といえば富士山の女神 木花咲耶姫命
当然のごとく東向きだ。
実は浅間神社 そもそもは浅間神という富士山を象徴する神様がいたそうなのだが、その後大和朝廷の新しい神、木花咲耶姫命に置き換わったそうだ。まぁ美しい女神に入れ替わったのだから大した文句も出なかったのだろうw
木花咲耶姫命、日本におけるヴィーナスといわんべき女神様で富士山の守護神。
そのお住いの神社もとても優美なものになる。
幾つもの重要文化財がある。
まずは楼門(重文)である。
とても立派な門だ! 三手先がしっかり組んで回縁を支えている。
屋根は銅板葺、入母屋造り。入母屋造りの神社建築は仏教建築の影響が強いらしい。
特に江戸時代は神仏習合の時代。富士山ですら浅間大菩薩と言われるくらいだからもう神の名称やら宗教宗派なんてのはどうでもよく、庶民からすれば富士山があるからとにかく拝むみたいな感じだろうか?w
そもそも戦国末期の築城は仏教寺院の築城を基にしているそうだから、建築様式に仏教色が強いのは当然なのかもしれない。
二軒繁垂木(ふたのきしげたるき)が美しい曲線を描いています。
向拝柱上部にある木鼻の装飾。隠れていますが力士像が見えます。
これは水呑の龍というそうです。
巧みです!
なるほどこういう装飾職人がいたから静岡に模型の会社などが集中しているんですね。
両脇にある灯篭もなかなかの重厚感!
左右には力士像ではありませんでした。
せっかくだから楼門から後ろを振り返ってみると…
さて中に入ってみるとデデン!とあるのは舞殿(重文)。
そして奥に見えるは…
きた〜 大拝殿(重文)!
特徴的なのはそう!二階建て!!
浅間造りと言います!富士山という霊峰の女神様が鎮座するにふさわしい造りですね。
本宮浅間大社のばあいは藁葺きですがこちらは銅板葺です。
軒、三手先の装飾などもすごいですね。
重厚感があります。仏教建築の特色が混ざっていますね。しかし重い屋根をみると権現造りも彷彿させます。
さすが家康が愛した神社ですね。
大拝殿側から楼門を眺めてみます。
逆サイドには手水舎が見えます。
素晴らしいです!
さて感動も冷めやらぬ中、静岡浅間神社七社巡りを決めた我らは
回廊を北に抜けまずは少彦名命神社(重文)へ
ここも小さいながらに素晴らしい!
極彩色を使ったメリハリのある建物。
そしてすぐ近くにある玉鉾神社へ
玉鉾神社から大拝殿の裏側が観れます。
木に隠れて見辛いですが、奥に浅間神社、神部神社本殿(重文)があります。
再び回廊内を入り、拝殿を右手に見て横切るとそこには八千戈神社(重文)があります。
八千戈神社にお参りしたあと社務所を左手に見ながら進むとそこには大歳御祖神社の拝殿があります。本殿(重文)は奥なので残念ながら見れません。
さてその後再び八千戈神社前まで戻り、今度は長い階段を登ります。登り切ると左手に賤機山古墳(しずはたやまこふん)
があります。この古墳、かつてこの地一帯に勢力を持った一族の古墳と言われており、貴重な装飾品なども多数出土しているそうです。
静岡県の名称の元はここ賤機山(しずはたやま)の地名をとったと言われています。
古墳を過ぎて奥!浅間神社本殿の裏あたりにあるのが麓山神社(重文)です。
浅間神社 木花咲耶姫命のお父様。大山祇神(オオヤマツミ)がおわします。
裏には本殿(重文)です。
さぁこれで終了です。
所要時間はおよそ30分。結構ささっと回れてしまいますね。
来られた方は是非チャレンジ!
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