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2015年11月25日水曜日

静岡市旅行! 2日目 第五回 登呂遺跡

さて実はここまで全く食事を取っていなかった私たち。
そりゃもー腹ペコです。
ならば折角なら安倍川もちを食べようと調べてみると
なんと登呂遺跡のすぐ隣に有名店があるじゃないですか!?

ということで今回は登呂遺跡です。


三時半頃に静岡浅間神社を出発した私は県道354合線から南下。登呂遺跡隣にあるもちの家へ向かいました。

到着したのは三時四十分ほど

安倍川もちの工場の駐車場に車を止めてその横に建っている古い日本家屋。藁葺き屋根の建物へ


すでにもう終わり間際!よく間に合ったなぁ〜という時間帯でした。



そばセットをお願いして安倍川もちを…。



なんとも柔らかくて美味しいお餅!こりゃ大御所様が直に命名するだけはある!
きな粉を金粉と書いて金な粉としたお茶屋の女将のおもてなし…そりゃ大御所も膝を叩く!

決して甘すぎなくとてもスルスルっと口の中に入る。

こりゃうまいね!

満腹満腹と満足していたところ、店員の年はもう六十に届くだろう男性が建物のいわれと案内をしてくれた。




この建物は福島の農家を移築したものだそうで、建物内のすべての道具なども一式購入するなら格安で売るということで買ったとのこと。

本来は藁葺き屋根だが、今は消防法の問題などで藁葺きにできず、鋼板葺になっているとのことでした。



なんとも味のある建物。

箱根の旧東海道にある甘酒茶屋に似ている。

食事と文化に触れた私たちは、せっかくここに来たんだからと会計を済まして登呂遺跡に向かいました。

登呂遺跡の駐車場までは車で5分もかかりません。午後四時二十分ころ到着!
しかし…

係りの方が、「おいもう終わりだぞ!」だって…
え〜っとため息をついていたら。
「ちゃちゃっと見学してくれるなら駐車場代無料にするからパッと見てきちゃいなさい!」となんとも優しい言葉。

急ぎ車を降りて見学!

雨の中まずは縄文時代の田園風景。


とても原始的。雨もまた何故かマッチしている。

今は向こう側にマンションなどが建っているが虫の鳴き声などに耳をすますと遠い大昔に想いが馳せる。

ここ静岡の地は古い土地柄…。ヤマトタケルの東征でも有名だ。
静岡市の西側には焼津市、静岡市内には草薙という地名がある。
相模の荒ぶる神を退治するために東征したヤマトタケルが焼津の地で敵に囲まれる。
藪の中に隠れたヤマトタケルの一行。万事休すの状態で突然ヤマトタケルが周りの藪を持っていた剣で刈っていく。
手に持っていた火打ち石を使い刈った先の藪に火をつけて、周りを取り囲んだ敵を一網打尽にしたという痛快な場面。

その刈った剣が元の名を天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、今でいう草薙の剣で、三種の神器の一つだ。現在は熱田神宮に保管されている。そしてその火をつけたということから焼津という名前がついたとか…。
なんとも面白い話だ。

登呂遺跡。まさにその頃の遺構。

竪穴式住居や高床式倉庫をみるとこのようなところに住んだ人たちがヤマトタケルと戦ったのかと思うとなんとも感慨深い。




前回、富士山の主人の神は交替していったというような話をしたかと思うのだが、もしかしたらヤマトタケルが木花咲耶姫を連れてきたのかもしれない。

なんだか遠くまで来たような旅の締めくくりにふさわしい場所であった。

さっと見て回っただけなのでおよそ30分で完了です。


そう考えると今回、
まず徳川家康の霊廟である久能山東照宮を周り
家康が大御所と言われていたころの駿府城
その前にすでにあった静岡浅間神社で木花咲耶姫と出会い
その境内にある賤機山の豪族の古墳を見て、
木花咲耶姫を連れてきたであろうヤマトタケルがいた頃の遺構、登呂遺跡と歴史を順に2000年間タイムスリップして過去へ過去へと向かっていった旅だった。



本当に思えば遠くに来たものだ…

そんな想いを胸に私たちは帰路に着いた。ヤマトタケルが向かった東の地へ…



さて数回にわたって続いた静岡の旅。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

考えてみると静岡。国宝やら重要文化財やらやたらとある! もしかしたら鎌倉より貴重な建物や遺構が多いのかもしれない。

宣伝下手な静岡ですが意外と見所は多いです!皆様も是非足を伸ばしてみてください。

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