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2017年1月1日日曜日

おかげ参り道中 神宮 (皇大神宮)

神宮とは伊勢神宮(皇大神宮)のことです。
本来の名前は神宮のみです。
伊勢神宮は通称。元来神の宮の大元の大元…

だから 神宮 その言葉自体がお伊勢さんの事なのです。

さて今回はいよいよ
その 「神宮」 参拝です!




14:10

宇治橋の袂 大鳥居の前に到着しました。


あぁ なんて立派な…

外側の大鳥居は外宮の棟持ち柱が使われているそうです。

近くに説明文がありました。


なるほど僕たちの総氏神なのか…
さぁ五十鈴川にかかる宇治橋を渡ります!

冬至には宇治橋の真ん中 鳥居の真ん中から日の出が拝めるそう…
うーんそれも見てみたい…

右側通行です。
これもブラタモリからの情報ですが右側通行なのは神様に対しては謹んでお参りすべき
という意味から神様のお宮よりも遠い側を歩くという風習ができたということです。
なるほど…



渡っているとこのような盾柱があることに気づきます。


これは水害から橋を守るための施設だそうです。
宇治橋を渡りきると内側の大鳥居です。


こちらは内宮の棟持ち柱が使われているようです。

歩みを進めましょう。


この参道端より内側に線がありますね。
昔の参道はこの線までだったそうです。
その線より外側には露店が並んでいたとか…

境内に露店とはむかしの神宮はとてもおおらかだったんですねw

奉納された樽。


近くに境内のマップがありました。



マップ手前の橋を渡ります。
そして手水舎があるのですが
実はここの手水舎は本来の清めの場所ではないようです。
手水舎の前に再び鳥居があるのでそれをくぐります。


するとそこにあるのが…


こここそが元来の清めの場所…
そう五十鈴川です…


紅葉しかけの五十鈴川…
なんとも美しい流れ…

そしてさぁお参り…
と行ってはいけません!

こちらにまずお参りしないといけないのです。


瀧祭神(たきまつりのかみ)です。

こちらは取り継ぎさんと呼ばれ、天照大神に取り次いでくれる神様。
ここで自分の名前だとか住所だとかを唱えるそうです。
そうすると天照大神に伝えてくれるそう…
行かなければいけない神様ですよね…

このお社は五十鈴川の水源の神様をお祭りしているそうです。

さてここにお参りした後は本来参道に戻るべきだったのですが


僕らは誤って風日祈宮(かざひのみのみや)方面に向かってしまいました。
途中で気づき


本来の参道に戻ります。


神楽殿の前を通りすぎ…

そして…






日本の最も崇高な神社…


天照大神さまがいらっしゃる御座所







神宮











もちろんここから先は撮影禁止…


石段を一段一段踏みしめて登ります…

そして

天をあまねく照らす 天照様に

手を合わせます。


二礼

二拝

一礼

しばらく御座所を眺め

そして目をつぶります。

あぁ なんとも言えなく心地いい時間が流れます。


しばらく周囲の喧騒もまた沈黙に感じます…



それでも数分だったでしょうか…

その安らぎの時間は過ぎました。

おかげ参り それを行おうと計画を練ったのはもう半年以上も前

それがここで達成されました。

色々な意味で感謝。

ありがとう…





さぁ 感慨もひとしおですが…

正宮を後にします。


階段を降りつつも今まで気にならなかった境内の豊かな自然に目が向きます。

大きな木々…川の音…

何もかもが自然の中にある…

さすが天照大神

素晴らしい場所を選びます。


さて我らは別宮遙拝所の前を曲がります。


そして

そこには大木がありました。



耳を当てると木の中を流れる水の音が聞こえるとか…

自分はチャレンジしませんでしたが相方がチャレンジしてました。

本人は聞こえたといっていましたがはたして…


さぁその大木を越えると御稲御倉(みしねのみくら)が現れます。
この建物の造りは正殿の造りと全く同じだそうです。


造りがよくわかってなかなか見ごたえがあります。

続いて現れたのが… 外弊殿(げへいでん)


そして坂を上ったところにあるのが…

荒祭宮(あらまつりのみや)…





天照大神の荒魂をお祭りする宮です。

こちらも正殿同様にお参りです。

さて荒魂をお参りした後…

神楽殿の脇をとおり向かうは先ほど間違えた

風日祈宮(かざひのみのみや)です。

先ほどの鳥居と橋を渡ります。



その先にあるのが…

風日祈宮(かざひのみのみや)



これは豊受大神宮にある風宮同様 風雨の神様です。
級長津彦命(しなつひこのみこと)級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祭りしております。


お参りした後戻ります。


再び神楽殿の前を通りすぎ…先ほど通らなかった表参道の鳥居を撮影w


再び神楽殿前に道を曲がります。
そして参集殿方面に向かい

神楽殿裏にある沼にたどり着きます。


まだ紅葉には早いですね。

鯉が優雅に泳いでいました。

そして参集殿の裏側の道を通って…

到着したのは…

神奈川県在住の私にとって親しみ深い神様
のお社

大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)
子安神社(こやすじんじゃ)




大山祇神社は言わずと知れた大山祇神(おおやまつみのかみ)
山の神様であるが別名に和多志大神の名も持ち海を司るかみという側面もあるらしい…
三島神社では海神としての側面が強いようです。

ちなみに大山祇神は出産時に伊邪那美を殺した火の神カグツチを伊奘諾が天之尾羽張(あめのおはばり)という十拳剣で切った時に生まれた神で伊奘諾と伊邪那美の子とされる。そのカグツチを切った際に流れた血から健御雷神(たけみかづち:鹿島神宮の主神)が生まれており、健御雷神は天之尾羽張の子とされているからどういうこっちゃ?って感じもするw 僕はもともと男神だと思っていたが女神である可能性もあるとされてるそう…
ちなみに大山祇神の子供に足名椎命(あしなづち)と手名椎命(てなづち)がおり、この二人の子(ってことは近親交配か!?)が奇稲田姫(くしなだひめ)。その奇稲田姫とスサノオの子供が八嶋士奴美(やしまじぬみ)でその八嶋士奴美と大山祇神の子供、木花知流姫(このはなちるひめ)の子供の子孫が大国主だそうです。

さらに木花之開耶姫(このはなさくやひめ)と磐長姫(いわながひめ)も大山祇神の子供で瓊瓊杵命(ににぎのみこと)に嫁いでいる。
ちなみに大山祇神は富士山を木花之開耶姫にプレゼントしている。

ちなみに子安神社は木花之開耶姫を祭ったお社です。

三島大社大山阿夫利神社、愛媛県今治の大山祇神社の主神は大山祇神。

大山祇神は古い神様。しかも大山祇神の子、木花之開耶姫は天皇家の子孫となればそりゃお祭りしないわけにはいきませんよね。

感動したのがこのお社に来た時、その向こう側の森の中に数頭の鹿がいてこちらを覗いてたこと…
山の神様の御座所に鹿がいるとは…
感動ひとしおのお参りでした。

そして再び宇治橋のたもとに…


そしてすぐには橋を渡らず、右手に…

すると…

宇治橋を下から眺められるスポット…


せっかくならこれをみないとね…

そしていよいよ伊勢神宮とお別れです。

宇治橋を渡ります…



川のせせらぎが綺麗


あぁ 渡り切ります。



そして最後 振り返ってみました…


僕の相方は神様の団地みたいだと罰当たりなことを言っていましたが…
でも確かにここ伊勢は
神様が多く御座所を構える総鎮守の場所。

日本最大にして最高の聖地 伊勢にお参りできたことは
本当に誉

感謝につきません…

ありがとう伊勢神宮…

そして長く伝統を絶やさず続けてこられた伊勢神宮関係者の皆様に
感謝の気持ちを抱えつつ

15:30

伊勢神宮を後にしました…


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