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2017年3月7日火曜日

ちょっくら日帰り熱海旅行...

今回はちょっくら熱海に日帰り小旅行

その報告です。

温泉もあるお!



東名厚木で小田厚に乗り換え
小田原東で降り国道255に入りました。

本来なら小田厚の小田原西ジャンクションから西湘バイパスに入るべきなのでしょうが
今回はちょっと立ち寄りたい場所がありまして...

それがこちら...

飯泉山 勝福寺


真言宗東寺派
本尊は十一面観音
坂東三十三箇所札所の第五番札所...


以前たまたまここの前をとおりかかったとき。この立派な仁王門に一目ぼれ...
一度は訪問してみたいと思っていたのですがなかなか機会がなく
今日に至りました。

ご覧くださいこの立派な仁王門。


ちゃんと仁王門の説明立て札もあります。


この説明文によるとこの仁王門は宝暦八年(西暦1758年)に造営。
二重虹梁蟇股(にじゅうこうりょうかえるまた)式の妻架構がすばらしいとあります。
簡単に言えば虹梁が二重になっていて蟇股でつながっている形式らしい...
門の内側はこんな感じ...
千社札があちこちに貼られてますね...


上の写真を元に解説すると
以下のようになります。
青いところが虹梁で赤いところが蟇股です。
仁王門は八脚門という別名があり八つの柱で支える形式が基本だそうだけど
ここの勝福寺の八脚門はなかなか立派!
さすが坂東三十三札所の五番目だけは有る...


八脚門の前に立て看板があるのだが
これをみて驚いた!


なんと小田原に有る国府津から伸びるあのまっすぐな道...
巡礼街道と呼ばれているんですが
あの行き着く先がここ勝福寺だったとのこと...
いやー驚いた.


さて境内に入ると本道を正面左手に大きなイチョウの木が...
勝福寺の大銀杏と呼ばれ神奈川名木100選に選ばれている巨木がある...


樹齢700年だそうだ...
こりゃすごい!



さぁいよいよ本堂...


あれ?思っていたより小さい...


それでもこの本堂 元々千代の里にあった寺が消失後、宝永三年(1706年)にこの地に再建されたものでそれでも300年以上経っているということだ...





振り返れば八脚門が見える。


中まで入れるようなので入ってみる。
ちょうちんも大きい


欄間の彫刻もすばらしい...


建物内から外を見てみる。


ここに祭られているのは観世音菩薩
奈良時代、考謙上皇に愛された道教が上皇没後に左遷される際に
相模の千代の里に建立したのが勝福寺。
その際、上皇から賜った十一面観音を納めたためここは観音様のお寺...
ただし消失してます。


欄間がやっぱり巧み...


お堂内はこんな感じ...


お参りも済んだので
本堂を出ました。
八脚門を正面に左側
ここに鐘突き堂があります。


たて看板があります。


何々?それによるとこの銅鐘(どうしょう)も
古くこちらは本堂より昔...
寛永六年(1629年)に鋳造されたとのこと...
なるほど...すばらしい....

鐘突き堂が寛永六年(西暦1629年)
本堂は宝永三年(西暦1706年)
仁王門は宝暦八年(西暦1758年)

以前書いた関宿の仇討ち小万が仇討ちを達成したのが天明三年(西暦1783年)
すでにそのときにはここは立派に整備されていたってことですよねw

さて本堂を出て次の目的地
熱海に...

そしてあっという間に熱海到着!
と言うことで訪れたのは...

こちら!

熱海市指定有形文化財
起雲閣



何度か前を通ってて一度は行ってみたいと思ってたんだけどなかなか機会がなくてね...
んで今回始めての訪問!
裏側の駐車場に車を停めるとすぐちょっとした庭園を通り過ぎて白亜の倉の前を越えると入り口があります。入園料(庭園も含む)510円


説明文にはこんなことが...
まずこちらはもともと内田信也農商省の別邸として大正七年(1917年)に建てられ
その後鉄道王として知られる根津嘉一郎の手に渡り増築。
そして後所有者が変わり旅館として経営。
多くの文人墨客に愛されたとのこと...

まず入った入り口にある建物は建設当初から有る建物
内田別邸。
靴を脱いでスリッパでまわる。



入って右手にカフェが併設されておりカフェからは庭園が眺められる。


正面が内田別邸。
仲に入ると真正面に庭園が眺められる。


振り向くと驚きの青!
壁が真っ青だ!
これ当初からこの色だったのだろうか...
ならすごいんだけど...

掛け軸があった


「龍起雲」の文字...田山方南(墨跡研究の第一人者 文部省国宝検査官)の書だそうだ...
なんとも躍動的!

廊下側から撮影
広い畳が気持ちいい


階段を上がってこちらは二階


ついつい電気傘に目が行く


二階からの眺め


こちらの壁面はなぜか青w


お雛様がでてた


二階からの眺め2


階下に降り廊下を渡る


そしてたどり着いたのが...
デデーーーン!
洋風建築!根津嘉一郎別邸!!
こりゃすごい!


モダンなタイル張りのサンルーム
ガラス張りの天井、大きな窓と相まって光がさんさんと注ぎます。


様式はアールデコ
タイル敷きの床面もすばらしい!


そのサンルームに向かい合うようにあるのが玉姫 ダイニングだろうか...


天井は桃山形式


説明文があった


玉姫を側面から写した画像


サンルームを抜けるとなんとなくロッジ風な
玉渓...リビングかな?


重厚感のある暖炉がとてもいい


壁面に「閑雲」なる彫り物が...
閑雲はカンウンと読むそうでゆったりと空に浮かぶ雲のことで
俗世に拘束されず自由気ままに生活するたとえだそうです。


なるほど...リビングにはもってこいの言葉だ...
なんとなくここ洋館は志摩観光ホテルのザ・クラブにも似ている感じがするね。

さてここからは旅館ゾーン
ちょっと面白みがかけるかな?
でも文人墨客はここを利用した人が多かったらしいから
小説など好きな人には面白いゾーンかも
色々な文人ゆかりのものを展示してある。


尾崎紅葉といえば金色夜叉
まぁ読んだことはないんですけど
海岸沿いに貫一がお宮を蹴飛ばすシーンが銅像になってますね...
今ならデートDVだとか言われちゃいそうですが...w


さて客間ゾーンを抜けると
再び様式の二間のリビング?ルームが...
ここは嘉一郎が昭和4年に建てた
ローマ風呂に続く言わば控えの間?




ここのすばらしいところはこのステンドグラス
とても綺麗...



この先のドアを抜けるとローマ風呂に続きます。


いや...ホントにローマ風呂ですねw
ローマ風呂で熱海の温泉を楽しむなんてなんと贅沢なことなのでしょうか...



さてそこから先は展示ルームとなっています。
基本最近建てられた建物なので面白みはありマリありませんねw

なぜか大浴場まで公開されていました。


こんな展示物まであります。


古い建物の鍵というのはなんとも趣があります。


建物は回廊形式になっており、中庭をぐるりと一周しています。
見学者にはありがたい創りですね。
見学最後に中庭に入れます。




とても気持ちのいい中庭です!

こちらは先ほどのサンルームが美しい嘉一郎別館



こちらは内田農商省別館


庭園をのんびり散歩も楽しそう!


ザ・金持ちの庭園って感じしますよね...


ということで起雲閣ここで終了です!

一旦街中に出ました。
熱海駅です。
最近立て替えられてラスカになりました。


ここは駅前のショッピングモール
なんだか昭和臭を感じます。


さて本当なら熱海で温泉としゃれ込もうとしたのですが
めぼしいところが見当たりませんでした。
なにせ予算1000円前後というところですからね...
良いところでも早い時間に終わっていたり
ちょっと距離があったりと...
と言うことで仕方ないと半ば諦めモードで戻る途中。
見つけました。

そうそういえばここら辺は温泉パラダイス!
無いわけが無いのです。
帰り道沿いには湯河原 箱根もあります
どこでも良いじゃないか...
そこでめぼしをつけたのが...

帰りの道沿いに有る湯河原...

あの某元都知事が愛した湯河原です!

ニューウェルシティ湯河原

立ち寄り湯いずみの湯到着です。



駐車場がわからず入り口で迷っていたらすでに仕事終わったであろう店員さんが帰りがけに駆け寄ってきてくれて丁寧に説明してくれました。
駐車場はここでオッケーとのこと
入り口は車を近づけるとゲートが自然に開くのでそこに駐車して欲しいとのこと
階段をおりて施設内に入ったら左手に進み階段またはエレベーターを使って階下に降り
フロントで駐車場に車を停めた旨伝えてもらうと五時間無料の駐車券を帰りにもらえるとのことでした。
かわいらしい女性なのに確りとした口ぶり...

惚れた!

その店員さんのおっしゃるとおり小さな入り口を入り階下に下る。


入り口はこんな感じ


なかはこんな感じ


エレベーターで降りると下駄箱があった...


スリッパで屋内へ...

むむむっ...
なんかどこかで見たような雰囲気...

まぁでも気にせず受付へ...
受付で1080円払い入館

早速お風呂に向かう...


とお風呂場の前のモニターで合点がいった...

ここ万葉の湯グループジャン!


それはそうとしてならば風呂を楽しもうとなかへ...
脱衣場は16畳くらいの広さはあるかも
洗面台が三つくらいありました。もちろんドライヤーあり
綿棒やら化粧水、櫛もあります。
トイレあります。

湯殿前のブランクには飲料水サーバーも設置されてます。
うれしい心遣いですね。

湯殿に入るとまず十四~五人が入れる内湯
こちらは源泉を直接引っ張っているようです。
その奥に洗い場

室内はこれだけ

露天は
二~三人程度が入れる円形の石風呂

そして五十人は入れそうな大きな露天風呂

その露天風呂には三人ほどが利用できるジャグジー風呂
そして水風呂が隣に併設されており、その水風呂の対面にこちらも二十人は入れそうなサウナがあります。

お風呂の種類としてはとてもシンプル。
だけど充分満足がいく内容でした。

温泉の質もとても良く
温泉サウナなど充分楽しんで一時間は滞在していたと思います。

お値段も千円となかなか安い
それで良質な温泉を楽しめるんですからこれは良いですね。

実はここ湯河原と言いながら川を挟んで南側にあるので実際は熱海なんですねw

温泉分析表
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1.源泉名
湯河原温泉/混合泉(権現山サービランス)
2.源泉所在地
湯河原町宮上562先(貯湯槽)
3.温泉分析依頼者
湯河原町長 富田幸宏
4.泉質
ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(旧泉質名 含石膏ー食塩泉) アルカリ性 低張性 高温泉)
5.泉温
貯湯槽60.1℃
6.温泉の成分
知覚試験
無色透明無臭微塩味
pH
8.6
誘電率
2,470×10二乗
mS/m(25℃)
蒸発残留物
1,556
g/kg(110℃乾燥)
7.泉質別適応症・禁忌症等
浴用の適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童
浴用の禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
8.浴用の一般的注意事項
(1) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。
(2)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
(3) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
(4)以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
ア、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
イ、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
ウ、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
エ、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
オ、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の動脈硬化症・高血圧症・心臟病
カ、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
キ、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
ク、飲酒しての入浴は特に注意する。
9.温泉1kg中の成分及び分量
 
陽イオン
ミリグラム
陰イオン
ミリグラム

遊離成分
ミリグラム
微量成分
ミリグラム
リチウムイオン (Li+ )
0.24
フッ素イオン(F-)
0.65
メタケイ酸 (H2SiO3)
87
銅イオン (Cu2+)
0.01
ナトリウムイオン (Na)
368
塩素イオン (Cl-)
549
メタホウ酸 (HBO2)
9.03
鉛イオン (Pb2+)
0
カリウムイオン (K+)
22.8
臭素イオン (Br-)
1.62
遊離二酸化炭素 (CO2)
0.18
カドミウムイオン(Cd2+)
0
マグネシウムイオン (Mg2+)
0.42
硫酸イオン(SO42-)
325
 
 
総ヒ素 (As)
0.146
力ルシウムイオン (Ca2+)
117
炭酸水素イオン(HCO3-)
43
 
 
総水銀 (Hg)
0
ストロンチウムイオン (Sr2+)
0.3
炭酸イオン(CO32-)
1.29
遊離成分計
mg/kg
微量成分計
mg/kg
第一鉄イオン (Fe2+ Fe3+)
0.14
硝酸イオン(NO3-)
0.77
96.2
0.16
アルミニウムイオン(Al3+)
0.13
メタケイ酸イオン (H2SiO3-)
6.86

マンガンイオン (Mn2+)
0.01
メタケイ酸Ⅱイオン (H2SiO3 2-)
2.21
亜鉛イオン(Zn2+)
0.09
 
 
陽イオン
mg/kg
陰イオン
mg/kg
509
930
 
10.加水及び理由
加水箇所:露天風呂・内湯・石風呂(かけ流し)
理由:温度調整のため
11.加温及び理由
加温箇所:露天風呂・内湯
理由:温度調整のため
12.循環・ろ過及び理由
循環・ろ過箇所:露天風呂・内湯
理由:浴槽を衛生的に維持するため
13.入浴剤物質名及び理由
無し
14.消毒処理及び理由
消毒箇所:露天風呂・内湯
理由:静岡県旅館業法施行条例の基準を満たすため、塩素系薬剤を使用しています。
15.温泉の分析年月日
平成22年3月12日
16.登録分析機関の名称及び登録番号
神奈川県温泉地学研究所 神奈川県知事登録第1号
17.決定者
神奈川県小田原保健福祉事務所長



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