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2016年9月23日金曜日

天然 野比温泉

横浜ウォーカー半額券シリーズ

今回は知ってはいるもののなかなか入るのには勇気のいるあの温泉

野比温泉にいよいよチャレンジですw





野比 

横須賀南方にある地域

野が並んでいたことからそう呼ばれるようになったそうな

昔は三浦半島を押さえた三浦一門の支配地域。

野比一門は三浦氏の一族で野比村を支配したとのこと

室町時代 足利義満の近侍 伊勢貞行の所領になった。

伊勢貞行のひ孫が分家である伊勢盛定に嫁いでいる。

その子孫が後北条氏である。

そのご相博(取引)によって領主が関東管領山内上杉家の上杉憲定に変わっている。

山内上杉氏は後北条氏に追われ長尾影虎を頼り家督を譲る。後の上杉謙信だ。

後北条氏の支配中は御家人の大貝平五が所領する。

豊臣秀吉の小田原遠征時、どさくさに紛れて里見氏が野比を占拠。

ここから三浦半島を支配下に押さえようとして豊臣秀吉の出した惣無事令違反とされ

減封されている。

その後検地され三百六十石、百五十世帯ほどがあったそうです。

江戸時代は天領とされ浦賀奉行所管轄となっている。



野比温泉

国道134号線を南下、業務用スーパー野比店の横に

ひっそりと且つ大胆に天然 野比温泉の看板がきらめく


建坪は六十坪程度だろうか?

沢と国道に挟まれた狭いエリアに建っている。

昔、同地にあった食品会社が井戸を掘ったところ湧き出たのが鉱泉だったので入浴施設を

建設したとのこと



車どおりの多い134号線

できれば北側から南向きに橋って欲しい。

業務用スーパーが見えればすぐ隣だ。

駐車場に車を停める。


今日は台風が近づいているので雨!

でもちゃんと営業していた。



建物は古い


入り口もなんとも古びた感じだ。


入り口を入ると左手にテレビや椅子 テーブルがある休憩所

右がカウンター及び下駄箱が並んでいる。


なんだか病院の待合室みたいな感じ...


受付のおばちゃんはきっぷがよさそうな感じw

横浜ウォーカーを見せたら快く応じてくれた。

本来なら発券機を利用する。

大人1000円だ。


今回は半額の500円!



文字通り下駄箱の鍵を渡す。


ロッカーキーを受け取り二階へあがる。


やっぱり階段も相当年季が入っている。


階段をあがると手前にトイレ 奥が脱衣場だ。

トイレは脱衣場内にはない。

外に位置しているので先に済ませておいたほうが良いだろう。


脱衣場内に入るとこれまた年季が入ったロッカー


扇風機 エアコンがある。 もちろんドライヤーなどは設置されている。


着衣を脱いで早速湯殿へ


うん 湯殿はざっと二十畳ほどの広さだろうか?

洗い場は八人くらいは同時に利用できる。

お湯を出していても時々水のように冷たくなったりするのでちょっと注意!

手前に二人程度入れるサウナが併設されている。


おくが浴槽だ。

浴槽にはそうだね 20人ほどは入れるだろうか?


なぜか狸の置物があり、お腹から水が流れているw

ちょっと出力は弱いが奥には二人用のジェット噴出口がある。

ジェット噴出口の前は流れが他に拡散しないようにだろう

仕切りの壁が浴槽内に設置されている。



温泉はいわば沸かし湯 鉱泉だ。

泉質は後ほど記載するが

茶褐色の珍しい温泉。

入った感触ではこれは本来の温泉の成分のせいなのかそれとも循環しているせいなのかわからないがw すこしぬめり気を感じる。

野比温泉のホームページにもなめらかな温泉とある。うん、成分と信じよう。

香りは少しする 茶褐色の色のせいかほんのり鉄っぽい感じだろうか

なかなか良い泉質だとは思う。


温泉を楽しみ、サウナなども入り、ひとしきり楽しんだ後 湯殿をでた。


どうも食事なども取れるようだが詳細は不明だ。


総評      温泉というよりどちらかと言うと公衆浴場の雰囲気
         でも泉質としては悪くないが...
         高温泉であるかっぱ天国が800円で高いといっていた私としては
         ここの1000円を手ごろだとはいえない。

         施設も温泉としては心もとない。むしろ公衆浴場だ。
         公衆浴場なら1000円は高いやろ...
         公衆浴場法の規定による神奈川県での入浴金額は470円
         温泉と言うことを考慮に入れてそうね600~700円なら妥当かな?


温泉の成分表は以下
-----------------------------------------------------------------------------------------------------

成分
1温泉利用施設名称野比温泉
2源泉名横須賀温泉 (源泉名:野比温泉) 台帳番号 横須賀 第5号
3泉 質ナトリウム-炭酸水素塩令鉱泉(旧泉質名:純重曹泉) アルカリ性 低張性 冷鉱泉
4泉 溫(1)源泉 18.6℃   (2)使用位置   ℃


5


温泉の成分


知覚的試験  黄褐色透明無臭  pH  8.7  電気伝導率  1.478×10二乗 mS/m 


蒸発残留物  0.962  g/kg   成分総計  1.500   g/kg


陽イオンmg/kg
リチウムイオン (Li+ )0.01
ナトリウムイオン (Na)394
カリウムイオン (K+)6.98
マグネシウムイオン (Mg2+)1.38
力ルシウムイオン (Ca2+)1.78
ストロンチウムイオン (Sr2+)0.01
第一鉄イオン (Fe2+)0.04
アルミニウムイオン(Al3+)0.01
マンガンイオン (Mn2+)0
亜鉛イオン(Zn2+)0.02
アンモニウムイオン(NH+)3.74
陰イオンmg/kg
フッ素イオン(F-)1.03
塩素イオン (Cl-)18.9
臭素イオン(Br-)0.07
硫酸イオン (SO2-)26.6
炭酸水素イオン(HCO3-)936.0
炭酸イオン(CO32+)36.20
硝酸イオン(NO3-)0.10
メタケイ酸イオン(HSiO2-)5.83
メタホウ酸イオン(BO2-)1.24
遊離成分mg/kg
メタケイ酸 (H2SiO3)58.8
メタホウ酸 (HBO2)4
遊離二酸化炭素 (CO2)2.93
微量成分mg/kg
銅イオン (Cu2+)0
鉛イオン (Pb2+)0
カドミウムイオン (Cd2+)0
総ヒ素 (As)0
総水銀 (Hg)0


6温泉分析年月平成21年 12月4日
7登録分析機関の名称及び登録番号神奈川県温泉地学研究所


神奈川県知事登録第1号






禁忌症及び入浴上の注意事項
1禁忌症及び適応症

温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分、温泉地の地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総合作用に対する生体反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは困難であるが、当温泉の禁忌症、適応症は概ね次の通りです。


(1) 一般的禁忌症(浴用)

   急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、
   高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

(2) 泉質別禁忌症(浴用)

   ------------------------------

(3) 一般的適応症(浴用)

   神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、
   冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

(4) 泉質別適応症(浴用)

   きりきず、やけど、慢性皮膚病














2


入浴の方法及び注意
温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も効用があるといわれているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなければかえって疾病に不利に働く場合がある。したがって浴用上の注意事項はおおむね次のこととする。






(1) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。


(2)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。


(3) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。


(4 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。


 ア、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。


 イ、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。


 ウ、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。


 エ、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。


 オ、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の動脈硬化症・高血圧症・心臟病


 カ、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。 


 キ、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。


 ク、飲酒しての入浴は特に注意する
3成分に影響を与える項目の掲示事項



(1)温泉の加水について
○行っていません。

(2)温泉の加温について
○温泉の加温は、入浴に適した温度に保つため加温しています。



(3)循環装置等について
○循環装置などは、衛生管理のため、循環ろ過装置を利用しています。



(4)入浴剤、消毒について
○入浴剤は使用していません。
○消毒は、衛生管理のため、塩素系薬剤を使用して消毒処理を行っています。

3禁忌症、適応症の決定年月日平成21年12月28日
4决定者横須賀市長 吉田雄人




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