1978年完成のダムです。
ダムってのは完成すると
いくつかの家が水没するわけでね
やはり家やら集落やらというのは
人の人格形成にただいな影響を与えているわけですから
そりゃ住民にとってすればその喪失となると大きな問題になるわけです。
ということは名残を残したいと考えるのは当たり前で
その名残というのがこういう記念館のようなもので表現されるわけです。
ということで前回ユーシンブルーにいけなかった私は
今回三保ダムに整備された三保の家及び丹沢湖記念館に向かってみました。
今回は三保の家 丹沢湖記念館です。
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まさに丹沢湖の真ん中に
気になるわらぶき屋根の家があります。
駐車場は丹沢湖記念館の前にあります。
まずはわらぶき屋根の家に行って見ましょう。
この農家は120年前建てられてた建物だそうです。
丹沢湖完成で水没したのは世附を中心に大小三つ四つの集落。
三保村。
その世附地区の建物を移築してます。
なんとなくそれを思い出します。
建物の前には三保ダムと共に水中に沈んだ醸造メーカー
(株)高橋酒造店のブランド高優(コーユー)の陶器樽が並んでいます。
奥に入ると世附の住人の道具などが展示されています。
建物内はやはり古い農家の雰囲気。
風通しもよさそうです。
さっとみましたが隣には丹沢湖記念館。
それほど大きくない記念館です。
入場は無料。
ブースは三部ロックに別れており
入り口右側に受付事務所
左側は丹沢の動物達などの剥製や
弥生時代頃の出土品などが展示
中央奥にはおみやげ物ブース。
右側事務所の奥にはまだ世附の集落があった頃の写真パネル展示や
昔の丹沢湖の集落の模型があります。
現在移築された集落がコチラ
でその奥、世附大橋の下あたりにあったのが世附地区です。
パネル展示はなかなか見ごたえが有ります。
1978年完成ですから
それ以前の世附の風景を見て取ることができる貴重な資料です。
これ学校じゃないんだね。
これ多分八幡神社の鳥居じゃないかね~
六地蔵ですかね...?
集落を見てみると...
あれ?入母屋じゃなくハッポウ造り?
川崎の民家園からすると養蚕業をしている集落に良く見られるそうですが
まぁ戦前の日本の主要輸出産業は絹ですから
日本全国的にあまり産業のない地域の場合、養蚕を主流にしててもおかしくはないよね。
この地区は戦争の被害もそれほどあるわけでもなさそうなので
まぁ当然戦前の家屋が多く残っていてもおかしくはない。
まぁ今は過去ですがね...。
そんな中、子供達が遊ぶ写真になんとなくストーリーを感じます。
左の女の子。なんとなくかわいらしい。
もしかしたらこの集落のアイドル的存在になっていたのかも...
ど田舎に一人くらいいるんですよね。かわいらしくてアイドル的な高嶺の花。
そんな感じを思い出させてくれる写真です。
ブランコもまたなんだか懐かしさを感じます。
しかし右手の男の子 女の子に囲まれて両手に華ですね。
多分まだ将来この集落から出て、外で生きていくなんてことは考えてもいない頃じゃないかな?
世界がまだ今と比べて圧倒的に狭くて
すぐ大人になれた時代。
そんな時代に思いを馳せることができました。
総評: わざわざココの為に訪れるほどのものでは有りませんね。
でも丹沢湖にきたら寄ってみても良い場所だと思います。無料だしね。
帰りに野猿に会いました。
本当に自然豊かですね。
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