まぁよくあんなことできたなぁ~と
感心する制度改革なのですが
まぁ新政権が権力集中している細注にえいゃっ!ってやってしまったものだと思われますがそれでも今まで権力を持っていた人間から権力を根こそぎ奪うわけですからそりゃ凄いわな...
まぁでもちょっと嘆かわしい部分もあるわけで
あの明治維新は良くもあり悪くもあるんですが
廃藩置県や神仏分離から始まる廃仏毀釈により多くの文化遺産が失われたわけで
本当に嘆かわしい部分ですわ...
ということで当然廃藩置県で失われた文化遺産はお城ということになります。
そりゃね明治期お城ははいて捨てるほど有りましたよ。
でも本当にはいて捨ててしまったために今じゃどこにもありゃしない...
非情にもったいないことですわ...
といういことでその廃藩置県により失われた小田原城のなんと門が
ひそかにこの渋沢丘陵の一角に持ち込まれ
移築され現存しているというので行ってみることにしました。
ということで今回は小田原城幸田門です。
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日本の文化遺産消滅は二度あるといいます。
まず一度目が明治維新。
その廃藩置県と廃仏毀釈です。
もう本当に酷い有様だったようで
廃藩置県の場合
お城は二束三文。
薪の扱いで売っていたそうで
本当にもったいないことをしたものだとため息しか出ません。
沼津城などはもう跡形すらないという悲惨さ...
小田原城はなんとか石垣などは残りましたがね。
建物はぼろぼろだったわけで
どんどん売却されて跡形も残りませんでした。
廃仏毀釈は神仏分離後何故か民衆のムーブメントで
寺院がどんどん荒廃していき貴重な仏像などが海外へどんどん流出してしまったという経緯が有ります。
そして第二の日本文化遺産消滅の危機は
もちろん太平洋戦争。
日本の国宝級の城や寺社仏閣が次々と消滅した事件です。
なんとももったいない話しで
全く戦争もしかりですが馬鹿馬鹿しいことをしたものです。
さてそんな話しは過去の話
今残っている遺構をどれだけ大切にできるかが
今後の日本を作っていくうちに重要なのですが
そのほぼ失われた小田原城の中で石垣以外で唯一残った建造物があります。
それが幸田門!
なんと僕が大好きな渋沢丘陵の一角に移築されていたのです!
凄いw
ということで早速いって見ました。
場所は中井町に入って県道77号線を大井松田方面に進むと右手に
なんともご立派な邸宅が見えてきます。
そこの前の門がその旧小田原城幸田門です!
とにかく後邸宅の塀を見ているだけで
なかなかの豪邸だというのは感じ入ります。
木の塀では有りますがとにかく長いですよね。
そして塀の前には説明書が有りました。
須藤家邸宅だそうです。
その昔豪農だった須藤家は小田原城が民間に払い下げられた際に
幸田門を購入、解体せずにそのまま海路押切まで運び、そこからこの鴨沢一帯の住人総出でこの地まで運び移築したとのことです。
ということは本当に当時のそのままが現在に残っているということなわけで
一種小田原城とうじの建造物そのままが唯一残った貴重なモノといわざるを得ないですね。
さぁその門をご覧ください。
ででーーーーん!
凄い!かっこいい!
形式としては薬医門形式。
切り妻屋根が支柱に乗っかっています。
荘厳な感じしますね。
お寺に多い門の形式です。
さてこの門ですが当然今も須藤家の門として現役で活躍しています。
ということで見学される際はお住まいの方の迷惑にならないように
ご覧くださいね。
しかし須藤さんが購入して移築していなければ
この門を見ることができなかったとおもうと
なんともありがたい話しですね。
さてこの幸田門ですが
説明版には二の丸と有ります。
しかし小田原城二の丸に幸田門なるものは確か無かったのではないでしょうか?
幸田門は三の丸にありました。
もしかしたらその三の丸の幸田門を間違えた??
小田原市が小田原城の3Dプロジェクトと立ち上げており
Google Earthをりようして昔の小田原城を見ることができるのですが
その3DCGプロジェクトでみるとこんな感じです。
あれ?このCG映像では高麗門になってますね?
うーん。
まぁでも小田原市側が間違えているんでしょうね
ということにしておきましょう。
現在の小田原の幸田門跡はこんな感じ...
説明書がありました。
うーん 江戸時代の話と戦国時代の話がごっちゃになったような説明ですが...汗
この幸田門は江戸時代の門ですので間違いないように...
土塁はこんな感じでまだ残っています。
さて御邸宅の前に道祖神がありました。
鴨沢中庭道祖神だそうです。
もしかして...
須藤家の中庭の道祖神ということなのでしょうか?
すごいわ...
しかしこの辺り本当に田舎なのですが
それがまたいいですよね...
なかなか良いところでした。
ちょっとドライブがてらよってみるのも悪くないですよね。
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