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2019年7月12日金曜日

【小田原 ベーカリー】夏の風を感じた。天正庵跡とベーカリーMUGIFUMI

国道135号線から根府川駅手前で県道740号線に入り、
その道沿いに気になる場所が有ります。
天正庵跡と称されている場所。
しかし小田原ってのは本当に色々な顔が有ります。

東は僕の好きな曽我丘陵
そこには曽我物語がありました。

北には南足柄市を抜けて足柄峠

ココも色々な物語が神話の時代から続いています。
市街地には当然小田原城
そして西には箱根の山々

最後にここ南西には伊豆へ抜ける旧街道。

そこにも色々な物語があるのですが
その中の一つ。

天正庵跡 そしてその地にできたベーカリーショップ MUGIFUMI

今回はその二つのご紹介。




〒250-0025 神奈川県小田原市江の浦307
0465-43-7922
営業中:  10時00分~17時00分






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県道740号線を通っているとね。
毎回目につく場所があったんですわ...
それがここ天正庵跡
一帯なんやろ?
と思っていたのですが
最近になってその壁が取り払われ
建物が露に...
そしてその先にはなにやら古い室内とお店らしきものが...

そりゃ寄ってみたくなるよね。
ということで寄ってみました。

場所はヒルトン小田原よりも先。
大きくカーブしている箇所にあります。



駐車場は建物からちょっと離れたところに有ります。
でもすぐ近くです。


昔は壁があったのですがそれがなくなっているんですよね。


でも立て看板は有ります。


ここは、天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原戦役の際、秀吉が千利休に命じて、大野五郎兵衛の屋敷内に茶室を設けたところである。
 「天正庵由来記」によれば、「天正18年5月の頃、秀吉公、小田原の北条を責める折柄、諸将の労を慰めんとて、利休、前波半入らに命じて当村五郎兵衛屋敷内に数寄屋(茶室)を囲い結ばしめ、橋立の茶壺、玉堂の茶入れ、その他の名器等をかざりつけ、公(秀吉)手づから茶を点じ、家康(徳川)、信雄(織田)、忠興(細川)、氏郷(蒲生)などに給り、饗応の中、公興のあまりに、給仕の青女房に金の扇子10本ばかり取り出し、躍れ躍れと利休、半入、女房達と共に興じければ、諸将各長陣の労を忘れける」とある。ここは天正庵の大野家には、秀吉から拝領の酒器、木杯や、秀吉が使用したといわれる碁盤が保存されている。

ということが書かれています。
しかし当然かつてのその庵が残されているわけではなく
拝領したといわれる器などが展示されているわけでは有りません。
単にあるのはその縦看板のみということになります。
なので文化的遺産の見所という意味では程度が薄いですね。

でもここで秀吉がコレから手に入れようとしている
相模湾を眺めながらの宴が、当時の大物大名達が集まって繰り広げられたことを想像するのはとても楽しいことですよね。
利休が家康が秀吉がここで楽しんだと思うとなかなか感慨深いものが有ります。

青女房とは妖怪のことでは有りませんw


まだ若く位の低い女官のことです。
茶の湯の席とはいえ
多分酒も入っていたのでしょう 若い女性を前に
色々オイタもあったんじゃないでしょうかね~


さてそれは置いておいて...
そのたて看板の向こう側にある古い邸宅。


そこがベーカリーMUGIFUMIの入り口です。



古民家をあえて開放して文化的遺産として継承しつつ
その奥をベーカリーとして収益を図る。
なかなか賢いやり方ですね。
中には土足で上がれるんです。


歴史的資産価値としてはまだそれほどでは無いですが
この建物が今後10年20年と歳を経ることにより
深い資産価値として残っていくのはとてもいいことだと思います。

原宿駅が新設によって解体されるかどうかなんて問題もあるようですが
そんなのはもってのほか!

オリンピックなんてあっという間に終わって今度は少子高齢化
ぶっ壊したらもう元には戻りません。
混雑緩和なんてわざわざしなくても勝手に緩和されていくんです。
そうしたら単に金ぴかで無機質でがらんどうな建物がただ単に残るだけ...
全く意味が無い。
都も原宿駅程度すら残すことができないなら何の観光都市なんだかわからんですよね。

原宿がつまらない街に成り下がらないよう祈るばかりです。

さて
この建物...


古さといってもそれほどでは有りませんが
とにかく風通しがよくできてます。


昔の建物というのは兎角こんな感じで風通しよくできてるもんだよね。


その箇所箇所に古さを感じますよね。



奥には玄関がありました。


明かりも又、趣が有りますね。



建物内にはアーティスティックなものが有りました。
これも販売しているようですね。


なんとも涼しげですね。


入り口玄関脇にベーカリーMUGIFUMIの入り口があります。


中に入ると...


パンが所狭しと有りました!


どれもおいしそう!


パンだけではなくコーヒー、ジャムなども有ります。


イートインはできないかきいたところ
建物の縁側で召し上がっていいですよとのこと。
ということで
MUGIFUMI特製クリームパン 270円と
レモンクリームチーズパン 250円そして片浦レモンサイダー 300円を購入しました。


合計820円

早速縁側に向かいます。


セミの声と夏の海風がとても心地良い。
そういえばセミ
今年初めて聞いたなぁ~


早速購入した三点を広げて見ます。


おいしそう!
手にとって見ると暖かい...

まずはクリームパンを
ほぐしてみると...


食べてみます!

おいしい!

味も甘すぎず 程ほど
暖かいパン。 夏の暑い時期に意外と合う!
セミの声


時折吹き抜ける風。

なんて贅沢な...

続いてレモンクリームチーズパンです。


これまた美味い!
レモンの味がちょうどよくマッチしているんですわ...
酸味が良い!

こりゃ美味いわ...
レモン好きの相方も大喜びだと思います。

そして片浦レモンサイダー
もう小田原住民にはおなじみですね。
その冷たさが夏の暑い中の一服の涼しさを呼び込みます。

美味しかった~


しばらくその縁側で涼んだあと
帰宅しました。


総評:うん 美味しいし文化的にも刺激されます。
とてもいいと思います。是非この界隈を訪れたらお立ち寄りください。
お勧めです。
あっ以前紹介した二宮にあるブーランジェリーヤマシタ並にお勧めのパン屋さんです。


〒250-0025 神奈川県小田原市江の浦307
0465-43-7922
営業中:  10時00分~17時00分




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