韓屋と呼ばれるその建物は古き韓国の風土を現している地域です。
軒が低く
なんかかわいらしいその建物群地域を
何の気なしに散歩してみました。
今回は北村韓屋村です。
北村韓屋村(북촌한옥마을)
景福宮からバス ですぐです。
十一系統のバス。
景福宮の南東の通りにバス停법련사(ボプリョンサ)が有ります。
バスといってもワゴンなのですけれども
まぁ充分ですよね。
バス停二つ目삼청파출소(三清交番)でおりました。
バス停を降りると黄色く色づいたイチョウがとても綺麗でした。
坂を上がって行くと
ところどころにかわいらしいカフェが点在。
しかもそのカフェどれも古民家をリノベした建物。
かわいらしい。
こりゃいいよね。
散歩しながらちょっと疲れたらカフェに立ち寄る。
なんだかのんびり楽しめそう。
でもここらがメインというわけではなさそうです。
でもちょっと高台に上がると
韓屋の瓦屋根が続いています。
でも僕らが一旦目指した場所はCha-teul(차마시는뜰)。
そこでお茶した話は別の記事でご覧ください。
そしてお茶のあと再び登っていきます。
とにかく坂が多い地区。
えっちらおっちら登って行きます。
この街並みが韓屋(ハノク)なのでしょう。
でもちょっといろいろと手直しされてますね。
この先に古い佇まいのお屋敷が現れてきます。
この地域でもチマチョゴリを着た人たちが歩いていました。
多分景福宮で借りたままここまで足を伸ばしたものと思われます。
でもマッチしてますよね。
さて北村ですが
清渓川と大通り鍾路より北にあるという意味で北村というそうです。
ということはその一体のことを言うので
僕らのホテルのある仁寺洞界隈も北村に位置します。
実は後ほどお伝えしますが
その仁寺洞クラウンホテルの真下に位置する益善洞界隈も韓屋が多く現存する地域です。
鍾路より北にあるので当然益善洞も北村の一種ですね。
北村は実際は仁寺洞
三清洞
嘉会洞(桂洞 苑西洞 斎洞)だそうです。
歩いていくと徐々に
古い形を残す韓屋が見えてきます。
韓屋は両班が住んだいわゆる高級住宅。
地方にあるそれと比べて
大規模でないこの都市部にある韓屋は
塀に沿って建物が四角く建てられており
真ん中に庭のような空間ができていますが
玄関は基本なく、その真ん中にある庭から縁側のような場所を通じて
建物に出入りするそうです。
儒教思想によってつくられているために男性部屋と女性部屋は分けられております。
オンドル部屋や板の間部屋などもあります。
いわばこの地区は高級住宅街ということにもなるわけです。
その割には規模が小さい建物ばかりなのですが
それは李氏朝鮮末期の社会事情により道路などがどんどん住宅地に変わっていったためといわれています。この北村自体は1392年から拓かれてきてますが、建物自体は1930年以降に建てられたものだそうです。
韓国の登録文化財や史跡、ソウル市の民俗文化財や文化資料としての位置づけがされた建物も有ります。しかし殆どの家は個人所有の為生活されている人ばかりで
中に入ることはできません。当然周囲の街中で騒ぐようなことはできず
世界一静かな観光地といわれたりもするようです。
まさにそのとおりで基本街中の道を通り抜けることくらいしかできません。
日本の城や武家屋敷などと比べると
とにかく規模が小さい。
しかもどの家も手作り感満載。
なんとなく沖縄の民家を見ているような感じもします。
しかしこういう古いものを残すということにおいて韓国人は意識高く
確りと建物がおのおので保存されているのがすばらしいですね。
ということでくるっと廻ってきました。
出た場所は入った場所とは違い
少し昌徳宮に近い側です。
宗教施設なのでしょうか?
壁の上にお釈迦様が鎮座されている建物が有りました。
有り難いですね...。
ということで終了です。
総評:うん 楽しいと思います。韓国の古い町並みや建築方式をみるだけですが
それ結構楽しめました。お金が掛かるわけでも有りませんので
是非皆様も是非訪れてみてください。
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