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2019年10月25日金曜日

【여보세요 ヨボセヨ(もしもし)한국(韓国)!】世界遺産 宗廟(종묘)

韓国の世界遺産。有名なところは昌徳宮ですが
こちらも世界遺産となります。
宗廟(ソビョウ、종묘)です。
なかなか見ごたえの有る場所。
今回は宗廟を紹介します。



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宗廟(ソビョウ、종묘)

場所はここ!


本当にホテルに近い場所に有りましたが
あちこち動いていたので自分らはホテルから結構距離があると勘違いしていました。
地下鉄も同じ駅(ただし駅構内は結構大きい)が最寄駅です。

さてこの宗廟
いったい何モノ??
お墓かな??

そうですね。廟というと墓のようなイメージですね。
決して間違いはないのですが日本人的墓というと
ついつい遺骨が埋葬されているところのようなイメージありますよね。
それでは有りません。
じゃぁココは何?というと...
朝鮮と日本の文化が違うから判りづらいというものでもないのです。
実は日本人も皆、宗廟に該当するものを一度は目にしています。
何かというと...

仏壇です。

なんとなく説明を聞いているとわかりづらくて
肉体と魂が違うだのなんだの
やはり外国の風習はわからんね~なんてついつい口にもらしてしまったりもするのですが
なんてことはない単に仏壇と考えれば分かり安いですよね。

肉体の死はお墓にはいりますが
お位牌は仏壇に収まりますよね。
そして基本仏様の祭祀はそのお位牌を前に行います。

いわばその場所が丸々巨大な建物になったのが

宗廟

ということです。
そう理解すると結構簡単に色々わかります。

基礎知識つけたしじゃぁいってみましょう。

宗廟は道を挟んでタシ世運広場につづいています。
その向こう側は世運商店街。
大きな建物なのですが2017年に再開発をされたエリアです。
建物になっていますが多分ココは参道のようなもので真っ直ぐ南に続いて南山につながっています。


その交差点から北上すると
その場所が既に宗廟の公園となっています。




一分程度歩くと宗廟の入り口

外大門


が現れてきます。
その右手にチケット販売所が有りますが
今回はセット券購入しているので必要有りません。


注意点があります。上にも記載されていますが

宗廟見学は専属ガイドによるツアーのみ!

ここ重要です。
ということでガイドさんがいる時間帯をちゃんとチェックしておかなければなりません。
ただしよほど混みあわなければ大概の人は入れますので安心してその時間に間に合うように向かってください。
尚、予約などは必要有りません。(団体客は必要です)
自由見学も日によっては可能なようです。


このガイド式ツアーなんでこのようなツアーになっているかというと
文化資産保護の観点からだそうです。
とてもいいと思います。日本もそのようにすればいいんじゃなかなぁ~
日本は結構その点を適当にしてしまっているので落書きだのなんだのされて
しまうのではないかと私はおもっています。

取り入れればいいのに...


ガイドさんが来たので始まります!

チケットを渡して早速中へ...


中はすばらしい眺めです。
とにかく紅葉が凄い!


しかしソウルにきてからとにかく驚かされるのがこの紅葉の凄さ!
もう日本なんて比じゃない...
いや もしかしたら僕が日本のすばらしい紅葉を知らないだけかも知れないんですが
今まで見た紅葉の中で一番凄いんじゃないかってくらいの紅葉なんです。
寒い朝鮮半島。当然秋口の紅葉もすばらしくなるのでしょうね。


それはそうとしてとにかくガイドさんについていきます。


女性ガイドさん流暢な日本語を操って皆さんに説明し始めました。
この真ん中の道は王家の先祖の御霊が通る道だそうで
またぐことは可能ですがその真ん中を歩いてはいけないとのことでした。
なるほど注意しつつ進みます。


一旦地図の前に集まってこれから見学する宗廟についてさっと説明が入ります。


ここ宗廟は大きく分けて
五つの建物群に分けられるようです。

香大庁一帯
斎宮一帯
典祀庁一帯
正殿
永寧殿

パンフレット

パンフレット詳細はコチラ↓


一つ一つは見ていくわけに行かないので
大まかなコースで行くことにするそうです。

中蓮池


まず始めに見えてきた池。これは中蓮池というそうです。
真ん中に丸い島が有りますが
コレは儒教の陰陽五行説からきている島で丸くなっています。
天が○で地が□という意味合いだそうです。

そのまま進んでいきますと

香大庁一帯

にたどりつきます。



香大庁一帯詳細はコチラ↓


次に向かいます。

とにかく歩く道中とても紅葉が綺麗なのです。
見てくださいな!うっとり...


しかも歩きやすい平坦な道。
とても気持ちがいいですよね。


つづいて現れたのが

斎宮一帯



斎宮一帯詳細はコチラ↓


そして目の前に出てきたのが...


典祀庁一帯

祭祀で使われる道具の保管や準備をする場所です。



典祀庁一帯詳細はコチラ↓


そして...

正殿



正殿詳細はコチラ↓


その後紅葉の中を再び一行は進み。


次の廟へ...


ついたのが...

永寧殿



永寧殿詳細はコチラ↓


朝鮮には27人の王がいたが
祀られているのは25名。
その理由はその27名の王のうち2名は暴君だったため祀られなかったとのこと...

祀られていない王の名は
第十代国王燕山君(ヨンサングン、えんざんくん、1476-1506)
粛清と酒池肉林の王で宮廷クーデターで失脚、流罪に...。王に寵愛された側室(後宮)の張 緑水(ちょう・りょくすい チャン・ノクス、장녹수、生年不詳 - 1506)は斬首刑。正妻も地位剥奪。王子たちは処刑。王女達は全て奴婢にされる。

これは「王の男」で映画化されている。


尚ドラマ「チャングムの誓い」ではチャングムの子供の頃の出来事としてこのクーデターが語られているそうです。


もう一人は第十五代国王光海君(クァンヘグン、こうかいくん、1575-1641)
勢力争いと朝鮮出兵に翻弄され暴君とされた悲劇の聡明な王。
秀吉の朝鮮出兵の混乱と朝鮮宮中内の勢力争いにより翻弄されつづけ
対抗勢力を粛清したために最終的に廃位させられ流罪となった王。
疲弊した国内を復興させ、江戸幕府と和議を結んだが後金と明との戦いに参戦し敗北。
後金との間で中立外交をせざるを得なくなるがバランスの良い外交でなかなかの手腕をみせていたが、宮中内の対抗勢力に失脚させられたあとは悪名を着せられることになる。

映画では「王になった男」 


ドラマでは「王の女」などが光海君を取り扱っている。




あとは森を歩いて入り口まで


戻っていきます。


途中トイレ休憩を入れます。


しかし本当に紅葉が美しい...


この紅葉の中を歩いていくのも本当にすがすがしいです。


そして入り口に戻り
解散となりました。



所要時間はおよそ一時間

総評:とっても良かったです!ガイドさんもなかなか流暢な日本語を話ますし、話の内容も面白い。楽しめました。宗廟を廻るにはガイド付じゃなきゃダメというなんとなくけだるさもなく。むしろガイドさんがいてよかったって感じです。
無料なのも嬉しいですよね。是非このツアー参加してみてください。






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