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2019年11月27日水曜日

【여보세요 ヨボセヨ(もしもし)한국(韓国)!超うまい!絶品グルメ】タッカンマリの老舗!陳玉華元祖タッカンマリ(진옥화 할매 원조 닭한마리)

タッカンマリなる食べ物が韓国にある。
水炊き?なのだが鶏一羽を丸ごと煮炊きする。
これが絶品のお店がここ東大門にあるそうだ。

そのお店が陳玉華

ということで今回は行ってみた!

タッカンマリの老舗!陳玉華です!




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タッカンマリ(닭한마리)

そもそもタッカンマリってなんだ?
韓国料理というとビビンバだの焼肉だのチゲ、チヂミだの
なじみ深いものも多い。その中においてタッカンマリなるものはあまり聞いたことがない。食べたことはあるかもしれないのだがなにせ韓国の名称は日本人的にはちょっと難しい。ということでまずはタッカンマリとは何なのか調べなければならない。
タッカンマリとはいばわ水炊きだ。
しかし単なる水炊きではない。鶏一羽ぶち込むという豪快なもの...
タツが鶏でハンマリは一羽ということでそのまま「鶏一羽」という名称w
作り方はシンプルだがコラーゲンはたっぷりだわ美味いわで女性たちの間でにわかに人気になり、現在ではこの東大門界隈では代表的な食べ物となっている。


そもそもこの界隈は貧しい貧困層が住んでいた。
ソウルは中心街はほぼ両班層が犇めいていたが貧しい人々は漢城外周に八か所ある門の周辺に住み着くことが多かった。


日本でも小説「羅生門」などでなんとなく都の門の近くは無頼者などが住み着くイメージがあるがそれと同じようなものだろう。


日本統治時代は人々の収入は向上したが統治後の朝鮮戦争で再び貧しい人が増える。

そのため都のはずれであるこの東大門周辺に貧しい人々が再び住み着きこの辺りが猥雑な雰囲気の地域になった。朝鮮戦争後の高度経済成長時、高速道路のバスターミナルができたことでここ東大門周辺の市場への人の出入りが激しくなる。そんな中、手早く美味く提供できる食べ物が出回り始める。それが鶏肉入り手打ちうどん、タッカルグクス(닭칼국수)。はじめはうどんがメインだったというわけ...それが徐々に そんな中で何とか食いしのばなければならない人々が手っ取り早くやり始めたのがこのタッカンマリだ。


今はうどんは鶏に隠れたサイドメニューということになっている。


さてその中での老舗がこの陳玉華ハルメ元祖タッカンマリだ。
場所はなんとも難しそうなところにある。
複雑に絡み合った路地を抜けた先にあるのが陳玉華ハルメ元祖タッカンマリだ。



東大門駅から東大門総合市場を抜けた先にある。
なんとも昔の日本のバラックのような界隈。
香港の九龍城に迷い込んだのかも思うのも仕方ないw



若い女性は少し不安を感じるかもしれないその地区。



そこにあるのが陳玉華ハルメ元祖タッカンマリである。



この界隈にはとにかくいろいろなやっつけレストランが多い。




その中でタッカンマリの聖地であるこの場所は
多くのタッカンマリ専門店があるようで迷ってしまいがち。
この看板...


このおばちゃんを目当てに行くとよいだろう


このおばちゃんこそ何を隠そうここ陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ(진옥화 할매 원조 닭한마리/現在の名前は「陳玉華元祖タッカンマリ」となったそう)の創業者 陳玉華(JinOkHwa)氏 ハルメというのはおばあちゃんという意味。1978年、貧困の最中、家族を食わしていくために始めたのがこのお店。一度思い立つと夜も眠れないというのがこの陳玉華氏。十人の人に試食してもらい八人が喜んだときはじめて自信がついたとのことでした。家族を支えるというのが大義ではあったけど多分楽しかったんですよね。好きな食をみんなに喜んでもらえて、そしてお金が入る。まさにWIN-WINから始まったのがこの商売だったということでしょう。


営業時間 午前10時~午後10時半
℡    +82 2-2275-9666

中に入ると二階へ行けとの指示。
入ったとたんに日本人観光客だというのがわかったのか
多分日本語が通じるであろうスタッフがいるのが二階なのかもしれない。
階段の途中に陳玉華氏の写真がありました。



さて店内はこんな感じ。


まぁあまり雰囲気があるという感じではないですね。
でも古くもなさそう。
実はここ2008年に一度出火しているんですよね。
それで2009年に再建しているので老舗の割には新しいわけです。

さて席に通されるなりもうスタッフはわかってるわよバリにタッカンマリの準備をし始めます。そしてあらよあらよの間に一式出来上がってました。


もうすでに香からおいしそうなんだわ...

メニュー

メニューといってもいわばサイドメニュー


もうここはタッカンマリ専門店というべきでしょうねw

食事

닭한마리(タッカンマリ) 22000ウォン
떡사리(年糕/お餅)     1000ウォン
파사리(ネギ)        2000ウォン
공기밥(ご飯)        1000ウォン
감자사리(ジャガイモ)    3000ウォン
국수사리(麺)        2000ウォン

ドリンク

소주(焼酎)             4000ウォン
맥주(ビール)       5000ウォン
청하(清酒)        5000ウォン
백세주(百歳酒)      7000ウォン
산사춘(山査子酒)     7000ウォン

だそうです。




さて手順などですが基本スタッフがやってくれるのであまり気にしなくていいです。
適当に必要なものを付け足していけばいいだけ。



鶏などのサバキ(鋏でちょん切ったりすること)のタイミング、火の調整も基本お任せです。








必要な時は自分でやりましょう。






パンチャン(飯饌)

基本ありませんがキムチはセルフで取り放題です。


階段のところにあります。



ビールなどを楽しみながら出来上がるのを待ちましょう。


もう香はたまりませんよ!

基本灰汁を抜くという習慣は無いようで、灰汁抜きの食器類はいただけませんが
気になる方は残っているもので灰汁抜きしてくださいw


さてこのお店。とにかくこの狭い界隈にある老舗なので
窓の外を見るとまぁ電線がすごいことになっていたりするのですが...w


お店の名前 陳玉華元祖タッカンマリ とありますが私がここを老舗としか言わないのは
元祖といえるかどうかは微妙ということになるからです。というのが先も書いた通り
もともとタッカンマリはタッカルグクス、鶏入り手打ちうどんを元としており、すでにその鶏入り手打ちうどんの段階でタッカンマリの原型はできていたといわざるを得ず、陳玉華氏はあくまでもひと手間加えたというよりひと手間抜いたといったほうが良く、そのタッカルグクスのお店はすでにこのお店ができた段階では多数あったようだということだからここを元祖というべきかという議論もあるようなのであえてここを元祖とは呼ばないようにした。

でも陳玉華氏の影響力は当然強い。

うどんを抜いてもおいしく頂け、さらに一羽丸ごといれることでパフォーマンス的にも面白いというのを発見したのはいわばコロンブスの卵的発想にもつながる。
意外と新しい革新は些細なひと手間(加えるにしても抜くにしても)であることを感じざるを得ないw

さぁそんなこんなを言っているうちに
トッポギ(餅)もでてきた。


キムチで少し腹ごしらえ


うん!なかなか辛美味!


そしてぐつぐつもう一煮炊きして出来上がったようだ!


コチジャンなども準備してみる。
そして食べてみる!


うっっぅつつっつつっつっぅぅうぅ 
うっまーーーーーーーーーーーーーーーーい!

鶏丸ごと一羽なのだから当然 骨はあり 時々食べづらい
しかし

それを差し引いても めちゃくちゃ

うまーーーーーーーーーーい!

単純ですよ! 単純!
これを料理と呼べるのか!?
なんて議論もあるかもしれない。
でもね。すでにスープはある程度味付けされており
それに対して鶏がいわば鶏ガラスープとしての出汁を出すといった
完成品に仕上げていく!
当然うまいわけですわ...

コラーゲンたっぷりということもあり
相方も大喜び!(当然カロリーを気にしちゃだめですよ!w)
ということで箸が進む進!

あっという間に食べきってしまったw

そしてせっかくの豪華鶏ガラスープを捨てるのはもったいない。
当然トッポギやらも楽しめるんだけど
やっぱり 麺!

すると出てきましたよ。麺!


韓国では生麺って珍しいんじゃないかな?
でも手打ちって感じじゃないですよね。
まぁとにかくぶち込もうじゃないか!


どさっとぐつぐつもう一煮炊き。


もう見るからに美味そう!

そして小皿に取り分けて...


つるつるっと...

うんまぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁあっぁぁっぁ!!!

もう最高です!
二人とも会話も忘れてもくもくと食べる食べる

そして...

完食!


ごちそうさまでしたーーーーーーーーーっ!

なんでここに来たかというと
これも相方の知り合いからのおすすめ。
なかなかいい知り合いが多いなぁ~

さてお値段は...

という感じです。
すごい!

ということで今回のお値段はこちら...


いや まぁやっぱこれだけ食べて飲んでこれなら悪くないよね。

自宅でタッカンマリ楽しみたい方はこちら...





16:15に入店し17:50に店を出たので
およそ一時間ほどの所要時間でした。

総評: うん よかったわ 美味いし楽しい。とにかく味がたまらんかった。
また食べに来たいと思うほど。リピーターになりそうです。ぜひ皆さんも行ってみてください。


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