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2019年1月19日土曜日

【箱根 温泉旅行】  箱根関所

さて前回は県立恩賜箱根公園行きました。
県立恩賜箱根公園行って、箱根関所を行かないというのは愚の骨頂!
ということで向かいました。
もう箱根関所は県立恩賜箱根公園のすぐ先。
関所側の県立恩賜箱根公園出口から五分とかかりません。
向かってみましょう。

ということで今回は箱根関所です。




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場所は...
県立恩賜箱根公園の駐車場の隣ですw


旧東海道の雰囲気をたたえた並木道を歩いて行きます。


階段を下りた先にあるのが


箱根資料館。
ここで入館券を購入します。


箱根関所の建物の入館も含めて大人500円です。

資料館は内部撮影禁止です。
内容は当然箱根関所の歴史や経緯が描かれています。

関所破りの記載はまぁ言い方は悪いですが
盛り上がるところなのでその点については
結構詳しく展示されています。

特にお玉の項目は詳細に描かれているだけでなく
お玉をキャラクターにまでしています。

なんとも不思議ですねw
処刑された人物をあえてヒロインに仕立て上げているのですから...
まぁ古今東西そんな例はいっぱい有りますが...

箱根関を破るには二つの方法があるようです。

ひとつは本当の意味での関所破り。

もうひとつは薮入りだそうです。

関所破りは関所周辺の山に入ること。
薮入りは関所とは関係のない山に入っていくことのようです。

薮入りについては江戸時代を通じて結構な数あるようですが
関所破りは確か江戸時代と通じて三回?四回?だけだったかな?

しか有りませんでした。

その四回のうちの最後の一回についてはその罪人をとどめておいた状態で明治維新になり
釈放されているということです。

やはりその中で一番目立っていたのがお玉です。

うら若き乙女が関を破って死罪になる。
なんてのは話題にならないわけには行きませんよね。

そりゃ幕府側もいくら若い女性だとしても罪を許すわけには行かない。
特にあの時代重要なのが入り鉄砲に出女。
そりゃほっとけないんすよ。

彼女一人逃すと、そりゃ関所の威信にもつながる。
女一人捕らえられなかったとあっては大問題というわけです。

そして死罪。かわいそうでは有りますが逆に言えば周囲へ関所破りをさせない警告としては
大きな影響を与えることができたに違いないですね。

さて刑の執行ですが
自分は首を切られたとばかり思っていました。
前回のお玉を描いた項でもそのように描いたのですが
どうも違ったみたいです。

お玉は死罪にはなりましたが刑は人目につかないように獄中死となったようです。

お玉の頭を洗ったといわれるお玉が池はまぁそのお玉の不憫を思って名づけられたということでしょうね。

箱根関は箱根の関所だけでなくその脇関所も含んだ全体をいうそうで、
矢倉沢関所、根府川、川村、仙石原、谷が村だそうです。
そしてそれだけでなく関所の周辺の村落では見張りをする人々がいたようで
結構関所破りは大変だったそうです。

当然関所は東海道。東海道といえばやはり参勤交代です。
その参勤交代についての展示も有ります。

また昔の人の旅行道具一式などの展示もあるのですが
それがまたいろいろ細かく細工されていて面白い!
旅行の必需品がそろっているんです。

さて館内はそんな感じでささっと見れます。
自分は
15分ほど
ででてきましたが
パネル展示などをじっくり読んだりすると
それこそ時間はかかると思います。
興味によっては
一時間ほどはとったほうがいいかも知れませんね。

それと外国語の表記があまりなかったのは残念。
海外に開かれた箱根を演出するなら
細かい点も英語、中国語、韓国語、タイ語くらいは表記してほしいですね。


さて、箱根関所資料館を出てその建物の脇を通って向かったのは


国の指定史跡、箱根関所です。


ここからは実際の再現された関所を見ながら学んでいきます。


入り口前に入館券販売所がありますが
私たちはすでに資料館共通券を購入しているのでいりません。

関所の入り口の脇に柵が作られています。


ブラタモリでも紹介された柵ですね。


これが山の奥まで作られていたというのですからすごいですわ。

その前には箱根関所の説明板が有ります。


説明板にはこの関所は元和五年(1619年)に設置されたそうです。
関所は全国に53箇所、その内、東海道の新居(静岡県)、中山道の碓井(うすい:群馬県)、
木曽福島(長野県)と並んで規模も大きく重要な関所だったと記載されています。

なるほど...


そもそも相模といえば関東の入り口。
しかし東海道というと古代から近代にかけて南側に移っています。

昔は足柄峠を通った矢倉沢街道。
ここが昔の東海道でした。
防人などはこの足柄峠を通った話は以前しましたよね。

その後箱根越えの経路が開拓されて
徐々にメインは箱根へと移っていきます。

箱根に関所ができた年代は正確にわかっていませんが
すでに平安中期ころにはできていたのではないかといわれています。
吾妻鏡によると平将門が箱根関の封鎖を考えたとあるので
そのころにはすでにできていた可能性があるということです。

なるほど そう考えるとこの関所
なかなか歴史の深い関所なんですね。

ではせっかくなのでどんどん中に入っていきましょう。


中に入るとこんなかんじ...


黒いのは当時のままの再現なのでしょうかね?
建物を腐食から守る役割を果たしたんだと思います。

建物の構造は東海道を挟んで左右に建っている感じです。

検札所のおじさんがまずは左手の建物から入ってください。と伝えてきます。

入るとまず目に付くのが獄屋。
いわゆる監獄です。


東海道箱根関、悲劇のヒロインであるお玉はこの中でなくなったのでしょうかね?
獄中死ということですからそういうことだと思います。


その監獄の隣になるのが侍たちの控えの場。
休息所だそうです。


土間なども有ります。



その奥にお布団がひかれてますが...


ここは下番居所(しもばんきょしょ)というそうで雑用をする下番が控えていたようです。


土間の外には井戸があります。


復活の井戸ということですが今もコンコンと水が湧き出ているそうです。

裏手には雪隠が有ります。


さて裏手からはあの丘の上に上ることができます。


登っていくと...


遠見番所に到着します。


今はこの遠見番所の向こう側に国道一号が入っていて山が削られて
いるのでなんとなく低い位置のように感じますが昔はこの向こうは山になっていたので
この遠見番所は結構高い位置にあったということですね。

簡単に言えばこの箱根関はまさに山が芦ノ湖にせり出した位置に有り、
その関所の狭い場所だけが通行できたということになるわけです。


この見張り場所から見れば結構遠くまで見ることができるので芦ノ湖を渡る
ことも難しいですよね。


さて関所に戻ります。

今度は芦ノ湖側の建物に行きます。


その前に定め書きの立て札が有りますね。
達筆すぎてわからんw


見学コースのはじめに見るのが
厩です。


厩の反対側にあるのが大番所です。
いわばここが吟味する場所です。


建物の裏手にはやはり雪隠が有りますね。


そして日本の技術的な項目も有ります!


ひかりつけだそうです。
下の石垣の形に合わせて木を削り建物を平らにしていくという
まさに職人技な訳です。

すげーやね。


厩の隣の大きな建物。
コチラがいわゆる番所かな?
吟味する場所ですね。


ここは勝手板の間だそうです。
板の間の向こう側には畳敷きの間があります。


ここにも炊事場といわば土間が有ります。


屋根が高いですね。 ひさしが低いので屋根が低く感じるけど中に入ると結構高いです。


さて外に出て番所の表側に向かいます。


入り鉄砲に出女
女性を吟味する吟味ババア、正式には人見女がいますw


ちゃんと女性の吟味は女性が行うという点がなんとなく人道的だと思いません?

そしてその奥が...


面番所...


つづいて現れたのが上の間です。


ここには伴頭と横目付けが座っていたようです。
多くの武器は威嚇用だそうです。


とここで終了です。


なるほど...
こじんまりとしている中でも必要なモノと威厳は確りと確保している状態ですね。

京都側の出口から出てみます。




と振り返って、再び関所内に入り...


再びあの高麗門をくぐり...
江戸方に出ました。


ということで今回は箱根関所を確り見学してみました。


総評:まぁね 正直言うと箱根にはしょっちゅう来てるし
城郭などに比べれば見劣りするかな?でも江戸時代の建物の復元としては結構確りしているし見ごたえはあると思います。県立恩賜箱根公園とセットにすれば外国人とかも楽しめるんじゃないかな?箱根権現も近いのでそういう意味では色々観光としても楽しめるんじゃないかと思います。
やはり残念なのは資料館!もう少し言語を増やして外国人でももっと楽しめる仕組みにしたほうがいいと思います。



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