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2019年8月18日日曜日

【三島市】三島スカイウォーク


今回は三島市の一企業の挑戦!
三島スカイウォークを渡ります。



写真協力:箱根全山

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さて
箱根。
ここってやっぱ結構凄い求心力ある町だよね。
昔からの観光産業が盛んで
そのノウハウも蓄積されている。
そして町全体が観光に力を注いでいる。
それに準じて温泉が湧き出る
熱海やら伊東やらの伊豆半島の街々
これらも観光でのノウハウも高い。

当然彼らの収益は観光であるのだけど
神奈川県の財力指数ランキングではトップということになります。
まぁコレは役場の指数ということなので単に黒字ならいいというものでもないのですが
それでも神奈川県の市町村の中では一番の金持ちの町は箱根町ということになります。

神奈川県の場合は33市町村の中で黒字が6市町村であるのに対し
静岡県の場合は35市町村の中で黒字は3市町に留まっています。
観光業で盛んな熱海市ですら0.91で赤字ということになるわけです。
まぁ箱根町と熱海市では面積こそ箱根町が92平方キロに対し熱海市が61平方キロと箱根町が陵駕していますが、人口で言えば箱根町が1.1万人に対して熱海市は3.6万人とさん倍以上。財政規模も桁違いなので一概に比べることはできませんがそれでも比較的裕福なのは箱根町ということになりますね。

さてそんな箱根町に隣接しながらなかなか日の目を見ない静岡側の市があります。

三島市

です。
三島市の面積は62平方キロですからほぼ熱海市と同規模。しかし人口は10.8万人ということで熱海市の三倍。しかしこの町も赤字町で熱海市とほぼ同率での赤字になっています。
できれば隣接する箱根町から客を呼びたい!
まぁそう、考えるのが当然ですよね。

なにせ隣接する194平方キロの広さを有する御殿場市は
アウトレット客などを箱根から引っ張ることで収益を伸ばし、人口8万人ですが
指数でいうと9.8で三島市よりも上位に位置しています。

一次、二次産業が中心の三島市。
近年の産業構造の変化により
三次産業への脱却をはかりたいとも感じ始めていたのだろう。

しかし三島市というのは歴史ある町という自負があるためか
何故か世情の流れに疎い人たちが多い。
鉄道敷設が盛んに成り始めた明治中期。
三島市の人たちは何故か鉄道に興味を持てず、鉄道駅建設に遅れを取り
お隣、沼津市の後塵を拝する結果となった。
現在もなかなかの見ごたえの有る史跡が多数残っている。

三島市といえば三嶋大社
歴史有る神社で社殿は国の重要文化財にも指定されている。
駅前には小松宮親王別邸として整備された楽寿園などもある。
山中城なども国指定史跡となっている。

確かに立派な観光資源であるがどれも温泉という強力な武器を持っており江戸時代からの湯治場、そして開国間際からの外国旅行者の保養地としてのノウハウを積んだ箱根の敵ではない。

そんな中、三島の地元企業が名乗りをあげ
総工費40億円をかけて作り上げたのがこの三島スカイウォークだ。

果たしてこの三島スカイウォークが三島市の第三次産業への切り込み隊長と成り得るか!?

日本最長を誇る遊歩つり橋。
しかし正式名称は箱根西麓・三島大吊橋だそうで結局箱根がつく名称となっていますw
パチンコ店を経営するフジコーが観光収益と地域貢献を目指して建設しました。
一企業が作ったんですね。結構凄いな!

2012年着工 2015年に営業を開始。
全長は400m 高さ70m
大分県に有る九重’夢’大つり橋を超え日本一の歩行者専用つり橋となりました。
ただし高さにおいては九重'夢'大つり橋は170mを超え未だ日本一を誇っています。

うーん でもつり橋ってだけで
果たして観光資源開発になるものかなぁ~
と感じはしますがね。とりあえず話しのネタに一度は行ってみようということになり向かいました。


場所は箱根の山を国道一号で越えて山中城を越えた先にあります。




駐車場は結構広く取ってあります。
運転初心者でも楽に停められますね。
もちろん駐車料は無料ですよ!

さて
ここ三島スカイウォーク
もうね メインがこのでっかい橋だけなんだよねw
ということでもう橋しかないって感じですw

案内表示を見ると橋となぜか同じフォントサイズでトイレが...


ということでいってみると...

ラグジュアリートイレ!




ってか橋とトイレがメインかよ!w
と突っ込みたいところだがねw
まぁ頑張っているということでしょう。

逆に言えばつくったもののこの橋だけで収益をのばそうというのに
多分運営者側も不安を持っている証拠なのかもしれません。
こんなたて看板もありました。


イベントのトレードマークとして三島スカイウォークを活用しようというものだと思いますが...
いやー ちょっと辛いでしょ...
でも野外映画上映会などもやっているようです。

何せ人口密集地からはとても遠い。
いくら施設がすばらしくても集客力が弱すぎる。
例えば嵐のコンサートをするとかいうなら人も集まるでしょうけど
キャパシティ上そんなことができる規模でもない。

むしろ橋なんて無視して広大な駐車場を利用したドライビングシアターでも作ったほうがまだマシかも知れないくらいです。

ちょっと辛口ですけどね
とにかくそのラグジュアリートイレなるものを使って見ましょう。

ラグジュアリートイレ



利用してみると...


うん さすがにきれい。


利用しやすいし入り口には花なども飾られており


気持ちよく利用できますね。


でも
まぁ単なるトイレですw

むしろそれなら景色のいい側に前面ガラス張りでトイレ作るとかそういうほうが余程話題になったでしょうが...


さてチケット売り場ですが売店をはさんだ逆側にあります。


セット券もあるようだけど...


あまり魅力は感じませんね~


さて入場料は大人1000円


なんだかポストカードみたいなのも貰いました。

写真協力:箱根全山

では向かいますよ!
おぉ!グッドデザイン賞を取ってますね。


おぉぉ 遠めに見てなかなか立派な橋脚が...


おーーーーっ


っておーーーしかいってないけど凄いね~
美しい!

さてここの広場からも当然田方平野が望めます。
夕方は特にすごいなぁ~



でも結構観光客いましたよ。
外国人もそこそこいます。


今のところはね、なかなかの人気スポットのようです。


さぁ渡ってみましょうか!


さぁ 見てみましょう
その三島スカイウォーク最大のチャームポイント
田方平野の夕日です。

でで~ん!


真下がみえます。 こっわ!


とにかく凄い眺めだね~
この三島スカイウォークを開発したフジコーは
1983年三島にパチンコフジコーとして開業。資本金1000万円。
伊豆を中心にアミューズメント 飲食 観光と手広く営業をしている。
総売り上げは145億円。従業員数347人。
代表は宮澤俊二氏
小さなパチンコ店からココまで事業を拡大した辣腕にはおどろきますな。


歩道なのでね幅は1.6mだそうです。


谷あいを見るとロングジップスライドなるアトラクションが...
楽しそうだけど今回はやめときました。


しかしこの谷あいも凄いね~


さぁ端っこが見えてきましたよ。


たどり着いた先にはツリーツリーツリーというショップです。

TreeTreeTree


ショップ建物内にはスカイウォークの模型があります。



このスカイウォークがどのようにできたかのパネル展示もありました。

ショップはこんな感じのものが多数ありましたよ。




さてショップをでてみましょう
その先にあるのは展望台です。

ちょっとした上り坂

昇っていくと...


おぉぉぉ
写真協力:箱根全山

ここでサンセットを待つ...


駿河湾に落ちる夕日。
うーーん 美しい...
しばらくここで美しい夕日を眺めていました。


いやすばらしい!すばらしいんだけど
結局橋を渡ってショップと展望台だけとは...
ちょっと微妙な感じが...w

さて戻りますよ!


夕闇迫る田方平野。




ゆっくりのんびり歩いて


やはり帰りも美しい景色なので
結構楽しめますね。


渡り切りました。


さぁ出口に出ましょうね。


入ったのが16時で出たのは17時
一時間ほどかかった計算ですね~

さて出口を出るとそこにはやはり売店が
ということで売店チェック!









ということで三島スカイウォークを楽しみました。


おおよそ一時間時間を使いました。


総評:正直言うとまぁこの程度だな...という印象。三島観光の起爆剤になるとは到底思えません。でも一度箱根方面にきたらネタ作りの為に立ち寄ってみるのも悪くないよね。
多分スカイウォークだけだと完全に物足りないから、周辺にある山中城などもセットで訪れることをお勧めします。しかし三島なんだから三嶋神社もセットにとは考えないほうがいいと思います。なぜなら同じ三島ですが三嶋大社までは結構距離があるからです。直線距離にして6k半。いやいやついでに三嶋大社までなんては考えないほうがいい。
なんだかいろんな意味で中途半端な感じでむしろ三島観光の目玉というより箱根観光の付属品になり兼ねない位置というのもまたなんでこんなことになっちゃったんだろうという感じも否めなくはありません。
ただ ただし
眺めは最高ですよ! 夕方に訪れるには本当にすばらしい場所です。駿河湾を見渡せ
左手には富士。この景色は一度見てみてもいいかも...



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写真協力:箱根全山

















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