すでにいろいろあった二日間ですが
さらに新しい1日
新しい出会い
さてどんなことが起こるのでしょう…
本日はいよいよ伊勢に入ります!
<予定表>
さて本日は予定通り進むのであろうか?
明け方以外と早くに目が醒める。
6:10 起床
別段何かあるわけではないのだが
不意に目がさめた。
まぁ普段このくらいの時間に目が醒めるので習慣になっているのかもしれません。
シェアハウスのような民泊。
二階に宿泊した私たちだったが
顔を洗いに一階に下りる。
するともう一人宿泊している大学生くらいだろうか?韓国人の男の子と会った。
彼は日本語が流暢だ。
私「おはよう はやいね」
韓国人男性 「はい、僕これから神社に向かうんです」
私「神社?」
韓国人男性 「えぇ 私神社が大好きなんです」
私「??」
韓国人男性 「神社検定も受けたくらいですからw」
私「そりゃすごい!」
韓国人男性 「日本人は神社よく行きますか?」
私「えぇ行きますよ。お正月とか…」
韓国人男性 「そうでしょ?ダメですよもっと行かないと…」
私「充分じゃないの?お正月くらいで…」
韓国人男性 「日本の神様は日本人の祖先ですよ?ちゃんと敬うべきです。もっと頻繁にいくべきですよ。」
私「ほぇ〜 でも早いねすぐにでも出かけるの?」
韓国人男性 「はい。 神社はやはり朝早く行くべきですよ。ピリッとします。」
私「そういうもんかね〜」
韓国人男性 「はい。」
とこんな感じのやりとりw
私たちも行ったので熱田神宮の話も出たのですが
彼曰く、熱田神宮は三ノ宮だそうで一宮は別にあるとのこと
今度はそこを訪れるべきと勧められましたw
さらに鹿島大明神は地震を抑えている神だとかそういうことまで知っている彼。
日本人よりもよほど神社に対する知識がある。
驚いた!
民泊はこんな出会いも楽しいものです。
朝食をとり
9:10
民泊を出発しました。
進路は南。
国道23号
昔の伊勢参宮街道に入ります。
すると沿道に人だかり…
なんだ??
幟が見えます。
ん?日体大?東洋大??青山学院???早稲田????
どういうこと??
もしかして…駅でん!??
そうでした!なんと駅伝!!
日本の男子大学三大駅伝大会の一つ
全日本大学駅伝対抗選手権大会です!
なんとびっくり!
スタートは熱田神宮 ゴールは伊勢神宮
まさに私たちが進んでいる道だ!
沿道は人だかり
まるで私たちを応援しているかのようw
ちょっと嬉しくなる…
時間の都合上残念ながら観戦は出来なかったが
心の中で若人達の頑張りを応援してみる。
しかし進は四日市
四日市といえば大工場地帯だ。
沿道の人々と劣らぬ数の煙突の群れ
ダクトが複雑に入り組んだ煙突は
まるで卒塔婆の群れのようでもある。
ちょっと美しさを感じました。
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途中国道1号と合流し途中県道407号線に入ります。
なんとものんびりした雰囲気
あれ?茶畑が広がっています。
僕らの方で茶畑といえば静岡ですが
ここの茶畑もまた広いですね
茶畑の扇風機が何本も見えます。
有名な伊勢茶。
飲んでみたいものですね〜
そんな茶畑を進むと
ちょっとした広い場所に…
芝生が気持ち良い
でも遠くに削られた山が…
ちょっと痛々しい…
そのまま道を西北に進む
そしてしばらく進むと…
見えて参りました。
10:10
今日一つ目の目的地!
椿大社到着です!
椿大社??
なぜ椿大社?
そもそも椿大社って何?
と県外の方からは問われそうですが
椿大社とは実は伊勢の国の一宮なんです!
祭祀は猿田彦
三重県では伊勢神宮、二見興玉神社に次ぐ参拝者数の神社だそうで
全国に二千社ある猿田彦神社の総本社だそうです。
そりゃ行って見なきゃということで訪れました。
それもこの神社 実は創建時期は伊勢神宮と同じ時期。
なぜなら伊勢神宮創建に係わった倭姫命が創建した神社だそうだからです。
では行ってみましょう!
入り口には大きな杉の木と手水舎があります。
ん??手水舎にカエル?なんだろう…
この小さな疑問は後ほど解かれます。
境内はこのようになっているようです。
高山入道ヶ嶽が奥宮なんですね。
松下幸之助神社? 松下幸之助もこの神社にお祭りされているとは…面白いです。
まず第一の鳥居です。
そしてしめ縄のかかる第二の鳥居
実はこの鳥居の先
左手に古墳があります。
土公神陵というそうで
猿田彦大神の墓陵だそうです。
そもそもこの椿大社は倭姫命が猿田彦大神のお墓に建てた社だそうで
その陵墓がここということになります。
しかし天孫降臨導きの神と言われる猿田彦大神がなぜこんなところでひっそりと眠っているのでしょう?少し不思議です。
ちなみにここ椿大社は猿田彦大神の子孫とされる行満大明神が修験道を開いた場所としても有名で昔は修験道の中心地だったそうです。
なんとなく大雄山最乗寺にも雰囲気が似ています。
さらにwikiによると日本獅子舞の発祥とのことで意外と色々な文化の起源がここにありそうです。
さて足を進めます。下宮最後の鳥居をくぐります。
そして到着!椿大社本殿です。
境内入り口の一の鳥居からここまで4分もかかっていません。
以外にこじんまりとした参道ですね。
でも境内全体は松下幸之助神社など他の神社も含めますので以外に大きいと感じます。
さて猿田彦大神。みちびきの神様だそうです。
ちゃんとお参りせねば…
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本殿を背にして左側の小径に入ります。
すると艶やかな社が目に入ってきました。
椿岸神社とあります。
よくよく目をこらすと提灯に鈿女本宮とあります。
鈿女… アメノウズメ??
天岩戸物語で岩戸の前で踊った女神。
日本初のストリッパーという噂の芸能の神でもあります。
なんでアメノウズメがここに??
まぁ私の無知さにもほとほと愛想がつきますが…
アメノウズメ(天之鈿女)は猿田彦の奥さんだそうです!
ガビーーン! 驚きました。笑
なんてこった!こんなところに意外な太古のラブロマンスを見た。
ちなみに鈿はかんざしと読みます。細いではありませんよ。
その鈿女とかいてウズメと読むのですが、この書き方は日本書紀の書き方。
この社が日本書紀以降の新体制で作られたのがよくわかりますね。
古事記では天宇受賣命と書きます。
美しい裸の女神さま…
そりゃ拝みますわな…
美しくエロティックな裸の女神に想いをはせつつ
椿岸神社を後にしました。
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お参りした人たちはつぎつぎと結婚していくとか…
なるほど多くの参拝者がいるわけだ…
なおお参りの際、500円のお賽銭はいけない様子。
これ以上硬貨(効果)がないだとか… 笑
語呂合わせかよ! 今回の旅。一度500円使ったような…w
まぁ僕は神社ではお願い事をしないと決めています。
そもそもご先祖を祀るという行為である神社では本来今までの安寧に感謝こそすれ
祈願をすべき場所じゃないと感じているわけです。
祈願ではなく決意をすべき場所というべきでしょうか?
そういう意味で根本が違いますよね。
さて御託はいいでしょう。
ということで伊勢の国一宮お参り済みです!
10:30
椿大社駐車場を出発しました。
さて次なる目的地に向かうのですが
Googleさんによると東名阪高速道路を使う経路と一般道を使う経路が表示されています。
しかしよく見ると時間的には5分程度しか差がありません。
そこで単調な景色の高速道路を利用するよりも
楽しいだろうということもあり一般道で向かうことにしました。
まずは県道560号線を南西に走ります。鈴鹿中央消防署鈴峯分署を右折します。
県道407号線に…すると国道306号線(旧巡見街道)に当たるので
そこを右折。しばらく巡見街道を進み。
徳原北交差点をまた右折します。
しばらく道沿いに進んでいきます。
ある程度時間が経つと工場地帯に入ります。
ここで県道11号線に入ります。
まだ作られている途中のような道で急に立派になりますw
なかなか立派な工場地帯…
たしかここら辺は亀山市
亀山といえば…今となっては驕る平家だったのか
それともあがいた結果だったのか
あの亀山ブランドのシャープの工場があるはず。
ここのあたりか??
と思ったらまさにここでしたw
左手にシャープ亀山工場
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すると五叉路のような少し複雑な交差点に差し掛かります。
そこに矢印に国道一号と書かれた看板が見えますのでそこを左折。
すると目的地はあと少し!
少し進むとあれ?本来なら通れる道が通行止め…
しかも臨時駐車場満車とあります。
なんだ?なんで臨時駐車場??
次の目的地そんなに人気スポットなのか??
仕方なくまっすぐ進み一旦国道一号に出ます。
そしてすぐ右折…たどり着いたのは…
11:00
東海道五十三次 四十七番目宿場町 関宿!
ついた〜と思ったのですが…
あれ?入り口に警備員…
通行止め??
なぜに? 若い警備員が近づいてきた。
「すみません。本日お祭りで宿場内に車乗り入れできないんですよ。
臨時駐車場に停めてきてもらえますか?申し訳ありません。距離は少し離れてます。」
とのこと…
もらった地図を見ると確かに少し離れている感じがする。
しかし仕方なく了承し駐車場に向かう…
関宿入り口に向かって左側の鳥居をくぐり
県道10号線の坂を下り国道一号の交差点を渡るJR関西本線の下をくぐると
橋が見えてきた。その前にまた警備員が立っている。
臨時駐車場はこちらということだ。
右折し河川敷に降りる。
広い川。臨時という割には車はまばら
本当にお祭りしてるの?と疑問符がわくけど取り合えず駐車する。
この広い川 鈴鹿川だそうです。
なかなか綺麗な川。のんびりしたいところですが
目的は関宿!
ということで車を降りる。
係りの人が居てなにやらお祭り用のマップを渡してくれた。
とぼとぼと今車で来た道を戻る。
そしてやっとこ再度つきました!
11:11
関宿到着です! やったね!
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ひとしきり関宿を楽しんだあと
再び河川敷臨時駐車場へ…
そして車に乗り込み出発です!
13:25 出発。
関宿周辺に宿泊したい方は以下↓
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そして今度は東進。
またすぐこんどは伊勢関インターチェンジから東名阪自動車道に入ります。
そして伊勢に向かいます。
いよいよ伊勢に入るわけですw
車は高速道路を快調に進みます。
津を通り過ぎ、松坂を過ぎます。
そして…
きた〜〜〜
伊勢!
と実は伊勢西インターで降りる予定でしたが
間違えて東名阪自動車道の終点 伊勢で降りてしまいましたw
やばい時間がない!
実はこの後の予定の場所。
滅多に拝観できない場所でさらに拝観時間が午後3時まで!
急がねば…
伊勢インターから国道23号線に入ります。
方面は内宮方面ですが今日は内宮には立ち寄りません!
宇治浦田町交差点に差し掛かると…
交通規制!?
そう!そうです!全国大学駅伝対抗選手権大会のゴールですもんね!
まさにそのゴールの時間帯間際に伊勢についたことになります 笑
でも今の目的はそこではありません。
宇治浦田町交差点を左折し…少し混み合っている伊勢市営宇治第二駐車場へ…
14:38 駐車場到着!
やったーーーっ と感動している間もなく車を降りる。
とにかく時間ないからねw
やはりさすが伊勢神宮!もう車のナンバーも全国各地から…
さすがです。
御木水道路を渡りおはらい町通りへ…
建物がすでに伊勢の参道を意識した古びた感じの建物ばかり。
雰囲気出てきた!
左手に組紐屋というお店。
最近某アニメ映画で話題だ。さすがに人も多い。
さてさて時間がない先に進む。
そして目的地はおはらい町通りから入ってすぐだった。
右手に見えてきた建物。
現在の祭主職舎。
旧慶光院客殿だ!
14:48
旧慶光院客殿 到着!
慶光院客殿??
なんじゃそりゃ?
ですよね 普通は…
実はここ何でもかんでも新しくしてしまう伊勢では珍しく
むかしから残っている建物。
国指定重要文化財の建物なのです。
現在は管理を伊勢神宮が行っているようですが
昔は臨済宗の寺だったそうです。
慶光院といえば尼寺で特に有名なのは
臨済宗の尼僧清順。
彼女は戦国時代百年に渡って途絶えていた伊勢神宮の遷宮を復活させた人物。
この客殿もそんな彼女の努力に豊臣秀吉が建てたという建物だそうだ。
庭の中に入る。
するとデデーンと見える御殿!
お城などの御殿はほとんどが失われてしまっているが
お寺などではこのように客殿などの形で残っているのが多い。
貴重な建物だ。
中に入るとテント小屋がありそこでチケットを販売している。
スーツを着た担当者が厳かに対応してくれる。
残念なことにこの施設内部撮影禁止です。
どうも宗教施設だからという理由らしいが
噂ではこの建物あまり公開する気がないらしいw
しかし国指定の重要文化財となっているために定期的な公開が義務付けられているらしく
半分その気もなく公開しているのではないかとの話…
確かに大々的なイベントのようなものではなく本当にちょこっとした看板程度しか外に出てなかった…w
それでもこの客殿 平成27年から1年近くの改修を経ているそうで
やはり見る価値はあると思われます。
豊臣秀吉の寄進とのことで桃山文化を反映させているかと思いきや
じつは作りは江戸時代の形式。
多分建て替えられているのではないかとのことです。
時間がとにかくない。今から入って大丈夫なのか担当者に確認すると
「大丈夫ですよ…」との微笑み。実はここに入館すると
伊勢神宮付属の博物館 神宮徴古館と農業館に無料で入館できるとのこと
しかし当日のみ有効で徴古館農業館共に4時30分まで…
ナンテコッタイ!またもや時間がない…w
とにかく建物へ
建物は入母屋造の壮麗なもの。前面には唐破風檜皮葺の車寄せ。
江戸時代の城郭などにあった御殿もこのようなものと想像ができ、とても楽しい。
靴を脱いで書院造りの御殿の中へ…
古い木の匂いがする。
実は公開されているとはいえ範囲は中門廊下から18畳部屋と上段の間まで
範囲が少ないのであっという間に見学が終わるw
まぁそりゃあまり力入れる気しないわな…
でも見る価値は高いと僕は思いました。
狩野派の唐獅子などが杉戸に残されています。
<パンフレット>
15:01 慶光院退館。
さておはらい町通りを戻って駐車場へ…
なんと駐車時間が一時間経っていなかったので駐車場代無料に…
ラッキーじゃないですか…
ととにかく次へ…
車に飛び乗って向かうは徴古館・農業館へ
県道12号から37号線に入る。
皇學館大学の前、倭姫前交差点を左折。
すると鬱蒼と茂る木々の中を進む。すると…
きた〜〜 右手に徴古館 進んでいくと左手に美術館
そのまま進むと農業館が過ぎる。
無料の駐車場に入る。
15:17
駐車場に到着!
車を降り、歩いて徴古館へ…
そして…
ついた〜〜〜
神宮徴古館・農業館
綺麗な建物!
それもそのはず
このシンメトリーが美しい徴古館、設計したのはあの明治以降建築では初めて国宝に指定されている赤坂迎賓館を設計した片山東熊氏。
こりゃこの建物を見るだけでも価値がある。
早速入館する。
本来であれば、徴古館・農業館双方で500円の入館料がかかる。
しかし今回は旧慶光院客殿に入館しているためなんと無料!
旧慶光院客殿の入館料は300円だから…
えっ?三つも入れて割引!? 安すぎる…w
館内は撮影禁止。
気のいい年配の係りの方が話しかけてくれます。
さて館内になにがあるのか…ですが遷宮に関する色々な資料や調度品などが展示されています。遷宮の歴史や手順。遷宮の時に作られ利用されるいろいろな物の現物が収められています。
さて…行く価値があるかと問われると…
あります!
特にもしあなたが本当の意味でブランド好きな人なら必ず行くべきだと感じます。
神様のお引越し、遷宮。そこで作られる品々はどれも手抜きのない本物!
もう一品一品がとてもしなやかで美しく細かく仕上がっています。
本物というものを見てみたい方でいかないのは愚かです。
もしあなたが本当の意味でのブランドというものを知っており、そのブランドの品質のなんたるかを分かっている本物の人物だったら間違いなくここに展示されている数々の品物に目と心を奪われるに違いありません。
ただあなたが単にみんなが持っているからとかなんとなくかっこいいからというエセ目利ブランド好きだった場合、素通りしてください。その人に価値は全くわかりません。時間の無駄というものです。
重要文化財の数々も展示されています。
もう少し時間が欲しかった。結果30分程度の見学で走り抜ける感じ。
正直早く回っても一時間以上は時間を取りたい場所だと感じました。
じっくり見たいなら最低二時間、通常三時間は時間を取って欲しいくらい。
ちなみに清朝最後の皇帝 愛新覚羅溥儀も訪れています。
15:45
徴古館をでて農業館へ…
そして
15:48
農業館到着
こちらはこじんまりとした建物。
こちらも片山東熊氏の設計。平等院の鳳凰堂を模してつくられたとのこと。
なるほど言われてみればそんな感じ…
入館すると左側は農業関連の資料。
下宮で毎日捧げられる食物に関する展示がなされています。
そこには小田原の二宮尊徳翁に関する資料もありました。
僕とは犬猿の仲の尊徳翁 こんなところにでも僕を見張っているとは…
ムムムゥ だんだん逃れられない何かを感じ始めてきました。
さて向かって右側は色々な剥製や繭などが展示されています。
剥製なんて小学校の頃の博物館見学以来。
繭などの展示があるので虫が苦手な人は避けたほうがいいかも…
でもなかなかおもしろかったです。
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農業館退館
さて…
ここまできたらやはりあそこに行かないわけにはいきませんよね。
ということで歩いていきます。
そして数分。あっという間に入り口です。
そうここは…
16:07
倭姫宮到着
そりゃ行かないわけにはいかないですよね。倭姫宮。
伊勢神宮を開いたのは倭姫命。
第十一代垂仁天皇の第四皇女。西暦236年(垂仁25年)に伊勢神宮を開きます。
ちなみに卑弥呼が魏の明帝に朝貢したのは西暦238年、赤壁の戦いは208年です。
ヤマトタケルに草薙の剣を与えており、古代日本史において一つのキーポイントを色々作っているのがこの倭姫命でもあります。
しかも倭姫命は伊勢神宮を開くまでに伊賀、近江、美濃、尾張を経ています。
なんだか僕たちが通った道に似てます。熱田神宮の草薙の剣といい、大学駅伝といい。
なんとも僕たちを伊勢に導いてくれたのは倭姫命ではないかと感じてしまうほどw
実はこの倭姫宮、歴史はとっても新しい…
1923年 大正12年だそうです。
ということで厳かな気持ちで境内へ入ります。
手水舎でお清めをしていよいよお宮へ…
美しいお社。
なんとなく女神のお住まいの様相を感じます。
お参りを謹んで行いました。
さてこの新しい宮もまた遷宮します。
遷宮用の土地がちゃんと用意されています。
今日はまだまだ回りますよ!
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再び倭姫前交差点を今度は県道37号線にはでず。坂を登ります。
するとその界隈が古市の地区。
さてその先にある伊勢古市参宮街道資料館の前に車を止めます。
残念ながら参宮街道資料館はもう閉館時間。
入れなかったのは残念ですが今回見たい場所は建物。
参宮街道資料館から少し歩きます。
そしてたどり着いたのは…
16:30
麻吉旅館到着!
ブラタモリ好きな方はご存知ですよね。
そう古市は昔の遊郭地区
ブラタモリでは江戸時代の三大遊郭と紹介されていましたが実際三大遊郭といえば江戸の吉原、京都の島原、大阪の新町と言われているようです。まぁ時期によって古市が上がる場合もあるという感じでしょうか?
でもお伊勢参りで盛り上がった伊勢です。三大遊郭でないまでも相当賑わったのではないかと思います。最盛期である天明の頃(1780年代)は妓楼(ぎろう)70軒、遊女1000人を数え十返舎一九の東海道中膝栗毛にも登場したと言われています。
その遊郭地区に残るこの麻吉は建物が国の有形文化財に指定されています。
残念ながら中に入ることはできませんでしたが外観からでも華やかな当時をしのべます。
ブラタモリでは建物内も見れましたがどうなのでしょう
現在も旅館として経営されているとは聞きますが本当にやってるんでしょうか…?
一度宿泊してみたいものです。
ここもそうですが見に来るだけでも価値があります!
ぜひ訪れたい場所です。
さてこの古市の地区、以前はここ麻吉以外にも幾つかの妓楼がありましたが
その一つに油屋という妓楼がありました。
寛政八年(1796年)五月四日午前一時頃 宇治浦田町に住む医者の孫福斎(まごふくいつき)が酒を注文。茶汲み女のお紺が相手をしていたが阿波の藍玉商人ご一行が上がったということでお紺がその席に呼ばれることになる。
お紺を持って行かれた斎は店に不服をいうが、店側になだめられ渋々帰ることに…脇差を下女おまんから返された途端に斎は脇差を抜きバッサバッサと人を切りつけていき、9人が切られそのうち三人が死亡。のちに「古市十人切り」と呼ばれる刃傷事件、油屋騒動が起きている。
斎はその後逃走。二日後発見されるがそこで自害を図る。しかしその時点では死に切れず。絶命は五月十四日だったという。
恋は盲目というのか大変悲惨な事件なのだが皮肉なことにこの事件のせいで男を狂わす女、お紺の名声は上がりお紺を一目見ようと油屋は大繁盛したとか…
僕も見てみたい。
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しかしこの麻吉は当時の風情を残している。もしかしたらこのような場所で恋に萌えた一人の愚かな男が刃傷事件をおこすなんて不謹慎にもすこし想いが入ってしまう。
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そんな想いを抱きつつ伊勢古市参宮街道資料館駐車場を後にしました。
ちなみに伊勢古市参宮街道資料館には油屋の幾つかの資料などもあるようです。
さて進路は一旦伊勢古市参宮街道資料館の横、伊勢自動車道の側道を通り、
再び県道37号線に入ります。
そして二見街道入り口交差点を右折、神久の交差点を左折して河崎交差点を左折します。
そう今晩の宿泊地
16:55
星出館駐車場到着!
麻吉旅館をそのまま移築したような旅館星出館!
今晩はその麻吉旅館の余韻と昔の遊郭に想いを馳せながら星出館に宿泊します。
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さてどんな旅館なのか…
レポートは後ほど…
星出館に宿泊したい方は以下↓
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18:00頃 出発です。
少し寒かったかな〜
道をテクテク。はじめは伊勢うどんツタヤを目指しました。
しかし残念ながらツタヤは休み。
川沿いから一本入ったみちをツタツタ戻り二件目はダイニングバー町家バル。
しかしせっかく伊勢に来てイタ飯(最近はそんなこと言わないかw)はどうだろう?
と思い再度道を戻る。そして落ち着いた場所が…
18:14
囲炉裏端あじっこ到着!
店の作りは古びた建物で味がある。
雰囲気もいい中に入るとまた騙された感はない内装。
老夫婦で営まれているのでしょうか…?店員は二人。
しかし、しかしです。
実はぐるなびでの評価があまり良くない…
結構辛辣な評価。
その情報を先に入れてしまっていた私は少し評価が下がっていました。
自分らは食事をとるという名目で入ったのですが
お店の人からするとここは居酒屋だったのでしょう。
先にお酒を注文して欲しいとのこと。
お通しは半熟卵。
そもそもお酒を飲みたいとは感じていなかった私の相方は
飲み物はなしで注文。それを注文を取っている老齢の女性は訝しそうに対応。
さらに評価が下がってしまった。
相方もちょっと不機嫌そう。
本来なら伊勢海老雑炊を頼みたかったのだがすでに品切れとのこと
渋々私はビールを注文し車海老の塩焼きとご飯をたのんだ。
それでも車海老はなかなかの大物で味も美味しい。
まぁでも単に焼いているだけで自宅でもできる味といえばそんな気もする。
ひとしきり食事を取って
18:50頃
お店を後にした。
のちに相方が「後ろの方でレンジの音がチンチン言ってて思わず吹き出しそうになった。」と語っていた。まぁあの値段でやるクリしているのなら仕方ないかもしれないが…
もうやはり先入観が入るとどうしてもマイナスイメージしか湧かないんだなぁ〜とも感じる。私もここのお店は残念ながらあまり良い印象を持たなかった。
そもそものコンセプトが低価格のお店のようなのだからやっぱ接客ぐらいはどんなに低予算の客にでも笑顔で接して欲しいところだね…
でもまぁ車海老美味しかった。
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その後コンビニなどに寄り…
19:15頃
再び星出館に戻ってきた。
お風呂などに入って…
23:00頃就寝しました。
四日目の朝は早いぞ〜!
伊勢で宿泊するならこちら!↓
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<実際の経費>
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