なんだかとても不思議な湖があります。
なんだろ
すぐ隣に河口湖があるためか
開発もそれほどでないし
それでいて結構大きな湖。
そしてなんだか色々な発見があるのが
この湖です。
そんな湖。
西湖。
こんかいは西湖です。
西湖
なんだろうこの不思議な湖は...
多分ね。富士五湖の中で一番不思議な湖じゃないかと思われます。
色々な出来事があるこの湖
そして大きさもなかなかのサイズ。
この西湖場所まぁ伝えるほどでもありませんが
精進湖からだと国道139号線から途中県道21号線に入った先です。
世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」
本栖湖の回でお伝えしましたが
本栖湖だけなんてずるいっ!
ということで登録された西湖です。
でも実質この西湖の価値は結構高いと感じます。
不思議 西湖
西湖は富士五湖四番目の大きさ。
水深は二番目で71m
山梨県の天然記念物 フジマリモの群生地
ただしフジマリモは富士五湖全てに生息しているようです。
湖の周囲を取り囲むようにホテルや民宿、ロッジがあります。
それにここの湖の湖底から大きな丸木舟がみつかったということ。
鎌倉末期に作られた丸木舟だそうで全長10m 幅0.8mの大きさ
富士五湖では合計9艘の丸木舟が見つかっているそうだがその内の4艘は
ここ西湖から見つかっています。刺し網漁でつかわれていたであろうとのことですが
山梨県下では最大級の丸木舟だそうです。
さてそれともう一つの注目はクニマスの再発見!
クニマス 撮影者 wikiより
クニマスは田沢湖に唯一生息していた固有主。しかし水質の悪化により1940年代に絶滅した。ところが絶滅に先立って1930年代、クニマスを繁殖させる目的で日本各地の湖にクニマスが放流されており、ここ西湖もその一つだった。しかし生息自体が成しえたか不明のまま時が過ぎる。この湖はクニマス放流に先立つこと大正二年(1913年)ヒメマスが放流されており、戦後ヒメマス釣りが人気となった。そのヒメマス釣りの関係者が時折黒いマスを釣り上げクロマスと呼びそれをキャッチ&リリースしていたらしい。そのクロマスこそが田沢湖で絶滅したクニマスそのものだったということ。
発見はなんとタレントでイラストレーターであるさかなクン。
ヒメマス
2010年に京都大学の中坊徹次がさかなクンにクニマスのイラストを依頼。イラストの参考に日本全国からヒメマスを取り寄せていたところ西湖から取り寄せたヒメマスの中に明らかにヒメマスとは違う個体を発見。中坊氏に解剖や遺伝子解析を依頼したところクニマスであったことが判明したとのこと...
ぎょぎょ~~~!
クニマスの標本は国の登録記念物となっています。
しかし発見後のクニマス自体は天然記念物などにはまだ指定されていないようです。
国の天然記念物というと西湖南側にある
西湖蝙蝠穴。コウモリの生息地としてしられる溶岩洞窟。
全長386m 貞観大噴火により形成された洞窟で多数のコウモリの生息地。
現在は有料で一般公開されています。
そしてその南側に広がるのが青木ヶ原樹海。
wikiより 撮影:
青木ヶ原樹海も世界文化遺産構成遺産の一つとなっています。
鳴沢氷穴、年中氷柱がある氷穴だそうでこの近辺ではとても珍しいですね。
富士山周辺は溶岩流のために開いた空洞がとても多く
このような場所もあるのはたのしいですね。
とこのように西湖はまさに色々なネタに事欠かない場所といえます。
剗の海
前回も書きましたがここ西湖と精進湖はその昔人つながりの大きな剗の海という湖でした。しかし貞観六年(864年)に起きた富士山の貞観大噴火による溶岩で隔てられ
精進湖と西湖とに別れました。
それ以前は古剗の海という巨大な湖があり本栖湖とも繋がっていたので
この三つの湖はいわば兄弟湖。水を通しやすい溶岩の地層により三つの湖の水位と温度は連動しているそうです。
総評
地質学や生物学とか魚が好きな人ならこの西湖は見逃せない。
なかなか広い湖でバカンスにも最適です。
ホテルなども確りしたものが多く色々楽しめる湖だと思います。
さて僕らは西湖北側の道を通りそのまま河口湖にはいります。
次回は河口湖。
到着 16時頃
出発 16時15分頃出発
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