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2020年2月23日日曜日

【厚木 広沢寺温浴場 横浜ウォーカー割】玉翠楼

この記事は昨年9月に訪れた玉翠楼の話しです。
現在は状況が少し変わっているかも知れませんが
もし三月に再び横浜ウォーカー割があった場合の為掲載します。
ご了承のほどよろしくお願いします。

大変すばらしい場所でした。
今回の横浜ウォーカー割は
厚木の広沢寺にある温浴場
玉翠楼です。

ここは横浜ウォーカー割を利用しなくても
良いというくらいの素晴らしい場所...だっと思ったのですが...
ある一点が残念さを感じさせてくれました。

それは詳細をご覧ください。







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広沢寺温泉 玉翠楼




日帰り温泉営業時間 午前11時~午後4時
日帰り料金     1000円
内風呂 家族風呂あり ただし宿泊客のみ

七沢温泉から山間に入ります。
なかなか奥深く。
一軒宿なので不安を抱えながら山間を進む感じですw
でも主要道路からは意外と近いので不安に押しつぶされることはないでしょうw



駐車場

旅館建屋の前に五~六台くらい停められる駐車場があります。
もちろん無料で利用できます。


周辺

この広沢寺境内西側一帯が七沢城の跡です。
なかなか大きな城ですが今は史跡などではないようです。


広沢寺に向かう分かれ道の個所にいくつかの石像があります。
下向き地蔵だそうです。昔話があるようなので石碑をご覧ください。



この駐車場自体がバス停になっているようです。
本厚木駅から出発しているバスのようで利用しやすいですよね。



この駐車場、広沢寺の参道とつながっているようです。

広沢寺

なかなか立派なお寺です。
曹洞宗のお寺だそうで庵慧明禅師が開山。


関東管領上杉氏の一族、上杉定正により庇護された。


大きなお堂です。隆盛を感じます。


紋はミツウロコですね。多分北条氏の威光があったものと思われます。


空いているところからちらっと見えるのが本堂に安置されている仏像。
豆腐地蔵?
玉翠楼で配られていたパンフでもここ広沢寺が紹介されています。


このように歴史的になかなかわくわくするものも多数あります。
室町期は伊勢原から厚木周辺が東国武士の南の拠点でしたから当然かもしれません。
宿泊、お風呂がてらちょろっと散策してみるのも楽しいかもしれません。


外観

概観はこの山の中にある一軒宿にしてはとても立派な風貌。
これぞ寂れた温泉地の老舗っ!て感じの佇まいです。


入り口の建物は入母屋で作られており
鋭角もなかなかで破風も大きくとってある。
これが訪れた観光客にこの旅館の威厳と老舗感を感じさせてくれる。
壁は一見見るとなまこ壁に似せたつくり。
まるでどこかの御殿に上がるかのような気分。


入り口からはロビー内は大屋根に支えられて見えにくい。
それが返ってこれから始まるこの宿宿泊へのストーリーを想像させてくれてワクワクする。



ロビー

はいるとおぉぉぉ~ってなります。
なんとも老舗の立派な風格のロビー
手前の板張りは美しく輝いており...
靴を脱いで床にあがると...


天井がまたすばらしい。枡形の天井に絵が描かれている。
まさにどこかの御殿に上がらせてもらったような雰囲気。


立派なロビーに迎えられるのはとてもこころワクワクさせられる。


平日の昼間。誰もいないロビー。声を張り上げる。するとおくから気のよさそうな若女将が現れた。年のころは四十代位だろうか?ハキハキした口調がこの老舗旅館を取り仕切ってきた風格を感じさせる。
横浜ウォーカーを手に持っていたからであろうか?「温泉ですね。ちょっと待ってくださいね~」と何も言う間に意を察してくれた。
話してみると横浜ウォーカー割はやはり盛況のようで週末は数件その雑誌をもって訪れる方がいるとのことでした。
初めての利用だと伝えるとその中庭を越えた先にお風呂があるとのこと...
先ほどらいちらちら見える中庭の緑はとてもすばらしいものだったのでそこを通ってお風呂にいけるというのはちょっと嬉しさを感じた。


展示室

ロビーの真横には展示室なるものがある。
入り口には猪の剥製。
この展示室は多分ここの頭首が集められたであろう色々な品が展示されている。


中を覗いて見るとなんともすばらしい室内。洋風に設えられている。
昔の名家の応接室、または古い町医者の待合室のような感じでもある。


ここはいわば博物館的なのりかもしれない。
まずテーブルにあるのは色々な昆虫の標本。


手塚治虫先生が見たら大喜びだろう。
そして剥製のかずかず。
狐と鹿。


古い達磨ウィスキーもあった。


この旅館は米軍に接収されたそうで...
その後旅館を再開した再に貰った蓄音機だそうです。
すごいね。



館内図とパンフレット







トイレ

ロビーの奥にはトイレがあります。古くはありますがとてもきれいにされています。



中庭

先ほどから気になっていた中庭はロビーから真っ直ぐ抜けた先にあります。
女将の話だとこの中庭を抜けた先に日帰り風呂利用の形の露天があるそうです。


右手にはロッカーがあり、ここで荷物を保管します。
料金は100円。戻りません。ツッカケがありますのでそれを穿いて、雨がふりそうな場合はロッカーの前にある傘を利用してください。


歩いていくと
なんともコチラも趣の有る看板が...
男性用、女性用と別れています。
真ん中の池を挟むように赤い橋の欄干が見えます。


吹き出ている噴水は自然の圧力で噴水させているそうです。
凄いですね。


ここの池。面白いんです。
見えるかな?鯉に混じってチョウザメ?
が泳いでいます。凄い!



食堂及び売店

母屋ロビー出たすぐ。ロッカーの脇には食事ができるスペースがあります。


鮎料理や軽い軽食、蕎麦などを中庭を眺めながら楽しむことができます。


室内側にも席が設けられており、こちらは簡単なミーティングルームとなっています。


その脇にはカウンターバーが設けられておりそこにはお土産などもあります。



古さを感じさせるのはカウンターの奥。
ここに古いラジオ?やランプがおいてあり
それもまたなんとも趣がありました。


獅子鍋

このお店の売り建物の古さとお風呂と牡丹鍋。今流行のジビエ料理ですね。


なかなかおいしそうなのですが今回は味わいません。しかし多く食されているからか弔いも含めてかこの建物には多くの猪の飾りが置いてあります。ロビーにも数多くの猪の置物。


うち壁には猪の皮が張られています。




お風呂

さてそれではお風呂に行きますよ!


先ほどの中庭を通っていくと手前に女性露天風呂。
奥が男性露天風呂になっています。


男性露天風呂はなんとも開放的w
中庭からも一部覗けてしまいます。
まぁそういうところが男性風呂のいいところでもあるんだけどね。


中に入ると...
なんともシンプル。
とにかくすぐ露天風呂があります。
本当に覗けるわw


脱衣場もこのとおり本当にシンプルで鏡台の前にはドライヤーが一つあるのみ。
ロッカーもないので棚に入れるだけです。
設置されているのはリンスinシャンプーとボディソープ。


体を洗ってさぁはいりましょう!
だーーーれもいませんでしたのでのんびり撮影しながらはいりましたよ。


隣に流れる大沢川のせせらぎを聞きながら入るお風呂は格別です。


温度もちょうど良く、一つしかない浴槽も逆にあわただしくなくていい。
ゆっくりじっくり30分ほど入っていましたでしょうか?


やはりここにも猪が...
牡丹鍋が美味い旅館だけありますな。





サイン

ここのホテルのもう一つの見所はとにかく多い著名人のサインの数々
凄い量なんですわ...


テレビ東京ドラマ松本清張 「誤差」
NHK連続テレビ小説 「あぐり」


篠山紀信と葉月里緒奈も1994年に訪れているようです。
この頃の葉月里緒奈は本当にエロ美しいですね。



漫画家内田春菊さんも来館されているようです。




映画「まぼろしの邪馬台国」でもここを利用されているようですね。



物価

自動販売機に物価を見る!
と言うことで値段チェックですがジュース類は市場と同価格ですね。


ビール類は350mlが350円 500mlが500円とまぁこれも妥当な線ですね。



温泉成分表

なし

え?なしってなに?
そう どこにも掲示してないんです。
男性スタッフに確認してみました。すると温泉成分表ないんです。とのこと...
えーーーーーっ!? あり得るのか!?

温泉法 第十四条に温泉成分表の掲示は義務付けられている。

パンフにもあります。

しかも館内の見やすい場所に掲示しないといけないことになっています。
それがないって...
ということでここは温泉ではありません!
法的には単に地下水を汲み上げたお湯という位置づけになります。
ご注意ください。
ということでこのブログではここ玉翠楼を温泉という位置づけから外します。
スタッフの方曰く強アルカリ性とのこと... あくまでも自称となります。

一応ネットで調べると
pH 10.3
アルカリ性単純温泉
湧出温度23℃ 単純冷鉱泉

良い旅館なので大変残念ですが致し方ありません。

総評

建物も雰囲気も最高!周辺も歴史的遺物多数あり散策も楽しい。大変すばらしい旅館です。古さがかえって素晴らしく、対応いただいたスタッフの女性(女将さん)もとても素敵でした。その獅子料理。牡丹鍋も食べてみたい!きっと素敵な時間を過ごせるでしょう。
自称温泉以外は...本当に残念です。なにせ温泉成分表がないということは温泉ではないということです。ということで温浴場ということにしておきます。成分表さえあれば超おすすめなんですけどね...残念でなりません。





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