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2018年4月6日金曜日

【松田 花見の超穴場】まさに桃源郷!最明寺古跡公園

まさかと思いますがこんな山間のこんなところにこんな桃源郷が...

鳥が囀る山間の古跡に春の桃源郷を見た...!


今回は松田山の最明寺古跡公園です。

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↓最明寺古跡公園を楽しみたいならココ!すぐ近くの宿はここ!



とにかく驚きました。

あんな山の中にあんなに綺麗な場所があるなんて...

まさに桃源郷です!

もう葉桜が見え始めた四月三日。

散り際を見たいと松田山のチェックメイトカントリー倶楽部に向かいました。

そのゴルフクラブにいく道すがらに桜が植わってるんです。

標高が高けりゃ桜もまださいているだろうと安易に考えておりまして

向かったわけですね。

確かに桜は咲いていました。

でもピークは既に越えていてコチラも多少葉桜交じり

まぁ元々散り際を観察したいと向かったのでそれでよかったのですが...

期待した感じではありませんでした。

この道はチェックメイトカントリー倶楽部を越えて向こう側に下りれる。

折角なので景色のいい松田山の山頂を通過して松田の市街地に降りようと考えました。

しかし残念なことに春霞なのか、杉の花粉なのかw わかりませんが晴れてはいるものの

空はまっちろ...w ほぼ何も見えていません。

まぁ戻るのも嫌なので先に進もうと進んでいきました。

するとチェックメイトカントリークラブを越えた先に現れたのが

最明寺古跡公園 だったのです...


山の中

ど真ん中に現れたその桃源郷の景色がコチラ...


すっ 凄い...。

桜だけじゃないんです

いろんな花がワンサと咲いているんです。

配色や位置もすばらしい。

桃源郷だ...。


と驚くのが無料駐車場があるところ...


こんな山間の中の小さな場所にちゃんと駐車場がある...

驚きですわ...


といってもせいぜい停められるのは7台程度...

しかしちょっと上に戻ればもう10台程度置けるスペースがある。


自分らはその上の駐車場に向かいました。

車を停めて再び公園のほうへ


もうすばらしい景色が広がっていきます。

赤 菊桃

白 ソメイヨシノ 大島桜

ピンク 枝垂桜

黄色 レンギョウ

とにかくいろんな花が咲き乱れています。


海抜550m

高さもあると思いますが多分山間のくぼ地だったため

日がさすのが少なく 他の花とちょうど同時期にソメイヨシノが咲いたのではないか


とも考えられます。

とにかく凄い!


公園の真ん中には池があります。


それもまたいい味をかもし出しています。


この池はそもそもなかったようですが

チェックメイトカントリー倶楽部ができた際に

ため池としてここに作られたようです。

その手前側にはソメイヨシノの木とその下に広がる広場があり、


ソメイヨシノの木が程よい間隔にあるために

木漏れ日が差し込みなんとも居心地の良い空間が広がっています。

しかもところどころにベンチやテーブルがすえられており、

ここでお弁当を楽しんだりもできるわけです...。

すごいわ...

しかも手入れも充分されており、

芝が綺麗になっているのでどこで寝転んでも気持ちいい


多少土がつくのが気になる方はゴザなどを広げればなんともピクニックです!w


さて最明寺古跡公園の名は当然ここに最明寺なるお寺があったことに由来します。

公園中ほどの盛り土の場所は最明寺護摩堂跡...


そこに最明寺の由来が書かれています。


伊豆山の別当浄蓮上人源延は、夢のお告げを受け、信州善光寺の一光三尊善光寺如来の尊像を模写して越前の仏師海縄にたのんで金銅の仏像を鋳造して承久三年  (1221)松田の郷庶子山に安置し、寺を西明寺といった。
 源延は源頼朝の重臣加藤左衛門尉実長斎といい、出家して、天台の澄憲の門に学 び、のちに伊豆山の別当となって活躍した。第二位覚阿上人円浄の時に最明寺入道 北条時頼は、善光寺如来を深く信仰し、寺領一千五百石を寄進したので、この時寺門は隆盛であったと伝える。
 応仁・文明の戦乱のため、最明寺は次第に衰えた。文明年間、鎌倉八正寺宮尊賢親王は、弟子の賢昌を住持として寺の復興を計ったが、山道険しく、人ともに困難であるため、寺を金子の郷に移した。
 庶子山西明寺の田地は、庶子村の信徒にまもられ、数百年の間、毎年四月十日の 施餓鬼会と善光寺如来の戸ごとの巡行供養が行われてきた。
 その後、松田町庶子戸主会、現在の庶子自治会が継承して昭和の今日に至っている。


とのことだ...。


施餓鬼会(せがきえ)とは餓鬼供養のことです。


釈迦仏の十大弟子の阿難尊者が座禅瞑想していると餓鬼の焔口(えんく)が現れて「お前は三日後に死に、私のような餓鬼に生まれかわる。その難を逃れたくば、餓鬼道にいる者たちに飲食を施し仏・法・僧の三宝を供養すれば逃れられるだろう。」と告げられる。しかしそんな金がない阿難は釈迦仏にすがる。釈迦仏は「観世音菩薩の秘呪がある。一器の食物を供え、この加持飲食陀羅尼(かじおんじきだらに)を唱えればその食物は無数に増え餓鬼達を満足させるだろう。」と伝えた。阿難は早速実行し、難を逃れることができた。これが施餓鬼会の始まりだそうです。


なんだか司法取引みたいな感じですがw
まぁ結果貧しき人に施しをするようにという意味でこのような風習が続くことになるのですからまぁいいでしょう。貧しい人でさえも施しをしようという心意気ですね。

施餓鬼会は四月十日に行われます。

その護摩堂の石仏のせいかここは心霊スポットとしても有名だそうで

真夜中に散策に来る人もいるらしいw

まぁ良いけど 熊などに出くわさないようにして欲しいものですw

さて花は美しく咲き乱れています。

白椿まで咲いてました...w


まるで夢のよう...。

池の畔には枝垂桜が満開です。

池を迂回して入り口から反対側にまで散策すると他の植物が色々現れてきます。


池をぐるっと一周し


元の場所からは少し山に登ることができる道があります。


そこから登るとちょっとした高台に

公園を一望できる場所があります。


聞いてください。鳥のさえずりと風の音を...


すばらしいですよね。遠くに聞こえる鶯がたまりません。

なんていうか 癒される...。

ずんずん登っていくと

大島桜...

ソメイヨシノと思って隣市の秦野市から購入したら大島桜だったという

笑い話があったそうですw

更に登っていくとレンギョウが...




なんと美しいんでしょう。


生命の息吹。力強さを感じます。


林間を抜けて池の畔までおりてきました。

菊桃


コブシも咲いていました。



管理棟の前に

東名高速道路の建築の為移築された奈良時代の瓦焼き窯があります。


それもなかなか貴重なモノです。


管理棟にはジュースなども自販機で販売しています。


トイレも隣別棟にあります。

小さな公園ですがなかなか良く整備されていますね。

その管理棟には最明寺史跡公園持ち寄り美術館なるものが...


管理人に伝えさえすればここで展示してもらえるということです。

その黒板に記載されているのが...

「ここは山奥にあるので年間に四、五千人程度の来園者しかいない」の文字...


確かに...こんなにすばらしいのに殆ど数える程度しか人がいませんでした...。

もったいない...

こんなにすばらしい桃源郷なのに...

まさに超穴場!

ということで後ろ髪を引かれながら

この桃源郷を後にしました。


所要時間一時間


総評:いや すばらしいわ...
まさに桃源郷! しかも人も少ない。
こんないいところ行かないわけには行かないよ...
毎年松田山ハーブガーデンに行ってますがね
あそこよりも良いかも...

ただしアクセスがたいへん。松田駅から歩いていくなら片道二時間くらいは必要かと思いますw



車で行くなら松田駅方面からではなく絶対チェックメイトカントリー倶楽部方面からにしたほうがいい!なぜなら車がいき違える場所がないからです。
チェックメイト側なら最後のちょこっとしたところ以外は車が交差できます。

ただし...
花の時期の週末に限ってですが...
無料送迎バスが出ています
それを利用しても良いですよね。

もしかしたら来週の中ごろまで桜楽しめるかも知れません。
早速お弁当をもってれっつらごー!

赤い椿まで...




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