伊東園、大江戸温泉、万葉の湯、星野リゾート
格安路線をうたったり、日帰り滞在型リゾートとしてリノベートしたり、
高級路線を売りにしたり
各社色々な手法でアプローチしてあちこちの旧温泉街を席巻していきました。
熱海などはその最たるところで、今やその多くがそれらグループ企業の傘下に収まってしまっています。
ところが箱根。
ここは意外にも昔からの老舗が今でも元気があります。
小田急と西部がしのぎを削っていたせいもあるかも知れませんが
この地に他の勢力はなかなか根付いていません。
確かに伊東園や万葉の湯 星野リゾートなどの進出は見られますが
昔からの老舗ホテル、旅館が場を譲らない感じです。
箱根のランドマーク 宮ノ下の富士屋ホテル
箱根総合開発の王 小田急ホテル群
対抗箱根高原の雄 プリンスホテル系列
江戸時代からの超老舗 一の湯
滞在型リゾート 箱根小涌園
湯本の老舗 吉池旅館
そして今回ご紹介するのが
湯本のクイーン 箱根湯本ホテル
まさに箱根湯本にあるべき箱根湯本のホテルって感じですね。
今回はそんな箱根湯本ホテルです!
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大規模ホテルじゃありません。
こじんまりとしたホテル。
でも名前はまさに箱根湯本にある箱根湯本ホテル。
なんか元祖感ありますよねw
場所
箱根の旧街道を登っていきます。
今、国道一号といえば宮ノ下経由ですが
旧街道は湯本駅手前の三枚橋から早川を渡るコースなんですよね。
確かにこの旧街道は甘酒茶屋やお玉が池などの旧跡があり、古い感じします。
旧東海道の石畳が残されているのもこの路線沿いです。
ホテルは少しわかりづらいです。
旧街道を登っていき伊東園ホテル箱根湯本に入る角を直進しその先にある大きなカーブの先にあります。
駐車場
ホテルの前に駐車場がありますが
そこは身障者マーク
その先の大きく右にカーブしている場所に駐車場があるのでそこに停めましょう。
無料です。
さて駐車場から歩くのですが
何せ見通しの悪い急カーブの箇所。
しかもね箱根の山を走る車ってのは何か急いでる感が否めない。
この山はもしかしたら走り屋の血をたぎらす何かがあるのかもしれないね。
結構なスピードで走ってくる車があるので注意です。
建物
概観はうーんまぁそれなりといった感じ
古すぎもせず新しすぎもしませんね。
でも全体的に鬱蒼と茂った森の中にある感じがしてなんともマイナスイオンw
しかしよくこんな急斜面に建物建てたものだよね。
熱海なんかも結構感心するけど 凄いわ...
入り口手前。外から見ると意外にシースルー
なんだか温かさを感じる館内が見えますね。
手前のスペースは宿泊客用ラウンジだそうで
コーヒーだとかが無料で飲めるようです。
入り口はこちら...
箱根の山を攻めたことのあるひとなら「あーっ 見覚えある!」って感じじゃないですか?旧街道とおるとねよく見るよね。
中に入るとデデン!と赤いレリーフ?絵画?があります。
蝶をデザインしているのかな?
フロントも小奇麗。
すっきりしてます。
フロントの右脇にはお土産コーナーがあります。
およ?パンが置いてある...?
その答えは後ほど...
うん いいよ 悪くない。
慇懃な感じしないし言葉遣いも丁寧。
なんていうかプリンスクラスというよりも
吉池クラスという感じかね~
なんとなく箱根各地を回って感じたのは
スタッフの対応は
ハイアット系(多分世界規模の接客教育カリキュラムを用意している系 もしかしたら専門会社に依頼している可能性あり ハイアットリージェンシーなど)
プリンス系(組織だって確りした教育を受けて画一化した接客対応を行うレベル 多分外部顧客対応カリキュラムを導入している プリンスや小田急など大手)
吉池クラス(独自の顧客対応カリキュラムがあるだろうと思われる系 吉池やここ箱根湯本ホテルなど)
番頭系(先輩が後輩を指導する系 一の湯や面白いことに富士屋ホテルもその分類に感じた)
自由系(教育というよりも見て覚える系 民宿やゲストハウス 大平台温泉の各民宿 四季倶楽部)
に分かれている感じがした。
さすがにハイアット系はかゆいところに手が届く対応
プリンス系はあまりでしゃばってこずしかし必要なときには寄り添ってくれる感じ
吉池系は丁寧だが必要以上に深入りはしない。
番頭系は結構自由度が高く場合によってはそこそこでしゃばってくる
自由系は何においても自由w
ここ箱根湯本ホテルは吉池クラスのような感じです。(ただしフロント対応については...)
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タオルは有料のようです。
横浜ウォーカー割の影響を伺うと
今日はそれほどでもないとのことまぁ雨も降っていたしね。
それでも僕以外に他にもいました。その話も後ほど...
さてお支払いを済ませ
ロビーからレストランエリアを抜けエレベーターへ...
そのロビー
ユリの香りが気持ちいい
しかも人工的ではなく本物!
うんへたな御香なんてたかれるよりとてもいいですね。
窓から外はこんな感じ
凄い谷あいですね。渓谷の下にも建物がありますが今は閉館しています。
実はこの本館?と下の別館の間に庭があるんだけれども
その間には旧東海道の石畳が通っているそうです。
そして中庭があるようでそれらもこのホテルの見所だそうです。
この位置から屋根沿いはあまり綺麗じゃないねw
さてここは実は五階です。
温泉は一階ということでエレベーターで一階に下ります。
一階に下りると
自販機がありますが自販機のお値段はコチラ...
こんな感じ壁に
先ほど紹介した東海道の石畳のはなしが記載されています。
向かって左側が男湯
入り口すぐにトイレがあります。
まぁ入れなくは無いですが入り口がついたてだけですので
ちょっと裸で入るには抵抗があるかもしれません。
さぁお風呂ですよ!
脱衣場
下足箱がありませんので靴は入り口の脇にでもおいておくしかありませんね。
脱衣場は結構広いです。十五畳ぐらいはありますかね。
天井が結構低いです。
でも使われている木材が明るめの木材なのと湯殿のほうがガラスで光が入ってきますので圧迫感はありませんね。
脱衣場に入ると右手前に籠棚があります。
その奥に三つ
そこには使い捨て髭剃りが常備されています。
右奥に四つの洗面台
それぞれドライヤー
綿棒及び
アウスレーゼのアフターシェーブローション
ヘアリキッド ヘアトニック
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四つの洗面台の手前には鍵のかかるロッカーがあります。
櫛などもちゃんとありますよ・
その洗面台の対面にはウォーターサーバーがあります。
さぁ素っ裸になりましたよ!
湯殿に向かいましょう!
湯殿
扉をあけると...
真っ白...
凄いわ...
水蒸気で..w
しかし
ここの温泉いい!
とにかくまず驚くのがその広さ
コの字型に大きなお風呂があり
それが間仕切りで五つほどに分けられています。
一つが十五名づつ入れそうなお風呂。
向かって左側から高温、右に向かって低温になっており
お好みに合わせて入れます。
カランは手前壁沿いに11あり。そこに馬油のシャンプー リンス ボディソープが置かれてます。
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なんか古い温泉って感じで楽しいですw
温泉に入ると...
おっ!?
床がスノコ...
面白い!ぎしぎしする感覚がいいですね~
いやー 気持ちがいいわ...
ちょうどいい湯加減ですが
自分で好みの温度の温泉に入れるのがまたいい。
そしてこの温泉はメタケイ酸が100mgを越える温泉!
美人の湯としても知られているそうです。
メタケイ酸の温泉はセラミドを整えるそうで
肌の修復力が増加。強力な美人湯になるそうです。
メタケイ酸は胃の粘膜張性薬にも使われているそうなので
その実力は結構高そう!
女性には喜ばれそうですね。
さて窓の外は渓谷。
須雲川に注ぐ猿沢...緑深い場所です。
女性風呂からは桜もチラッと見えるとか...
結構贅沢ですよね。
でもこの日雨にもかかわらず猿沢には水はありませんでした。
でも川が流れている時季に川のせせらぎを聞きながら入るこの温泉は格別だと思います。
さて露天もありますよ!
向かって右側奥
扉を開けて出てみると...
露天風呂
凄いwなんと堰のま隣!笑
凄いわ露天風呂の真横に堰がそそり立っているんですw
笑える大雨の日なんてその堰から滝のように流れ落ちる水に
この温泉が水没してしまうんじゃないかと思うほどの間近ですw
入ってみると...
これまたイイお湯だわ
気持ちいい..
沢周辺の木々が風になびく音
時に車が走る音がします。
この露天、
実は岩がそそり立っている向こう側にもう一つ隠れ家のように
エリアが続いているんです。
実はこの建物の二階が何か会議室のようになっており
そこから男性露天風呂が丸見えなんですよねw
何とか目隠しをしないといけないということでど真ん中に
大きな岩を置いて半分を隠したという感じです。
でも手前のほうはまだ見えちゃうんですけどねw
でも温度も熱すぎもせずぬるくも無くちょうどいい感じw
これはいい温泉です!
その露天で声をかけてきた男性がいました。
その男性も奥様と一緒に横浜ウォーカー割でここに来たそうでした。
うーん 影響力ありますな
その彼曰く、ここ箱根湯本ホテルはあの箱根ベーカリーを経営している会社でもあるそうでその箱根ベーカリーの売れ行きが好調のため小さいながらも独自経営を維持できているとか...
なるほど通りでロビー脇のショップでパンが販売されていたわけですね。
その男性と温泉にてゆったり温泉談義w
なんとも贅沢な時間を過ごしました。
たっぷり一時間楽しんで出てきました。
総評: うん ここはなかなかいいですよ。 1080円だしても損という感じはしません。
何がいいってとにかく温泉とその湯殿。気持ちいいわ...
スタッフの対応も悪くない。楽しめると思います。
宿泊については不明ですが箱根ベーカリーを経営しているだけあって味もいいと思います。
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成分
1温泉利用施設名称 箱根湯本ホテル
2源泉名 湯本溫泉 (源泉名: ) 台帳番号 湯本 第 25、103、116、119、122号 混合
3泉 質 ナトリウム-塩化物温泉
(旧泉質名: 食塩泉) 低張性 アルカリ性 高温泉
4泉 溫 (1)源泉 55.9 °C (2)使用位置 °C
5温泉の成分 知覚的試験 無色澄明、無臭
pH 8.7
電気伝導電率 193.. mS/m
蒸発残留物 1160. mg/kg
成分統計 1209. mg/kg
陽イオン
|
mg/kg
|
陰イオン
|
mg/kg
|
水素イオン (H+)
|
-
|
水酸イオン(OH-)
|
-
|
リチウムイオン (Li+ )
|
0.110
|
フッ素イオン(F-)
|
1.86
|
ナトリウムイオン (Na)
|
340.
|
塩素イオン (Cl-)
|
517.
|
カリウムイオン (K+)
|
11.6
|
臭素イオン (Br-)
|
-
|
アンモニウムイオン(NH4+)
|
-
|
ヨウ素イオン(I-)
|
-
|
マグネシウムイオン (Mg2+)
|
<0.01
|
硫化水素イオン(HS-)
|
-
|
力ルシウムイオン (Ca2+)
|
43.0
|
硫酸イオン(SO42-)
|
107.
|
ストロンチウムイオン (Sr2+)
|
0.197
|
炭酸水素イオン(HCO3-)
|
26.2
|
バリウムイオン(Ba2+)
|
0.001
|
炭酸イオン(CO32-)
|
12.0
|
全鉄イオン (Fe2+ Fe3+)
|
0.03
|
硝酸イオン(NO3-)
|
1.37
|
アルミニウムイオン(Al3+)
|
0.051
|
リン酸水素イオン(HPO42-)
|
-
|
マンガンイオン (Mn2+)
|
<0.01
|
遊離成分
|
mg/kg
|
微量成分
|
mg/kg
|
メタケイ酸 (H2SiO3)
|
126.
|
銅イオン (Cu2+)
|
0.003
|
メタホウ酸 (HBO2)
|
22.2
|
鉛イオン (Pb2+)
|
<0.001
|
遊離二酸化炭素 (CO2)
|
-
|
総水銀 (Hg)
|
<0.0005
|
遊離硫化水素 (H2S)
|
-
|
総ヒ素 (As)
|
0.454
|
亜鉛イオン(Zn2+)
|
0.021
|
6温泉の成分の分析年月日 平成21年11月13日
7登録分析機関の名称及び登録番号 財団法人 北里環境科学センター
神奈川県知事登録第二号
禁忌症及び入浴上の注意事項
1 禁忌症及び適応症
温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的因子、温泉地の
地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総合作用に対する生体
反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは
困難であるが、当温泉の禁忌症、適応症は概ね次の通りです。
(1)一般的禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、
呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、
その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
(2)泉質別禁忌症(浴用)
------------------------------
(3)一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、
くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
(4)泉質別適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症
2 入浴の方法及び注意
温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も
効用があるといわれているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなけれ
ばかえって疾病に不利に働く場合がある。したがって浴用上の注意事項は
おおむね次のこととする。
(1) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その
後は1日当たり2回ないし3回までとすること。
(2)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
(3) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が
現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状
の回復を待つこと。
(4)以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
ア、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにし
たがって延長してもよい。
イ、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
ウ、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやす
い人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
エ、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
オ、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の
動脈硬化症・高血圧症・心臟病
カ、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
キ、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
ク、飲酒しての入浴は特に注意する。
3 禁忌症、適応症の決定年月日 平成24年 1月 5日
4 决定者 神奈川県小田原保健福祉事務所長
成分に影響を与える項目の掲示事項
利用施設名 箱根湯本ホテル
1 温泉の加水について
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◎行っています。
|
行っていません。
| |
加水の理由
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入浴に適した温度に保つため
| ||
2 温泉の加温について
| ||
◎行っています。
|
行っていません。
| |
加温の理由
| ||
入浴に適した温度に保つため
| ||
3 循環装置等について
| ||
循環装置等の使用
|
◎あり
|
なし
|
循環装置を使用する理由
| ||
衛生管理のため
| ||
4 入浴剤・消毒について
| ||
入浴剤の使用
|
あり
|
◎なし
|
使用している入浴剤
| ||
製品名:
| ||
製造(販売)会社:
| ||
主な成分:
| ||
入浴剤を使用している理由
| ||
消毒処理
|
◎行っています。
|
行っていません。
|
消毒処理を行う理由
| ||
衛生管理のため。
| ||
消毒の方法
| ||
塩素系薬剤を使用しています
|
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