その第一がこの古代エリア。
ヨーロッパ中世以前の美術品のイミテーションを並べています。
一度は見たことのあるあの名品が惜しげもなく並べてありますよ...。
では早速...
とその前に
まずこの模造品を構成する素材を学んでください。
陶板です...
その陶板の勉強から始まります。
これは大塚製薬の子会社 大塚オーミ陶業が作成しており
大型の陶板ができ技術ができたために
今回このような美術館を建てたとの流れだそうです。
本物を購入する資産家が多い中、
あえてイミテーションを自らの技術で行うというところが
発想のすばらしさを感じますね。
さてでは見学しましょう!
その古代エリアの建築部門...
あの建物の内装がここに展示されてます。
秘儀の間
ポンペイ遺跡ですね。
秘儀の間の名称の由来は
ディオニソスの秘儀の入信式の模様が描かれているからだそうだけど
説明文によると、
直接的な指摘はされてないけどなにやら少しイヤラシイ儀式のような含みがあるよね...
でも壁画自体はそれほどHなわけじゃないね。
調べたところによるとディオニソスの秘儀とは...
まぁ少し狂乱じみた儀式だったようですね。
とはいっても僕が妄想していたようなエッチな儀式というよりもw
本当に狂乱という意味が近い。
エウリピデスの悲劇「バッコスの女神達」には小鹿の皮衣を着て蛇を腰紐にし、仔鹿や狼の仔を抱いて父絵尾与える姿の信者が深夜に笛・太鼓・タンバリンを奏じながら狂ったように踊りながら牛をひき裂いてその生肉を喰らすがたが描かれているとか...。
どうもこれはディオニソスの軌跡を体言化する儀式のようなのだがさすがにそんな半狂乱な儀式をローマ政府も公に許すわけには行かず、その儀式の場所は市街地から遠く離れた場所だったそうで...
それは地図を見るとよくわかります。
赤い丸円がポンペイ市街地で下の赤いマークのところが秘儀の間のある建物です。
まぁ簡単に言えば現代でいう新興宗教。
でもローマ政府も反対的で一般的にはあまり堂々とはできなかったんでしょうね。
でも信仰は深く、町外れですが巨大な施設を作ることができたって感じでしょうかね。
さてここの展示場の隅にワインが置いてあります。
このワイン。ローマ時代当時の製法をそのまま使い、さらにポンペイにて栽培したブドウによって作られたようです...
うーーん 飲んでみたい...
続いての建物展示ですが...
鳥占い師の墓。
鳥占い師の墓?? なんやねんそれは...
実はローマにおいて鳥占いというのは重要だったらしく
建国神話にもその鳥占いでローマの位置を決めたなんて話が出るくらいです。
鳥占いは元はエトルリアの風習。
ローマ人は元々エトルリア人だったのではないか?という話なわけです。
まさにそのエトルリアにある古墳から出土したのがこの鳥占い師の墓です。
本来の場所はまさにエトルリアの真ん中
もちろん世界遺産ですよ。
つづいて再びポンペイ遺跡です
通称ヴィーナスの家というところの壁面に掲げてある
貝殻のヴィーナスです。
実物はポンペイのアボンダンザ通りにある邸宅。
競技場にも近い結構一等地なんじゃないかな?
しかし こんなすばらしいものが残っているポンペイ...行ってみたいわ...
さて室内にむかいますよん。
ココには古代の展示があります。
ペンテシレイアを殺すアキレウス
パトロクロスとアキレウス
これ包帯を巻いているほうがアキレウスなんだね~
続いてはコチラ
獅子狩
ペラ考古学博物館所蔵の名品ですね。
どこかで見たことがあるって感じですわw
ペラとは今でこそ小さな村ですが
かつでここは古代マケドニア王国の首都だったそうです。
ヘレニズム美術 アレクサンドロス大王を描いたものだとか...
アレクサンドロス大王を描いたものといえばポンペイの壁画コチラも有名ですよね。
クノッソク出土 パリジェンヌ
まぁそう入っても別段パリに居たわけじゃないけどねw
クノッソスということはクレタ島。ミケーネ文明。ミケーネ文明といえばギリシャ時代の前時代てき文明ですね。青銅器時代文明。ミノタウルス神話で有名。
本物のパリジェンヌはイクラリオン古代博物館にあるそうです。
ここも行ってみたいわ~
つづいてペルセウスとアンドロメダ
ラコニア陶器
アルケシラス王
アルケシラスはキュレネの王です。
ギリシャ都市キュレネは以下
龍の口から吹き出されるイアソン
イアソンはイオルコス王の息子
とまぁ古代系はこんな感じです。
なかなかココだけでも見ごたえがありますね。
なんか行ってみたいところが増えましたよ。
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