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2018年7月18日水曜日

【讃岐 阿波の旅 大塚国際美術館編】バロック

さてもう有名どころしかない大塚美術館ですが
ルネサンスを通り過ぎバロックに差し掛かってます。

さてバロック

よく聞く言葉ですよね?
バロック様式の建築
バロック音楽
などなど
でもさ
結局バロックって何よ?
といわれて答えられる人っていないとおもうんだよね。

美術好きな私だって要わからん...
まぁ何にせよとにかくバロックって言うんだからバロックなんだろ?
ということで今回はバロックです。








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バロックというとなんとな~くだけど


ドイツ 影の描写 レンブラントという印象があります。
なんだろうね?あってるのかな?

ルネサンスで華やいだ芸術や思想は徐々に違った形に変化していくわけですよね。
このころから人々の日常が描かれてくることになります。


裸を描きたい!昔の神様を復興してもいいじゃないか!
との思いもまだ残っています。



ただし女性の姿は少しずつふくよかに変わっていきますが...

まぁ裸を描きまくったエロマンガ家たちは徐々にそれに飽きてきて違った手法を用いたくなるというのでしょうかね...?
ルネサンスで遠近法などが確立し始めたんだけどそれが完成期に入ってくるのがバロックとでも言うのでしょうか?
より写実主義的に変わってきて実物に近く、写真のように描くというのがバロック期のような感じがします。
それに対象が皇帝や聖職者だった中世から王侯貴族や裕福な商人達に移っていったルネサンス期から徐々に庶民にまで目を向け始めたのがバロックという感じでしょうかね?
より現実味を出すために使われた手法が光と影の対比です。
レンブラントの夜警などはまさに光と影の芸術というべきでしょうね。




そしてルネサンス期ではまだ美術はシンメトリー的な描き方だったのが徐々にその状態を崩していきます。
人の日常から生物画なども描かれていきました。


ここでは少女たちがデッサン模写練習をしていました。
自宅のちかくでこういうデッサン模写などができる美術館があるのはいいですね。


そして日常の風景。


当時の世界が生々しくリアルに描かれています。
写実的なので写真が無くても当時がわかるのがいいですよね。







それがバロック期という感じですかね?

マンガで言えば手塚治虫や藤子不二夫、赤塚不二夫などが出てきたルネサンス期
に対して大友克洋が出てきたバロック期という感じでしょうか?
大友も光と影を多様していますね。

そしてベラスケス。


宮廷画家であるベラスケスは王家の肖像画も飾らず、リアルに描いています。
これは皇女マルガリータを描いたものだが
その周囲まで巻き込んで描いている。




ベラスケス自身までちゃっかり入っているんだから笑えます。

その中のマルガリータはなんとも色白で小さくかわいらしい。
しかしどこと無く病的じゃありませんか?


そのとおりなんです。
ハプスブルグ家スペイン王フェリペの一家は外部の血を入れることなく、身内同士の婚姻を繰り返したため。



このようにどんどん血が悪くなっていくのです。


皇太子バルタサール・カルロスの肖像がにいたってはなんとなく命が風前の灯のようにすら見えます。




中野京子さんの本で「怖い絵画」がありますがその中で詳しく紹介されています。


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さて絵画は歴史の大物を描いています。


こちらは宰相リシュリュー。



ルイ13世から宰相になっています。年代は1585年~1642年。
徳川家康が天文11年(1543年)~元和2年(1616年)です。

こちらはルイ14世。



太陽王と呼ばれた王ですね。1638年~1715年。
ちなみに日本の太陽王とも言える徳川家光は慶長九年(1604年)から慶安四年(1651年)です。


この絵画がロココの走りだといいます。

そして登場するのが...
リューベンスです。

宗教を題材とした作品



ギリシアを題材にしたもの



など多数ありますがやはり徐々に女性がふくよかに変化していっています。
まさに美の変化ですよね。


マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸



いよいよか!?といった感じですが空想と現実が混同した作品ですね。
ルイ13世の母后であるマリー・ド・メディシスの船を引っ張る空想の生物ニンフ。
あたかも実際にあったかのように描かれているのが面白いですね。
この空想と現実の混同が徐々にロココに反映されていくわけですよね。

そしてリューベンスといえば...
これや!


そう あの フランダースの犬でネロが最後に見たあの絵画...



因みに建築においてバロックというと渦巻きとこてこての装飾だそうです。
あと複雑怪奇w くねくねしているとか何とか...
まぁいろんな表現はありますが要は躍動感がある演出をされているのがバロックだそうです。

まぁ時に僕なんかはついついバロックとゴチックがごっちゃになってしまうんですが
ゴチックはとんがり帽子と覚えておくといいといわれたことがあります。

それとバロックがドイツというのはなまじ間違いではないようで
当然当時の人たちは自分達がバロック形式の思想にのっとって芸術や建築を仕立て上げているとはおもっていないようで後々の学者がバロックと名づけたのですが、このバロックという言葉を当てはめたのは諸侯が林立していたドイツにおいてだそうです。

要はより自然体に進んでいったのがバロックですが徐々にそれが行き過ぎていき



豊満やエロティシズムももっとグロテスクに変化していきます。



おっぱいのある男性の絵画を見たときにはもう笑うしかありませんでしたw
まぁそりゃ日本のエロマンガもどんどん過激からグロテスクに変容していきましたから当然といえば当然なんでしょうね。まぁ同じことやってても飽きるしね...

女性も徐々に美しさから離れてふてぶてしさまで表現されていきますw
人間の本質を見始めてきたのでしょうか?


今までの構図を変化させていく画家も増えていきます。



マリア様の雰囲気もすこしづつ変化していきます。



そして徐々に一人に焦点を当てるのではなく大衆に焦点を当てていく作品も増えていきます。







そして大塚美術館でグロッタ(人工的に造られた洞窟)と称される場所には...







バロックで花開いた少し奇妙な流れの究極ともいえるジュゼッペが登場しますw


さて本来ならここでちょっとティータイムといくのですが...


一旦バロックだけ終わらせてしまいますね。
階数は一階上がり、地下一階のバロックの締めくくりとして現れるのが...

ゴヤ です。





なんとなくどんどんロココの雰囲気に流れていきます。

カルロス4世の家族



みて...この美人でない王家...
フォトショかこうをせず 素でいこうとしたゴヤの心意気を感じます。


そしてゴヤといえば...
ハマ!





うーん とうとうここの領域まで着ましたね。
まさに妄撮w



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さて続いてゴヤの家なるものの展示が...
実はゴヤ怖い絵をも色々描いているんですね。
彼の家はそれこそお化け屋敷ということでゴヤの家です。






恐怖のゴヤの家を抜けて再びゴヤの展示会場へ...
そこには美しい貴婦人が...



そして...


どうです?どんどん画風がロココに流れていきますよね。




そしてどんどんぶくぶくと特権階級の人々は肥えていき...
いよいよロココへと進んでいくわけですね。

ということで今回はここまで...







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