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2018年7月14日土曜日

【讃岐 阿波の旅 大塚国際美術館編】中世エリア

中世...

ヨーロッパにおける中世というと暗黒時代
なぜならばキリスト教に毒された時代といえなくない
あまりに行き過ぎた宗教理念が暴走に繋がりやすい
ちょっと危険な時代...

その宗教にがんじがらめになった中世をテーマにした区分です。






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スクロヴェーニ礼拝堂

ここはね すばらしいよ...
まさに青の世界...


このスクロヴェーニ礼拝堂はイタリアのパドヴァにある礼拝堂で1305年に完成したそうです。いわばサラ金で財を成した一族のエンリコ・デッリ・スクロヴェーニが建設した礼拝堂です。キリスト教下での金融業はいわば穢れとされその贖罪のため資財を投げ打って建てたそうだ。





天上を見上げると もうそれもすばらしい。


素敵ですよね~
でもさすが成金が作っただけあって
絢爛豪華w



壁面にはキリストの生涯が描かれているようです。
1305年といえば足利尊氏が室町幕府の初代将軍になってます。

いやー ココはすばらしい。
行きたいね~

このすばらしい空間を出ると


こんなものもあったりして...w



皇妃テオドラ

皇帝ユスティニアヌス




東ローマ帝国が最大版図を築いたのがこのユスティニアヌス帝です。
ローマ帝国の復興とまで言われましたが
543年のペスト大流行でイケイケどんどんの東ローマ帝国の力も衰退していくことになります。

善き羊飼い


上三つの作品の本物は全てイタリアラヴェンナにあるサン・ヴィターレ聖堂に所蔵されています。東ローマ統治時代のイタリアでラヴェンナでは総督府が置かれておりその時代の6世紀に建築された建物。
その後東ローマの統治が終了したイタリアでは本国での聖堂破壊運動が免れて残ったという貴重なヴィザンチン形式の建物となっています。



つづいて外に出てみましょう。


そこには
聖テオドール聖堂
があります。



これはトルコにあるカッパドキアにあるらしいです。


カッパドキアとはトルコのシリア近くにある地下都市、石窟寺院の総称だそうです。
迫害を受けたキリスト教徒が地下に穴を掘ってそこで生活と宗教儀式をしていたといいます。ということは本当に古い時代のキリスト教遺跡ということになりますよね。




地面も土というか砂というかそういうのでひきつめられてます。
雰囲気出てますね~

続いて室内展示に戻りましょう。

このようにデデンと色々な作品が展示されています。


中世。この頃ってのは本当に宗教と戦争の時代。
絵画といえばキリスト教関連ばっかりって感じです。
しかもまだ絵画技術も乏しい時代なので
子供の絵程度の絵画になってしまっている点が
逆に味わいを感じますw

下はルーブル美術館所蔵 キリストと聖メネス


中世は西ローマ帝国の滅亡から東ローマ帝国滅亡までの約1000年間を指すようです。
自分的には西ローマ帝国滅亡からルネサンスまでを中世と呼びたいかな?



こちらは
聖母子


なんとなくアラビア風な雰囲気なのは
はじめキリスト教が広がったのは中東だったからかな??
色合いも綺麗だよね。
んで素朴。

確かに暗黒で荒々しい時代だった中世ですが
美術文化としては素朴のままですがなかなか素敵です。

しかし笑えるのがこの驚いたようなキリストの絵w
二昔前のギャグ漫画の絵のようw


まぁこの頃の画家といったら
このようにキリストを描いていた僧侶たちで
専門の画家だったわけじゃないというところがミソですね。

以下は十字架上のキリスト
描いたのは聖フランチェスコの画家だそうで
1200年代の作品。
既に国によってはルネサンスの奔りが始まった頃なので
手法もどんどん高度になってますね。



マエスタ(荘厳の聖母) マチェスタ 1200年代末




以下は
「我唯一の望みの」(「一角獣を従えた貴婦人」)
パリ クリニュー美術館 所蔵
タピスリー

1500年代の作品でココまで来ればキリストの絵ではないですね。
まぁルネサンス真っ只中、宗教の力は弱まり
ココあたりから絶対王政が始まってくるわけです。



この絵、一部のアニメファンには結構有名かな?
ガンダムUC で使われているのはこの絵ですね。というかタピスリー 絨毯みたいな感じ
壁掛けですけど...w



マエスタ(荘厳の聖母)の裏側だそうです。
ドゥッチョの作品。




とこんな感じです。

さて次回からは
いよいよ 芸術の大爆発!
ルネサンスに突入しまっせ!

中世というと僕が思い出すのはこの映画...


なかなか楽しい映画です!

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